部屋を借りようと思った時、一般的にはアパートやマンションへの入居を検討します。
確かにそれも選択肢の1つですが、必要な期間だけ入居できる「短期賃貸物件」と呼ばれるタイプもあります。
短期賃貸物件がどのような物件なのかわからない人や、利用を検討している人向けに、今回は短期賃貸物件の魅力や注意点などを詳しく解説していきます。
Contents
短期賃貸物件とは?
はじめに、短期賃貸物件とはいったいどのような物件なのか、特徴や種類についてご紹介します。
短期賃貸物件の特徴
短期賃貸物件とは、その名の通り短期間借りられる物件を指します。
期間は滞在者によっても異なりますが、大体1週間~数ヶ月単位で提供されることが多いです。
ホテルよりも長く滞在したいものの、1年以上契約をする必要がない場合は短期賃貸物件を利用するのが適しています。
短期賃貸物件の種類
短期賃貸物件には、いくつかの種類があります。
どのような種類があるのか把握しておくと、いざ入居する時にどこを選んだらいいか決めやすくなります。
・短期賃貸マンション(マンスリーマンション)
短期賃貸マンションは、マンスリーマンションと呼ばれることもあります。
また、ウィークリーマンションも短期賃貸マンションに含まれる賃貸物件です。
契約期間が1週間~数ヶ月と短いのが特徴です。
希望する期間だけ滞在できるので、出張などで利用されるケースが多くなっています。
家具や家電も揃っているため、すぐに入居できます。
また、光熱費が料金に含まれているケースも多く、そのような場合は定額払いになるのも短期賃貸マンションならではの魅力です。
・民泊
民泊は、個人宅の一部や別荘、空いているマンションの部屋などを宿泊施設として貸し出す方法です。
2018年6月15日に住宅宿泊事業法が施行され、新法の民泊・旅館業法の民泊・民泊条例の特区民泊という3種類の民泊施設が存在しています。
年間営業日数の上限など制限はありますが、滞在先の選択肢として視野に入れる人は少なくありません。
1泊から借りられるので、超短期の滞在にも適しています。
もちろん、数日~数ヶ月滞在することもできるので、幅広い用途で利用できます。
観光地の主変で一軒家を貸し出しているケースや都心部でマンションの一室を丸ごと化しているケースなどがあるので、周辺環境や整っている設備は千差万別です。
ホテルや旅館の代わりに滞在する場所としてイメージするとわかりやすいでしょう。
・シェアハウス
シェアハウスは、1つの建物内に共有スペースと一人ひとりの居室があります。
プライベートな空間を持ちながら、ゲストハウスなどのように同じ建物で寝泊まりしている人とコミュニケーションを楽しめます。
シェアハウスの場合、ベッドはあるけれど寝具や収納家具などは自分自身で用意しなければいけないケースがほとんどです。
初期費用に関しては、アパートやマンションよりも抑えられるので、利用を考える人が増えているのです。
そのため、比較的若い世代から支持されています。
最近は、経済的な理由だけではなく、生活の在り方やコミュニティを重視してシェアハウスを選択する人も増えつつあります。
INA&Associates Inc.は、不動産、IT、投資などにおける専門性と技術を活かし、「不動産」×「IT」を実現するために発生する、複雑な事柄に真摯に向き合い、”不動産をもっと分かりやすく。住まいを探されている方にとってもっと使いやすく。取引をもっとスムーズに。” 不動産×ITで独自の価値をお客様に提供することを目指しています。
短期賃貸物件の魅力
短期賃貸物件は、長期滞在を前提としたアパートやマンションとは違った魅力を持っています。
短期賃貸物件ならではの魅力をご紹介していきましょう。
家具・家電が揃っている
短期賃貸物件は、家具や家電が揃っているところが多くなっています。
まるでホテルに泊まるかのように少ない荷物で引越しが可能となります。
気軽に引越しするかどうかを決められるのが嬉しいと感じる人もいるでしょう。
