ルームクリーニングは、掃除のプロに依頼し家をきれいにしてもらえます。
“ハウスクリーニング”と呼ばれる場合もありますが、どちらも同じ意味になります。
普段から行っている掃除とは違い、洗剤を使い分けたり専用の道具を使ったりするため、仕上がりは非常にきれいです。
しかし、ルームクリーニングを利用するにはお金がかかるので敬遠しているという人もいるでしょう。
今回は、ルームクリーニングの相場やコストを抑えるためのポイントなどについて徹底的に解説していきます。
Contents
ルームクリーニングとは?
ルームクリーニングは、専門業者が手掛けるパターンと家事代行業者が手掛けるパターンがあります。
まずは、それぞれの特徴からみていきましょう。
専門業者が手掛けるルームクリーニングの特徴
専門業者が手掛けるルームクリーニングは、専門的な知識を持ったスタッフが行い、特殊な洗剤や道具を使うケースが多いです。
使用される道具には、高圧洗浄機や風呂釜配管用の洗浄機材、業務用の高温スチームクリーナー、自動床洗浄機、ポリッシャーといったものがあります。
汚れに合わせて適切な洗剤や道具を選び、作業をしてくれるのです。
そんな専門業者が手掛けるルームクリーニングの特徴などをご紹介します。
・特徴
専門業者がルームクリーニングを行う場合は、前述したように汚れの状況や種類に合わせて専用の道具や洗剤を使用します。
費用は、間取りや掃除する場所によって変動します、
時間は無制限としている業者が多く、普段の掃除では落としきれなかった汚れもきれいにしてもらえるのです。
専門的な教育を受けたスタッフが作業を行うので、エアコンの分解掃除など手間がかかる作業もお願いできます。
しかし、掃除に特化したサービスを提供しているので他の家事と合わせてやってもらうことはできません。
・作業の内容
専門業者にお願いすると、見た目だけではなく長期的なスパンで見た時に清潔感を維持できるような清掃をしてくれます。
徹底的にキッチンやトイレ、お風呂などをきれいにしたい時におすすめです。
エアコンのクリーニングは2~3年に1度、窓やサッシは1年に1回といったスパンでお願いするときれいな状態を維持しやすくなります。
・メリットとデメリット
専門業者に依頼することによる最も大きなメリットは、仕上がりが家庭清掃とは段違いにきれいにしてもらえる点です。
普段の清掃も楽になるため、例えば赤ちゃんを家に迎えるためにきれいにしておきたい、自分で掃除しても思ったような仕上がりにならないといった場合にも向いています。
しかし、家事代行業者のサービスよりもコストがかかってしまうのはデメリットです。
特に大掃除の時期である12月や引っ越しシーズンの2~3月の繁忙期は混み合っているので、日程調整に手間がかかる可能性もあります。
・家庭清掃とは何が違う?
