空室対策にも効果あり!賃貸アパートにTVモニター付きインターホンを設置しよう

賃貸アパートなどを含め、多くの住宅でインターホンが設置されています。
呼び出し音だけのものもあれば、相手の顔が確認できるインターホンもあります。
近年、配達業者や工事業者を装った犯罪もあり、賃貸アパートでもTVモニター付きインターホン付きの物件が人気です。
防犯性にも積極的に取り組んでいる物件は、賃貸アパートを探している人には住みたいと思われることでしょう。
今回は、賃貸アパートにおけるインターホンの重要性や種類などを紹介していきます。
設置工事やセキュリティ面でのメリットなども解説していくので、賃貸アパートの空室対策を検討している大家さんはインターホン選びの参考にしてください。

Contents

賃貸アパートにおけるインターホンの重要性

モニター付きインターホン

賃貸アパートでは、インターホンがどれくらい重要性のあるものなのでしょうか?
ここでは、インターホンの重要性について紹介していきます。

セキュリティ機能・設備はニーズが高い

住まいに求められる機能は、時代の変化と共に変わってくるものです。
コロナが流行した当時は、インターネット環境に注目して賃貸アパートを探す人が多くいました。
インターネット環境が整っているのが当たり前になった今では、ただインターネット環境があるだけでなく、高速で使用できるかどうかが条件として加わりました。

単身者とファミリー向けでは重視する部分が異なりますが、インターネット環境と同じようにセキュリティ機能・設備がないと入居を検討しようと思わない人も増えています。
これは、単身者だけでなくファミリー向けも同じ意見です。
巧妙な犯罪が増えているため、セキュリティ機能・設備に関しては、どのような世帯でもニーズが高くなっています。

入居する・しないの判断基準になっている

賃貸アパートを検索する際に、入居者の中にはセキュリティ機能・設備の有無を入居の判断にされています。
入居者は、どのようなセキュリティ機能や設備を求めているのでしょうか?
ここでは、賃貸アパートで入居者の判断基準になっているセキュリティ機能や設備を紹介します。

【賃貸アパートのセキュリティ機能・設備】
・オートロック
・モニター付きインターホン
・スマートロック
・宅配ボックス
・防犯シャッター
・高さのあるバルコニー
・バルコニー前のライト

最も有名なセキュリティ機能は、オートロックでしょう。
賃貸アパートには取り入れている所もあり、自宅の鍵と二重でロックできる構造が、空き巣対策として注目されています。
近年スマートロックを取り入れている賃貸アパートもあり、合鍵が作られるリスク減少が期待できます。

宅配ボックスは、単身者からファミリー向けまで幅広く人気がある設備です。
ネットショッピングの増加により、設置されている賃貸アパートが定番になってきました。
防犯シャッターやバルコニー前のライトは、構造上すべての賃貸アパートにあるわけではありませんが、入居者が安心できる環境となるでしょう。

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INA&Associates Inc.は、不動産、IT、投資などにおける専門性と技術を活かし、「不動産」×「IT」を実現するために発生する、複雑な事柄に真摯に向き合い、”不動産をもっと分かりやすく。住まいを探されている方にとってもっと使いやすく。取引をもっとスムーズに。” 不動産×ITで独自の価値をお客様に提供することを目指しています。

人気なのはTVモニター付きインターホン

モニター付きインターホン

セキュリティ対策がされている賃貸アパートは、入居者からも選ばれやすいことがわかります。
しかし、すべての賃貸アパートでこのようなセキュリティ機能や設備を整えるのは難しいでしょう。
そこで、最も人気があり簡単に設置できるTVモニター付きインターホンを取り入れるのがおすすめです。
ここでは、TVモニター付きインターホンの機能や種類について紹介します。

TVモニター付きインターホンとは

TVモニター付きインターホンは、誰かが訪れた時に室内から外の様子を確認できる機能付きのものです。
普通のインターホンと違い、相手の顔や声を確認できます。
そのため、誰がどのような要件で尋ねてきたのかを室内から判断できるということです。

女性の一人暮らしや小さい子どもがいる家では、必ず付けたい設備でしょう。
同じTVモニター付きインターホンでも、玄関の様子を確認するだけのものもあれば、録画機能付きのインターホンもあります。
録画機能があれば、誰がどのような時間に訪問したのかが確認できるのでセールス対策にも便利でしょう。
さらに、不審者と対面するリスクも軽減できるので、防犯対策としても期待できる設備です。
賃貸物件には、集合住宅用のインターホンもあります。
宅配ボックスと連動できるものや、自動火災報知設備と一体化になっているもの、集合玄関機や管理室と連動できるインターホンもあります。
賃貸物件に合わせたTVモニター付きインターホンを選ぶと、セキュリティ対策がされている賃貸アパートとして認知されるでしょう。