生活に必要な冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの家電を揃えようとすると、中古品でも5万円以上かかってしまうケースが多いです。
仮住まいとして利用するなら、その部屋に合わせたインテリアを用意するのも憚られます。
そのため、あらかじめ家具や家電が設置されているのは大きな魅力となります。
家具や家電を揃えなくて良ければ、引越しにかかるコストも抑えられるというメリットも享受できるでしょう。
自分で好きな家具や家電を揃えたい、こだわりのブランドがあるなどといった場合は、短期賃貸物件だと満足度が下がってしまう可能性が高いと言い換えることもできます。
それでも、引越しのコストを抑えられるので、金銭的な面を優先的に考えたい場合は短期賃貸物件の利用を検討する価値は大いにあるでしょう。
初期費用を安く抑えられる
一般的な賃貸物件の場合は、入居時に敷金や礼金がかかります。
つまり、家賃以外にも初期費用がかなりかかってしまうのです。
敷金や礼金の金額はエリアによって異なりますが。家賃の1~2ヶ月分かかるケースが多く見られます。
さらに、不動産管理会社の支払わなければいけない仲介手数料が家賃の0.5~1ヶ月分程度かかります。
一方、短期賃貸物件は敷金や礼金が無料というパターンが主流です。
初期費用がかからなければ、より気軽に引越しを決められるでしょう。
また、電気代やガス代、水道代などの光熱費が定額または家賃に含まれています。
うっかり使い過ぎて光熱費が増えてしまう心配がありません。
インフラの手続きが不要
インフラの手続きが不要という点も、短期賃貸物件ならではの魅力として挙げられます。
一般的な賃貸物件だと、電気やガス、水道などの回線手続きをしなければ入居してもしばらく使えないといった状況になってしまいます。
そうなってしまうと非常に不便ですが、短期賃貸物件であれば万が一忘れても問題なく利用できるのです。
なぜかというと、短期賃貸物件は入居者の入れ替わりに関係なく常に開栓されているからです。
そのため、入居者自身が何らかの手続きをする必要がなく、入居してすぐに電気やガスなどを使えるようになっています。
退去する際も閉栓の手続きがいらないため、引越し時の負担も軽減できます。
ただし、短期賃貸借契約では水道代や電気代、退去費用などを入居前に一括前払いしなければいけないという仕組みになっているケースも多いです。
その場合、入居前にある程度まとまったお金が必要になるのであらかじめ確認しておきましょう。
また、契約の途中で退去する場合は違約金が発生することもあるので、それに関しても契約の内容をしっかりと確認しておく必要があります。
審査が通りやすい
短期賃貸物件の魅力には、審査が通りやすいという点も挙げられます。
一般的な賃貸物件は、契約期間が2年以上になるので信用力が低い人には貸したくないと管理会社やオーナーは考えます。
そのため、入居時の審査が比較的厳しくなっているのです。
しかし短期賃貸物件の場合は、短期的な利用が前提となっているので従来の賃貸物件より厳しくチェックしていません。
厳しくチェックしていないからと言って物件のレベルが低いのかと問われると一概にそうとは言えないのも特徴の1つです。
最近は、幅広いニーズに応えられるような物件が増えています。
女性向けにセキュリティを強化したり、ペットと一緒に暮らしたりできる短期賃貸物件もあります。
色んな部屋のタイプを試せる
短期賃貸物件の中には、ハイグレードなマンションもあります。
従来の方法だと借りられないようなグレードが高いマンションが賃貸に出されている場合もあるので、試しに高級なマンションで生活することもできます。
また、部屋数が多い物件であればシェアハウスのように使うことも可能です。
短い期間で契約をして気軽に引越しができる短期賃貸物件だからこそ、このようなサービスを提供できていると言えます。
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短期賃貸物件の活用シーン
短期賃貸物件は、長期的な入居を前提とした物件ではありません。
では、どのような時に活用されるのでしょうか?