専門業者に依頼すると、家庭清掃では落としきれなくて諦めていた汚れにも対応してもらえます。
傷が付いてしまった壁紙の補修やフローリングのワックスがけなど家事代行業者では難しい作業もお願いできます。
自分で掃除するだけでは物足りないと感じている人は利用してみると良いでしょう。
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家事代行業者が手掛けるルームクリーニングの特徴
家事代行業者にルームクリーニングを依頼することもできます。
掃除をできないほど忙しい、来客があるから家の中をきれいにしておきたいといった場合に利用されるケースが多いです。
掃除だけではなく、他の家事もお願いできるという点が専門業者との大きな違いです。
・特徴
家事代行業者の場合は、自宅で普段使っている清掃用具や洗剤を使って掃除します。
掃除用具がない時は買ってきてもらうこともできますが、基本的には依頼者が準備しなければいけません。
家事代行サービスの一環として作業を行うため、料金は「1時間あたりのサービス料+交通費」となるケースが一般的です。
業者にもよりますが、1ヶ月に1回など定期的に来てもらうことも可能となっています。
きれいな部屋を維持したいなら定期的にお願いするのが良いでしょう。
・作業の内容
内容は、普段私たちが行っている掃除と同じです。
掃除機をかけたり、フローリングにモップをかけたりします。
普段の掃除の延長だと思えるなら、家事代行業者によるルームクリーニングは魅力的なサービスだと言えます。
しかし、ゴミがたくさんあって床が見えなくなっている、汚れやカビがひどすぎるなどといった場合は、人手や特殊な機材が必要になるので断られてしまう可能性もないとは言い切れません。
・メリットとデメリット
家事代行業者に依頼するメリットとしては、掃除以外に買い出しや洗濯、荷物の受け取りなどもお願いできるという点が挙げられます。
大手の家事代行業者の場合は、基本的な家事はもちろんですが、パーティの準備や役所の手続き、引っ越しのサポート、ペットの世話などもしてくれます。
様々な作業をお願いできるので、掃除と合わせて依頼するのも良いでしょう。
しかし、市販の道具や洗剤を使った掃除になるので、清掃可能な場所や落とせる汚れの種類には限りがあります。
エアコンの分解掃除といった専門的な知識がないとできない作業はやってもらえません。
頑固な汚れで掃除をしても落ちなかったものをきれいにしてもらうことも難しいでしょう。
作業時間は数時間と短くなっていて、延長するには追加料金がかかるのもデメリットに含まれます。
・家庭清掃とは何が違う?
家事代行業者の場合は、基本的に家庭清掃と変わりません。
しかし、自分で掃除する手間を省きたいと思っているなら利用を検討しても良いと言えます。
ただし、あくまでも自分がちょっと頑張って掃除したのと同じくらいの仕上がりだという点は念頭に置いておかなければいけません。
専門業者と同じクオリティは求めないようにしましょう。
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ルームクリーニングを行う3つのシーン
ルームクリーニングといっても、状況によって内容が異なります。
続いては、ルームクリーニングを行う3つのシーンについて解説していきます。
賃貸物件から退去する際のルームクリーニング
賃貸物件に暮らしていて、退去を考えている時にルームクリーニングを行う場合があります。
賃貸物件の入居者は、これまでの生活で生じてしまった汚れをきれいにしてから大家さんに返さなければいけません。
しかし、引っ越し作業に追われていると自分ではなかなか掃除ができないといったケースも少なくないのです。
そのような時にルームクリーニングを依頼します。
業者にお願いすれば時間を有効活用できますし、体力も温存できます。
汚れたまま大家さんに返すと敷金からルームクリーニング代を引かれてしまう可能性があるので注意が必要です。
入居している時に利用するルームクリーニング
賃貸物件に入居している間に家事代行としてルームクリーニングを利用するケースも珍しくありません。
仕事などに追われて疲れていると、掃除する時間すら惜しいと感じてしまうものです。
そのため、「誰かにお願いできたらいいのに」と思うこともあるでしょう。
そのような時に業者に依頼すれば、自分の時間を奪われることなく室内をきれいにできます。
ルームクリーニングと選択、買い物、宅配の受け取り、料理の準備などもしてもらえば、家事の手間を大幅に省けます。
お金はかかってしまいますが、家事代行業者を頼ることで生活の質が向上するならメリットの方が大きいと言えるでしょう。
空室でのルームクリーニング
賃貸物件の大家さんが、空室となっている部屋を維持するためにルームクリーニングを利用するというパターンもあります。
次の入居者が決まるまで大家さんが部屋をきれいに維持しておかなければいけません。
所有している不動産が多くなると空室をすべて大家さんが掃除するというのは非現実的なので、ルームクリーニングを利用して効率化を図るのです。
入居者が退去する時のルームクリーニングは生活によって生じた汚れをきれいにすることが目的ですが、空室のルームクリーニングはきれいに見せることが大きな目的となります。
次の入居者をできるだけ早く見つけるためにも必要です。
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ルームクリーニングの相場はいくら?