他にもある!インターホンの種類

上記で、TVモニター付きインターホンの機能や内容、種類について紹介してきましたが、インターホンの種類は他にもあります。
ここでは、他にもあると便利なインターホンの種類や機能について紹介します。

音声・通話のみ

TVモニターなどは搭載されていない音声・通話のみに対応したインターホンもあります。
訪問者の顔が確認できなくても構わない、話せる機能だけで十分な方には音声・通話のみのタイプのインターホンが適しているでしょう。

モニターが付けられたインターホンより安く販売されているので、モニターを必要しない方は、コストを抑えることが可能です。

スマホ連動タイプ

スマートフォンの普及により、スマホ連動タイプのインターホンも増えています。
場所に関係なく、スマートフォンを通して多くの機能を利用できます。
例えば、外出中に訪問者が来た場合、その映像を保存して後から自分のスマホで確認したり、ビデオ通話で対応したりと幅広い機能が搭載されています。
ドアの鍵を遠隔で施錠・開錠できる機能もあるので、外出先で自宅の施錠忘れに気が付いた場合、ロックすることも可能です。

ワイヤレスドアホン

ワイヤレスドアホンとは、無線で使えるインターホンのことを指します。
従来のインターホンでは、屋外と室内とをつなげるために配線が必要でした。
そのため、機能がアップしたインターホンに替えたくても配線工事が必要となるため、取り替えることが困難でした。
しかし、最近では配線工事が不要のワイヤレスドアホンが豊富になり、後付けできることもあって人気です。
自宅の電話やファックス、屋外に設置した防犯カメラと連動できるワイヤレスドアホンも出てきました。
設置場所を選ばず、配線工事が不要、配線劣化の心配もないワイヤレスドアホンは、手軽にインターホンを替えたい方におすすめです。

広角カメラ

TVモニター付きインターホンの中には、広角レンズが搭載された商品があります。
玄関外に設置されている訪問者用のカメラに設置されており、広い範囲を確認することが可能です。
広角カメラの場合、インターホンのタイプにもよりますが、ほぼ真横までモニターで確認することができます。
そのため、訪問者が多少ずれてうつっていても顔をはっきり確認することが可能です。
受話器を取らずに、外の様子をモニタリングすることもできるので、周辺が騒がしい時や、不審な人がうろついている場合など、訪問者以外の様子を見ることができます。
室内にいても、外の状況を把握できるので、防犯性を高めたい方には魅力的な機能と言えるでしょう。

録画機能

TVモニター付きインターホンには、インターホンを押すタイミングで自動録画がされるものや、スマートフォンで連動するタイプなどがあります。
在宅時に対応した映像も、不在時で訪問があった場合でも映像として記録されます。
宅配業者であれば心配ないですが、最近は訪問セールスや、設備点検を装った悪徳業者など、対応に困る訪問者が増えています。
業者以外でも、隣人トラブルに巻き込まれ、嫌がらせをされたり、暴言を吐かれたりするケースもあります。
そういった場合でも録画機能付きのインターホンであれば顔も確認ができ、トラブルの証拠として記録することが可能です。

また、一人暮らしの高齢者を狙った犯罪も増加しているので、家族で心配な方は、録画機能がついたインターホンを選択すると安心でしょう。
その他、出張や長期で家を空けた時にも、いつ誰が訪問して来たのかを確認することも可能です。
録画機能付きインターホンで防犯性を高められるでしょう。

LEDライト

LEDライトが搭載されたTVモニター付きインターホンは、玄関先に照明が少ない方には特におすすめの機能です。
夜でも約50cm先まで周囲を確認できます。
普通の電球に比べ割高ですが、消費電力が少なく交換頻度も低いため、長く使用できます。

この機能は、周囲が暗くなると起動するタイプが多く、ライトによって、訪問者を比較的鮮明に確認することが可能です。
夕方から夜にかけて家を留守にしている場合などは、不審者にとって狙いやすいタイミングです。
夜間に点灯する機能は、不審者をはっきり映し出し、犯罪をけん制する効果が期待できます。

訪問者に配慮したい方は、カラーを白色系・オレンジ系など調整でき、眩しさ軽減できるライトを搭載した商品を選ぶと良いでしょう。

ハンズフリー

インターホンには、チャイムが鳴った時に受話器で対応するタイプと、室内親機の通話ボタンを押して対応できるハンズフリータイプがあります。
以前は受話器型のインターホンが主流でしたが、最近はハンズフリータイプの商品が豊富になっています。
ハンズフリータイプの場合、ボタンを押すだけで通話が可能です。

家事で手が塞がっている場合や、育児中で玄関先まですぐに行けない場合でも、手軽に対応することができます。
インターホンから多少距離があっても、音が届く場所であれば通話が可能なので便利な機能と言えるでしょう。