続いては、短期賃貸物件の活用シーンをご紹介していきます。
中長期の出張・研修
1週間以上の中長期出張や研修が多いサラリーマンは、短期賃貸物件をその際の滞在場所として有効活用しています。
ホテルに滞在するケースもありますが、それでは外食が多くなってしまいます。
外食が多くなると、金銭的な負担も大きくなってしまいますし、栄養バランスを考えた健康的な食事も難しくなってしまうものです。
一方短期賃貸物件なら、アパートやマンションで生活をするので自炊がしやすくなります。
自宅と同じように生活できることから、金銭的な面や健康面を考慮して短期賃貸物件を選択しているのです。
中には、新人研修の期間だけ短期賃貸物件を借り上げている会社もあります。
アパートやマンションだと長期的に契約をしなければいけませんが、短期賃貸物件なら1ヶ月程度の借り上げなども可能です。
費用や管理コストを踏まえた上で、効率的に住まいを提供する方法として短期賃貸物件が取り入れられています。
受験・就活
大学受験や就職活動の際に、短期賃貸物件を利用するケースも比較的多く見られます。
地方出身で都市部の大学をいくつか受検する高校生が試験の期間中に滞在する場所として選ばれています。
早めに入居すれば、試験会場までの行き方や道のりをあらかじめ確認しておくことができ、試験までの追い込みを一人で黙々とできる環境が整うからです。
時間的な余裕や精神的な余裕も生まれやすくなるでしょう。
また、就職活動で都心部の企業をいくつも受けたいと考えている時にも、短期賃貸物件はおすすめです。
短期賃貸物件で生活すると、将来的に一人暮らしをするとなった時にも経験が役立ちます。
建て替えやリフォーム時の仮住まい
建て替えやリフォーム時の仮住まいとして短期賃貸物件を活用するケースも多いです。
一般的な賃貸物件だと、短期間の契約を前向きに考えていないオーナーが多く、利便性などを考慮するとベストな物件を見つけられない可能性が高いです。
短期契約の交渉をして契約できたとしても、敷金や礼金は通常の契約と同額となります。
一方、短期賃貸物件の場合は短期的な入居を前提としているので問題なく契約できます。
幅広いニーズに応えられるような物件も増えているので、選択肢も広がるでしょう。
そのような理由から、建て替えやリフォームの仮住まいとして短期賃貸物件を利用するケースが多くなっています。
長期旅行
長期的に旅行をする際、ホテルに宿泊するとコストがかかってしまいます。
宿泊費以外にお金を使いたいと思っても、ホテルでの滞在だとそれも難しくなってしまうでしょう。
しかし、短期賃貸物件を活用すれば宿泊代を抑えられるので観光や食事にお金を使いやすくなります。
アパートやマンションに滞在となるため、自炊することも可能です。
地元の食材を使って自炊を楽しみたい場合にも短期賃貸物件は向いています。
一人暮らしする時
初めての一人暮らしで短期賃貸物件を選択する人も多いです。
家具家電を揃える必要もないので、初めての一人暮らしにも最適です。
ひとまず短期賃貸物件に入居し、大学生活や社会人生活がある程度落ち着いてから、気に入る物件を探し回るのも良いでしょう。
慌てて物件を探し、契約を急いでしまうと、何らかの不満を覚える可能性も高いです。
それで後悔するのは非常にもったいないので、まずは短期賃貸物件で生活を始めてみるというのは得策だと言えます。
同棲前にお試しで住みたい時
同性前のお試し期間に短期賃貸物件を利用するのも良いでしょう。
どれだけ仲の良いカップルでも、一緒に暮らし始めたら嫌な部分が目立つようになることも珍しくありません。
賃貸物件を契約すると、万が一上手くいかなくなった時に契約などに関するトラブルも生まれやすくなります。
そのような事態を回避するために、まずは短期賃貸物件でお試し同棲をするのはお互いのためにもなるでしょう。
入院などの付き添い
里帰り出産が難しい娘の通院や入院を実の両親がサポートするために、短期賃貸物件を利用する場合もあります。
娘夫婦が暮らしている家に滞在するのが難しいこともあるので、短期賃貸物件は重宝します。
ホテルに滞在するよりも経済的な負担が抑えられる点も、短期賃貸物件が選ばれる理由の1つです。
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短期賃貸物件を借りる際にチェックしておきたいポイント