ルームクリーニングにかかる費用の相場がどのくらいなのか気になる人も多いでしょう。
間取りや場所によって異なるので、それぞれの相場を細かく分けてご紹介します。
間取り別費用相場
賃貸物件から退去する前にルームクリーニングをお願いしようと思った時、自分が住んでいる部屋の間取りだといくらくらいかかるのか知りたいと思う人もいることでしょう。
ここでは、一般的に言われている間取りごとの相場を紹介していきます。
・1Rや1K
1Rや1Kのルームクリーニングは、1万5,000円~3万円が相場です。
・1DKや1LDK
1DKや1LDKのルームクリーニングは、3万円~5万円が相場です。
・2DKや2LDK
2DKや2LDKのルームクリーニングは、3万円~8万円が相場です。
・3DKや3LDK
3DKや3LDKのルームクリーニングは、5万円~10万円が相場です。
・4DKや4LDK
4DKや4LDKのルームクリーニングは、7万5,000円~13万円が相場です。
この金額はあくまでも相場なので目安だと思っておきましょう。
間取りのほか、地域や平米数、汚れ具合によっても料金は変動します。
場所別費用相場
ルームクリーニングにかかる費用は、清掃する場所によって変動します。
場所によって異なる料金相場もチェックしておきましょう。
・エアコン
エアコンのクリーニングは、8,000円~1万円が相場となっています。
お掃除機能付きのエアコンを清掃してもらう場合は、少々複雑になるので1万3,000円~1万9,000円が相場となります。
エアコンのクリーニングはルームクリーニングの中でも人気が高い作業です。
エアコンの内部を清掃するには専門的な知識が必要になるという点が大きな理由でしょう。
エアコン内部のカビ・汚れ、ニオイが気になる場合に利用する人が多いです。
・キッチン
キッチンも、ルームクリーニングを利用してきれいにしたいと考える人が多い場所です。
料金の相場は、1万円~1万6,000円となっています。
ガスコンロや魚焼きグリル、シンク、排水溝など掃除する場所はたくさんあります。
専門業者に依頼すると特殊な洗剤や道具を使い、自分では手が届かないような部分まできれいにしてくれるのです。
キッチン回りの頑固な汚れを何とかしたい時に利用するのがおすすめです。
・換気扇
換気扇は、自分で掃除しようと思えばできますが、手間がかかってしまうのでプロにお願いしているというケースは少なくありません。
ルームクリーニングで掃除してもらった時の相場は、9,000円~1万5,000円となっています。
換気扇を分解し、業務用の洗剤や道具で細かい部分まできれいにしてもらえます。
奥の方に固まっている汚れまで落としてもらえるので、本来の換気力を復活させることにつながります。
・浴室
浴室はカビが生えやすい場所なので、念入りに掃除している人も多いでしょう。
しかし、毎日掃除していても天井などにカビが生えてしまうことがあります。
そのような事態を防ぐためにも、ルームクリーニングの利用は有効です。
料金の相場は、1万1,000円~1万6,000円となっています。
浴室のクリーニングでは、天井や床、壁、浴槽、エプロン部分、扉、換気扇、窓、照明、蛇口なども隅々まできれいにしてくれます。
・トイレ
トイレのクリーニングもルームクリーニングの専門業者や家事代行業者に依頼できます。
相場は、7,000円~1万円です。
専門業者の場合は、トイレの便座を外し、普段は見落としてしまうような場所もきれいに掃除してくれます。
便器のフチの裏側やタンクの中、床、壁などトータルできれいにしてくれるので、より衛生的な空間へと生まれ変わります。
・ベランダ
普段はなかなかしっかりと掃除ができないベランダも、プロにお願いすればピカピカになります。
料金の相場は、9,900円~1万2,000円となっています。
ベランダはただゴミを拾えば良いというわけではなく、排水溝を掃除したり、ブラシでこすったりといった作業も必要です。
自分でやろうとすると重労働なので面倒だと感じてしまう人も少なくありません。
しかし専門業者にお願いすれば、排水溝から壁、窓、網戸まできれいにしてもらえるので一石二鳥です。
ただし、業者によってプランに含まれている清掃箇所が異なる場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
・フロア
フロアクリーニングも、ルームクリーニングの一環としてお願いできます。
料金の相場は、1万円~2万6,000円です。
ただきれいにするだけではなく、耐久性が高いワックスをかけてもらうこともできます。
見た目の美しさはもちろんですが、清潔感も持ち合わせたピカピカな仕上がりになります。
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退去時のルームクリーニングについて深堀解説!