クラウド対応

クラウド対応のインターホンとは、いつでも場所に縛られずに対応ができるクラウドシステムが搭載されたインターホンのことを指します。
外出中でもスマートフォンやパソコンで応対でき、様々な機能が利用できます。
訪問者とリアルタイムでビデオ通話をすることもできるので、外出先でも届いた荷物を宅配ボックスに入れるよう指示することも可能です。

どういった用件で訪問してきたかどうかをその場で確認できるので、行き違いによる無駄なやりとりを減らす効果もあります。
また、子どもが帰宅しているか確認する場合にも利用できます。
モニターのプレビュー表示を利用すれば、応答前に訪問者の確認ができたり、「ドアオープン」とボタン1つでドアを開錠できる機能が備わっていたり、現代のニーズに対応するインターホンとして、今後ますます需要が高くなるでしょう。

警告音機能

インターホンとしての機能だけでなく、最近は玄関周囲で異常が発生した場合、警告音を出すタイプの商品もあります。
火災感知器、ガス漏れ検知器、コールボタンなどのセキュリティーセンサーと連動して、緊急事態を知らせます。

外出時にもこういった機能があると、周囲から異常が発生したことがわかるので、防災対策として利用できるでしょう。
特に高齢者の1人暮らしが多い地域では、防災機能が搭載されたインターホンは災害を早く周知させ、被害を抑えることにもつながります。

高齢者が使用しようしやすいように、最近ではボタンが大きいタイプのインターホンも商品化されています。
その他にも、トイレコールやバスコールなど、高齢者の安全な暮らしを支える機能が付いた商品も増えています。

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アパートにインターホンを設置するメリット

モニター付きインターホン

ここまで、様々な機能を持ったインターホンを紹介してきました。
アパートにインターホンを設置した場合、どのようなメリットがあるのかも説明していきます。

誰が来たのか確認できる

TVモニター付きインターホンを設置する1番のメリットは、室内から誰が来たのかを確認できることです。
モニター越しに、誰が来たのか確認できるので、直接玄関で対応せずに済ませられます。

訪問者の中には、不審者や、しつこい勧誘、点検などを装った悪徳業者など様々なケースが考えられるので、玄関の扉を開けずに対応したい方も多いです。
女性の1人暮らしの方は、モニター付きインターホンが設置されているアパートが安心でしょう。
訪問者が確認できると、宅配業者や、出前など必要な場合のみ玄関先で対応することが可能となります。

トラブル防止になる

訪問者と直接玄関で対応した際、トラブルに発展する場合もあります。
しつこい訪問販売にあたってしまい、断ってもなかなか出て行ってはもらえなかったり、言い争いになったりするケースも考えられます。
また、隣人間でトラブルが発生した場合には、執拗に訪問されたり、ドアを乱暴に叩かれたりなど、被害を被る可能性もあります。
そういった場合、録画機能付きのモニターインターホンであれば、証拠として記録することが可能です。
大きなトラブルに発展する前に防ぐことができるでしょう。

利便性が高い

場所に関係なく、操作や対応ができるクラウド式のインターホンなど、現代の生活スタイルにあった便利な機能が備わったインターホンが増えています。
スマートフォンやパソコンと連動できるインターホンでは、外出先でも訪問者の確認ができます。

リアルタイムでビデオ通話が可能だったり、自動応答機能がついていたりと、利便性が高く、日々進化しています。
宅配業者へ外出先から置き配の依頼や宅配ボックスへの案内など、後から再配達の連絡をすることなく対応できるのも魅力的です。
子どもがいる方には、帰宅したのかどうかを確認できることも安心でき重宝される機能と言えるでしょう。

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おすすめのTVモニター付きインターホン

モニター付きインターホン

続いては、おすすめのTVモニター付きインターホンを、スタンダードなものから高機能のものまで6つご紹介します。

テレビドアホンVL-SE30XL/パナソニック

TVモニター付きインターホンとして、標準的な機能を持つシンプルな機種です。
訪問者の確認がカメラでできれば十分で、特にこだわりがない場合におすすめです。

録画機能が付いていて、留守中の訪問者も後で確認できます。
夜間も訪問者を認識しやすいカラー画像です。
室内側の子機を増設でき、2階での対応も可能なため二世帯家族にも便利です。
電源直結式で、電気工事士に依頼して配線工事を行う必要があります。

テレビドアホンVL-SWD505KF/パナソニック

録画機能やカラー画面などの基本的な機能に加えて、ドアホン同士の通話機能と、スマホとドアホンによるビデオ通話機能もあります。
外出中に宅配業者が来た際も、スマホで対応できるため、帰宅してから再配達の時間を連絡するといった手間が省けます。
別売りの「みまもりリモコン」をオプションで付ければ、家族の帰宅を確認することもできます。