マンスリーマンションや出張時など短期間の賃貸物件を借りる場合、普段とは違うことがいくつかあります。
ここでは、短期賃貸物件を借りる際のチェックポイントをご紹介します。
事前に周辺環境をリサーチしておく
短期賃貸物件に限らず、初めて訪れる土地だとどこに何があるのかわからないことも多いでしょう。
そこで最初にチェックしておきたいのは周辺環境の情報です。
マンスリーマンションやウィークリーマンションの場合、周辺の環境がどのような状態なのか、事前に情報を得る機会が少なくなります。
本来、自分が住む前に電車やバスなどの公共交通機関の利便性や、車通りなどによる騒音、臭いが気になりそうな場所の有無やハザードマップなどを調べてから契約をします。
しかし、マンスリーマンションやウィークリーマンションなどの場合は、短期間なのでここまで調べないケースもあります。
入居後の生活がイメージしにくいだけでなく、通勤や受験時に予想以上の時間がかかってしまう場合もあるので、事前に周辺環境をリサーチしておきましょう。
その場に足を運ばなくても、マップサービスなどのアプリやツールの利用によって、どのような地域なのかを知ることができます。
最寄り駅の混雑状況や周辺のコンビニ、生活必需品を販売する店舗や飲食店など、必要な情報を知っておくと利便性も高まるのでおすすめです。
設備や備品を確認しておく
短期賃貸物件を借りる際には、物件の構造や設備に関しても確認しておきましょう。
特に確認したいポイントは以下の点です。
・物件の構造
短期賃貸物件では、どのような構造で建てられているのかをチェックしましょう。
近年、地震や水害などの自然災害の発生率が高くなっています。
自分の身を守るためにも、建物がどのような構造になっているのかを知っておくと安心です。
・調理器具
短期賃貸物件の場合、全てを外食で済ませる方もいるかもしれません。
しかし、自炊を中心に考えている場合は調理器具などの設備や備品の有無を確認しておくと安心です。
短期賃貸物件では、調理器具や食器などをセットでレンタルするプランを設けている所もあります。
レンタルであれば、購入する費用も手間もかからないので利用すると便利です。
・消耗品
トイレットペーパーやティッシュボックス、洗剤やゴミ袋などの消耗品は、生活に必要なアイテムです。
短期賃貸物件の設備や備品として含まれているか、必ず確認しましょう。
マンスリーマンションなどでは、これらを含めたオプションプランなどを設けている所もあります。
また、掃除に関しては定額サービスとして実施している場合もあるので事前にチェックしましょう。
しかし、タオルや歯ブラシなど衛生的なものに関しては自分で用意するのがおすすめです。
・家具や家電
短期賃貸物件は、テレビやベッド、洗濯機や冷蔵庫などの家具や家電を設置していることが多いです。
他の家具や家電に関しても、付帯されているもの、追加オプションになっているものなどがあります。
物件によって内容が異なる可能性が高いので、事前にどこまで設置されているかを確認しましょう。
・宅配ボックスの有無
不在時間が多い場合に便利なのが宅配ボックスです。
地域によっては帰宅後に配達業者が来ない場合もあるので、宅配ボックスが設置されているとさらに利便性が高いでしょう。
・インターネット環境
短期賃貸物件をチェックする際に欠かせないのが、インターネット環境です。
現在は多くの物件でインターネット対応を行っていることがほとんどですが、中にはポケットWi-Fiのレンタルなどを行う所もあります。
特に仕事でインターネット環境が欠かせない場合は、この項目のチェックが必須でしょう。
・セキュリティ関連
マンスリーマンションでも女性の場合は、セキュリティ対策の内容を知っておきましょう。
短期賃貸物件の場合、階数が記載されていない、簡単な内容しか書いていないというケースもあります。
不動産会社や運営会社に確認し、特に対策が取られていない場合は1階を避けたり、窓がある部分を確認したりしましょう。
INA&Associates Inc.は、不動産、IT、投資などにおける専門性と技術を活かし、「不動産」×「IT」を実現するために発生する、複雑な事柄に真摯に向き合い、”不動産をもっと分かりやすく。住まいを探されている方にとってもっと使いやすく。取引をもっとスムーズに。” 不動産×ITで独自の価値をお客様に提供することを目指しています。