賃貸物件から退去する際にはルームクリーニングを行う必要があります。
費用相場を大幅に上回らないためにも、あらかじめしっかりと準備をしておかなければいけません。
ここでは、退去時のルームクリーニングについて詳しくご紹介します。
退去が決定したら契約書を確認しておく
賃貸物件から退去することが決まったら、まずは契約書を確認しましょう。
契約書には、退去費用に関する項目が設けられており、ルームクリーニングを実施する上で発生する費用を入居者、または大家さんのどちらがどの程度負担するか記載されています。
ルームクリーニング費用は原則として大家さんが負担することになっています。
これは、次の入居者のために部屋をきれいな状態にしておくことが目的であるためです。
部屋の状態は内見時のイメージを大きく左右するため、退去時には必ずルームクリーニングが実施されます。
しかし、入居者の故意・過失による汚れが生じた場合、費用は入居者が負担します。
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも定義されている通り、入居者の故意・不注意・放置などが原因で賃貸物件にキズ・汚れが付いてしまった場合、元の状態に戻すための費用は入居者が負担しなければいけません。
一般的に、原状回復にかかる費用は敷金から差し引かれますが、それでも足りない場合は追加で請求されるようです。
ただし、通常摩耗や経年劣化によるキズ・汚れは、大家さんが修繕費用を負担します。
また、賃貸契約書の特約で退去時のルームクリーニング費用は入居者が負担すると決められている場合があります。
特約で決められている場合、支払いを拒否することは不可能であるため注意しなければいけません。
契約書には、「一律○○円支払うこと」と明確に記載されていることもありますが、ほとんどの場合、敷金から差し引かれるようです。
最近では特約を設ける大家さんも増えており、汚れの程度や部屋の広さによって金額は異なるため、契約時には退去費用の項目にしっかりと目を通しておきましょう。
ルームクリーニング代が相場よりも高くついてしまう原因
賃貸物件から退去する際、ルームクリーニング代が相場を上回ってしまうケースもあるようですが、一体なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
相場を上回る主な原因となっているのは、入居者による故意・過失です。
入居者による故意・過失としてよくあるのが、「ものをぶつけて壁に穴を開けてしまった」「タバコの火種やヤニによって汚れてしまった」などの問題です。
たとえ意図的ではなかったとしても、修繕費用は入居者が負担しなければいけません。
通常摩耗によって壁に穴が開くことはないため、故意・過失による破損として扱われます。
壁に穴が開いている場合、クロスはもちろん壁材も替えなければいけない可能性があり、通常よりルームクリーニング代が高額になってしまいます。
入居者が喫煙者であればタバコの火種やヤニによる汚れが生じることもあるかもしれません。
実際に、クッションフロアに穴が開いたり、壁にヤニが付着したりするなど様々な問題が起きています。
この場合も新しいものに取り換える必要があり、ルームクリーニング代が高額になってしまいます。
破損した部分のみを替えると色味が合わなくなってしまうため、修繕する際は一部だけではなく、部屋全体のクロス、クッションフロア、壁紙を取り替えなければいけない場合もあります。
また、賃貸契約書の特約によって、費用が相場を上回ることもあるようです。
特約で「ルームクリーニング費用として一律3万円支払うこと」と定められていた場合、相場が3万円を下回っていたとしても入居者は必ず3万円支払わなければいけません。
場合によっては損をする可能性もあるため、相場と契約書を照らし合わせながら確認するのがおすすめです。
一律で決められている金額が相場を大幅に上回るのであれば要注意です。
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ルームクリーニング代を少しでも安く抑えるためのコツ
では、入居者がルームクリーニング費用を負担する場合、少しでも安く抑えるためにはどうすれば良いのでしょうか?