短期賃貸物件に入居するまでの流れ
短期賃貸物件への入居前には、いくつかの点をチェックしておき、問題がなければ入居へと進めていきます。
ここでは、入居までの流れについて解説していきます。
物件を探す
短期賃貸物件を借りることになった場合、最初に希望の地域で物件を探します。
不動産会社や、マンスリーマンションなど短期賃貸物件を取り扱っている会社のホームページなどから条件に合った物件をチェックしていきます。
物件探しでは、最初に交通の利便性に注目して探すのがポイントです。
最寄り駅の沿線付近や駅からの距離、家賃の価格などを考え、許容できる範囲内かどうかで絞り込んでいくと良いでしょう。
その後、バスとトイレ別や家具や家電など設備の充実、セキュリティ対策など自分なりの条件に適した物件を探していきます。
気になる部屋が見つかったら、不動産会社や短期賃貸物件を取り扱っている会社に連絡して空室状況を確認する流れです。
一般的な物件探しの場合、最低でも1回は内見をすることがほとんどですが、短期賃貸物件の場合は内見などをせずに部屋を確保します。
そのため、早急な入居に対応できるのも短期賃貸物件の特徴ということです。
今はインターネットで問い合わせや申し込みまでを完了するケースも少なくないので、急な入居にも対応できます。
その一方で、部屋の仮予約のようなものはできません。
連絡した時点で部屋の確保という状態になるので、確実に申し込みや契約をする意思がある時に確保しましょう。
申し込み・契約する
短期賃貸物件の空室状況が確認できたら、申し込みの手続きを行います。
申し込み時には、身分証明書などが必要です。
法人契約であれば、名刺のコピーや会社の概要がわかる資料が求められます。
必要書類に関しては、各会社で専用の書式や用意する書類が異なります。
ここで、簡単に個人契約と法人契約の必須項目を解説しましょう。
・個人契約の場合
個人契約の場合、名前、住所、生年月日、連絡先、勤務先の情報、利用目的について記載します。
成人でないと契約できないため、受験などの場合は保護者の情報が必要になります。
このような場合、契約者と入居者が異なるため、両者の情報を記載し、契約者との続柄も書かなければなりません。
また物件を借りる際に仕事をしていないと、審査で落とされてしまう可能性があるので、求職中などで一時的に借りたい場合などは相談してみましょう。
他にも個人契約の場合は、連帯保証人の記入が必要なケースが多いです。
一般的には契約者の3親等以内で保証人を用意しなければなりませんが、場合によっては不要な業者もあります。
もし連帯保証人が必要な場合は、名前、住所、生年月日、性別、連絡先、勤務先の情報、契約者との関係などの情報が求められます。
・法人契約の場合
法人契約の場合、個人契約とは異なる情報が求められます。
法人の場合、書類に記載するのは会社名、会社の住所、連絡先、利用目的などです。
入居者とは別の担当者を契約者とする場合もあります。
この場合は、担当者の在籍する部署や連絡先などを記載します。
また、法人契約では入居者の情報を全て業者に伝えておくのが条件です。
入居者が複数いた場合は、それぞれの部屋を借りる人の名前、住所、生年月日、性別、連絡先、勤務先の情報、契約者との関係などが必要です。
保証人などは不要ですが、各個人の情報が求められます。
費用の振込が完了したら入居
契約書での必要項目の記載が終わったら、費用の振込を行います。
この費用の内訳は、期間中の賃料、光熱費、管理費などです。
他のサービスやプランを利用する場合は、これらの費用が加算された金額になります。
家具や家電、生活必需品などのレンタルを別の業者に依頼した場合は、その業者に対しての支払いが必要です。
一括で済ませたいなら、短期賃貸物件を取り扱う業者のプランを利用しましょう。
また、一般的な賃貸物件のような敷金や礼金、仲介手数料などは不要です。
マンスリーマンションなどの短期賃貸物件では、利用料金を一括で前払いするのが基本です。
そのため、契約書に記載されている金額を振り込んで初めて入居できます。
法人の契約の場合は、一般的な賃貸物件と同様、毎月の支払いでも可能なケースがあります。
事前に業者と話し合いでも決められるので、確認しておきましょう。
費用の振込は、銀行振り込み、クレジットカード決済、コンビニ決済などが主流です。
契約書の確認、費用の振込が終了したら鍵を受け取ります。
なかには、鍵ではなく、暗唱番号や自分のスマホが鍵になる場合もあるので、万が一のトラブルや破損などが生じた際の連絡先などを聞いておきましょう。
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短期賃貸物件を利用する際に注意すべきポイント
短期賃貸物件を借りる際にチェックしたいポイントや、入居までの流れについて説明してきました。
ここからは、短期賃貸物件を利用する際に注意したいポイントを解説します。
内見が行えない
上記でも少し説明しましたが、一般的な物件と違って部屋の内見をすることができません。
特に短期賃貸物件を中心としている場合、直前まで入居者がいるという理由で内見ができないのが正直な理由です。
物件の確認は、事前にホームページ上などに掲載されている写真でしか見ることができません。
そのため、実際に部屋に入ってからイメージと違う、思ったよりも狭く感じたということもあるでしょう。
さらに階数を知ることができないケースもあり、セキュリティ対策の面で不安を抱える可能性もあります。
このような場合は、内見できない代わりにホームページ上の写真を確認する、また担当者に直接連絡して詳しい情報を得るのがおすすめです。
他にも設置されている家具や家電が記載されているものの、これらが最新型であるとは限りません。
使い勝手の違いや不便さを感じるかもしれないので、この内容についても確認しておくと安心でしょう。
賃料は一括払い
短期賃貸物件は、基本的に賃料が一括で先払いのシステムを取り入れています。
そのため、利用期間毎月支払うのではなく、事前に利用する期間に必要な金額を全て支払わなければなりません。
長期間になればなるほど、最初に必要な金額が高くなります。
また、賃料の他に管理費や退去時のクリーニング代、鍵の交換費用を求められる場合もあるので、契約時に退去時の費用についても相談しておきましょう。
別途料金が発生する可能性もある
短期賃貸物件では、電気、水道、ガス代などの光熱費を含んでいる物件もありますが、別途料金が生じる物件もあります。
特に夏や冬などは別途割り増し料金が加算される場合もあります。
他にも定額契約であっても想定範囲以上の使用により、追加費用を求められる場合もあるので注意しましょう。
さらに、レンタルなどの追加オプション料金に加えて、インターネット使用料金、キャンセル時などでも別途料金が必要になる可能性も高いです。
例えば契約期間中に物件から退去しなくてはいけなくなった場合でも、前払いした賃料が返ってくるとは限らないので注意してください。
また、入居する人数によっては追加料金が発生する可能性もあります。
1人あたりの割り増し料金はもちろん、寝具セットの追加レンタルや光熱費・クリーニング費用などが後から割り増しされるケースもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
住民票は移せない可能性が高い
短期賃貸物件を利用する際、住民票を移せない可能性があります。
所在する市区町村によって変わってきますが、住民票を移せなかった場合は市区町村で取り組んでいる行政サービスが受けられません。
また、住民票を求められる場合は以前住んでいた市区町村から取り寄せる必要があります。
特に短期賃貸物件として民泊を選んだ場合は住民税が移せないので注意してください。
あまり知られていませんが、住民票を移したいと考えているなら市区町村に問い合わせてみましょう。
まとめ
今回は、短期賃貸物件の特徴や種類、魅力やどのようなシーンで活用できるかをご紹介してきました。
出張や受験、リフォームや付き添いなどでも利用できますが、物件選びにはいくつかのチェックポイントを元に探すのがおすすめです。
特に短期賃貸物件は仮契約や内見できないケースが多いので、事前に不動産会社に確認しておくと安心です。
今後、短期賃貸物件を検討しているなら、これらの点を考慮して物件選びを進めてください。