退去時のルームクリーニングは、大家さんが依頼した業者によって行われるため、自分で選ぶことは不可能です。
費用を最小限に抑えるためには、以下のポイントをチェックしておきましょう。
入居中や退去前に清掃する
ルームクリーニング費用を最小限に抑えたいのであれば、物件から退去するまでの間に部屋の清掃を行いましょう。
ルームクリーニング費用は汚れの程度によって金額が異なるため、日常的な掃除はもちろん、退去立ち合い前の掃除も欠かせません。
退去立ち合いの際にチェックされるのは、床(フローリング)や壁・クロス、水回り、エアコンなどです。
・床(フローリング)
床はキズが付きやすいですが、家具の重みによる凹みは故意・過失によるものではないため、大家さんが負担します。
ただし、引きずったり、ぶつけたりして生じたキズは、入居者の負担になるため注意してください。
・壁、クロス
汚れやニオイが付着しやすいため、定期的に掃除を行うのがおすすめです。
そのまま放置していると自力では落とせない頑固な汚れになってしまう恐れがあります。
・水回り
カビや水アカなどの汚れが目立つ部分であるため、日常的な掃除を怠らないようにしましょう。
清潔な状態を保っていれば水回りのニオイに悩まされることもありません。
・エアコン
本格的に掃除するとなると自力で行うのは難しく、誤った方法で掃除をすると故障の原因になる恐れがあります。
エアコンの手入れは日常的なフィルター掃除のみで十分です。
パーツを分解し、本格的に掃除を行いたいのであれば業者に依頼するのがおすすめです。
賃貸物件に住む上で重要なのは、汚れていることに気付いたら早めに対処することです。
可能な限り掃除しておくことによって、ルームクリーニング代を安く抑えられます。
退去の立ち会い前に自分でルームクリーニング業者に依頼する
自力で対処しきれない汚れがある場合は、退去立ち合いの前に自らルームクリーニング業者に依頼するのもおすすめです。
あらかじめ部屋をきれいな状態にしておくことによって、退去費用を安く抑えられる可能性があります。
繁忙期を避ける
自らルームクリーニング業者に依頼する場合、タイミングに注意してください。
引っ越しシーズンや掃除の依頼が増える時期は、通常時よりも費用が高く設定されている可能性があります。
ルームクリーニング業者の繁忙期は引っ越しシーズンである3・4月、エアコン掃除の依頼が増える6・7月、大掃除の依頼が増える12月です。
閑散期は費用が安くなっているほか、キャンペーンを実施している業者も多いため、タイミングを見計らって依頼しましょう。
また、閑散期は価格交渉がしやすくなることも大きなメリットです。
繁忙期とは違い、日程の調整などもしやすいため、ルームクリーニングを依頼するのであれば閑散期を狙いましょう。
1箇所よりも複数箇所をまとめて依頼する
ルームクリーニングを依頼する際は、複数箇所をまとめて依頼することで費用を安く抑えられます。
まとめて依頼することによって、割引が適用されたり価格交渉ができるようになったりするのでお得です。
業者によっては、お得なセットプランを用意している場合があります。
セット料金の内訳を見てみると1箇所あたりの清掃費用が安くなっているため、まとめて依頼してみましょう。
家具・家電を運び出しておく
部屋に家具・家電などがある場合、清掃作業を始める前に養生しなければいけません。
あらかじめ、部屋の外に運び出しておけば業者の手間も減るほか、費用も安くなるため、部屋の片付けや撤去作業は済ませておくようにしましょう。
業者が当日、スムーズに作業を開始できるよう準備をしておくのがおすすめです。
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ルームクリーニング業者を選ぶ際のポイント
退去時の原状回復としてルームクリーニング費用を負担する場合、大家さんが業者に依頼しますが、退去立ち合い前であれば自らルームクリーニング業者に依頼することが可能です。
ここでは、業者を選ぶ際にチェックしておきたい5つのポイントについてご紹介します。
料金体系や内訳が明確な業者を選ぶ
まずは、ホームページなどに料金体系や内訳が明確に掲載されているかどうかを確認しましょう。
業者を選ぶ上で料金に関する情報が明確に記されているかどうかは極めて重要なポイントです。
料金は汚れの程度や部屋の広さ、清掃する箇所によって異なるため、一度現場に足を運び、見積もりを出してもらうのが一般的です。
依頼して見積もりを出してもらう際は、料金やサービスを比較するために複数社に依頼し、相見積もりを行うようにしましょう。
状況に応じて変動することにより、明確な料金を提示するのは難しいですが、ホームページには費用の目安となる金額が掲載されています。
目安の金額すら掲載されていない場合は要注意です。
サービスやプラン内容がわかりやすい業者を選ぶ
ホームページには提供しているサービスやプラン、料金などが掲載されています。
どのようなサービスを展開しているか、作業にどれくらいの時間を要するかなど、内容が詳しく書かれてあれば安心して依頼できます。
業者によっては、具体的な作業内容や作業時間が明記されていることもあるので、しっかりチェックしておきましょう。
サービスやプラン内容を確認する際は、ルームクリーニングの事例などを参考にするとわかりやすいです。
問い合わせがしやすい業者を選ぶ
業者を選ぶ際は、申し込み・問い合わせがしやすいかどうかも重要なポイントです。
自分の住んでいる地域が対応エリアに含まれていない場合、ルームクリーニング代とは別に出張費用が発生する可能性があります。
対応エリア外の場合、急な日程変更に対応していないこともあるため、気を付けなければいけません。
また、問い合わせ方法についてもあらかじめ確認しておく必要があります。
電話やメール、LINEなど、様々な問い合わせ方法がありますが、複数の方法で問い合わせが可能な業者であれば安心して任せられます。
複数の方法で問い合わせられるため、万が一何か起こった際にも迅速に対応してくれるはずです。
作業が丁寧・スピーディーな業者を選ぶ
丁寧さやスピードなど、サービスの質を見定めるのであれば、実際に利用した人の口コミをチェックするのがおすすめです。
ネットで検索すると口コミが出てきます。
口コミは第三者の意見であるため、依頼するにあたって参考になるはずです。
信頼できる業者を選ぶ
業者選びにおいて最も重要なのは、信頼できる業者かどうかという点です。
ルームクリーニングの場合、部屋の中に入ることになります。
悪徳業者の場合、部屋にあるものを盗まれたり、高額な料金を請求されたりする恐れがあるため注意しなければいけません。
信頼できる業者のホームページには、料金やサービス内容、口コミ、問い合わせ先などが記載されてあるはずです。
また、見積もり時の対応が悪かった場合、後にトラブルに発展してしまう可能性もあります。
ホームページをよく確認し、相見積もりをした上でどの業者に依頼するのか決めましょう。
損害賠償保険に加入している業者を選ぶ
ルームクリーニング業者は、万が一の場合に備えて損害賠償保険に加入していることがほとんどです。
プロであっても作業中にトラブルが生じてしまう可能性はゼロとは言い切れません。
損害賠償保険に加入していれば万が一、破損や故障が起こっても保証してもらえます。
ただし、業者によっては損害賠償保険が別途で請求される場合もあるため、あらかじめ料金について確認しておきましょう。
まとめ
賃貸物件は契約すれば自分の住まいとなりますが、あくまでも「借りている」ことを忘れてはいけません。
日頃から丁寧に使用していれば、退去時に相場を上回るルームクリーニング費用を請求されることはないはずです。
原則として大家さんが負担することになっていますが、特約によってあらかじめルームクリーニング費用を負担することが決められている場合、入居者に支払いの義務が生じます。
賃貸物件を契約する際は、契約書にしっかりと目を通し、退去費用に関する内容をチェックしておきましょう。