モニター壁掛け式ワイヤレステレビドアホンVL-SGZ30/パナソニック

配線工事不要のワイヤレスタイプのインターホンです。
自分で簡単に取り付けでき、親機は3.5型のカラーモニターを壁に取り付けるだけです。
呼び出し音が高音で、家事の最中も聞き取りやすくなっています。
同じくパナソニックのホームユニットとつなぐことで、火災報知機や人感センサーなどと連動できる上、スマホとの接続も可能になります。

ワイヤレステレビドアホンWL-11/アイホン

モニター付きのワイヤレス子機が特徴で、家中どこにいても電波が届く範囲であれば来客対応が可能です。
コンパクトな専用充電器も、好きな場所に持ち運びが可能です。
配線工事が不要のため、設置場所を選ばずに取り付けができます。

広角カメラにより玄関先を広く見渡せるので、不審者も見つけやすくなっています。

ワイヤレステレビドアホンDHS-TMP2320/ELPA

電波の干渉が少なく、スムーズに通信可能なDECT方式のワイヤレステレビドアホンです。
ズーム機能付き広角カメラで、逆行補正機能もあり訪問者の顔をはっきり確認できます。

最大自動録画件数50件に加え、手動で50枚の録画が行えます。
価格は1万円台前半と、高機能でありつつ初期費用も抑えることができます。

Google Nest Doorbell/Google

スマホを親機として使用するため、配線工事が不要で様々なタイプの賃貸物件に取り付け可能です。
カメラ付き玄関子機は、バッテリー内蔵の充電式です。
スマホでモニター確認ができ、留守中でもインターホンに内蔵のスピーカーマイクで会話ができます。

外出先でも玄関先の様子が確認でき、人が近づくだけでも動画が記録されるので防犯性に優れています。
事前にスマホからメッセージを選択して送信すると、その音声が流れて自動で対応してくれる自動応答機能付きです。
設定にはインターネットを使用するため、Wi-Fiなどのインターネット環境が整っている賃貸物件のオーナーにおすすめです。

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インターホンの設置工事

モニター付きインターホン

ここからは、実際に賃貸物件に新たにインターホンを設置する場合、または既存のインターホンと交換するにはどのくらいの費用がかかるのかみていきましょう。

新規設置ならワイヤレスインターホンがおすすめ

配線式のインターホンを新たに導入するとなると、配線工事が必要なため費用が高くなってしまいます。
新規でインターホンを設置する場合は、配線工事が不要のワイヤレスインターホンがおすすめです。
玄関カメラは、壁面にネジで留めたり、ドア上部に挟んだり、または強力マグネットで取り付けたりと、比較的簡単に取り付け可能なタイプがあります。
モニターも、コンセントにつないで室内に壁掛けできたり、持ち運び可能であったりと取り付け場所に悩むこともありません。
Wi-Fi環境が整っている賃貸物件であれば、スマホで訪問者の確認ができるような高機能のインターホンの導入も可能です。
価格は1セット1万~3万円で、配線工事が必要なものに比べて導入費用を抑えることができます。

既存のものと交換する場合

既に設置されているインターホンと交換したい場合は、交換取り付けになります。
電源プラグ式や乾電池式インターホンであれば簡単に取り外して交換できます。しかし、既存のインターホンによっては配線工事が必要なものや、ホームセキュリティーシステムごと交換が必要なものもあります。

例えば配線式の場合は、電源コードが壁の内側に埋め込まれているため、取り外すには電気工事士に頼んで配線工事をしてもらう必要があります。
また、オートロックや火災報知機と連動しているタイプはホームセキュリティーそのものを交換しなければいけません。
ホームセキュリティーを交換するとなると、費用が高額になります。
費用を抑えたい場合は、既存のシステム全体を提供しているセキュリティ会社に依頼してインターホンをグレードアップしてもらう方法もあります。

交換する際は、現在設置しているインターホンの種類をチェックし、交換方法をよく確認しましょう。

費用はどのくらい?

インターホンを設置する場合、費用の相場は1万円~5万円程度です。
しかし、電気配線工事が必要なタイプや高機能タイプを選べばさらに費用は高くなります。
例えば、電気配線式のインターホンの場合、本体の価格に加えて1件につき5,000円程度配線工事費用がかかります。
また、ホームセキュリティーシステムと連動したインターホンを導入、交換する場合は、数十万~数百万円かかる可能性もあります。
さらに、インターホンは電子機器であることから、故障した時の修理費用も想定しておく必要があります。
修理費用の相場は5,000~3万円程度ですが、こちらも配線工事が必要な場合や、高機能のインターホンほど高くなるのが一般的です。
インターホンを新規に設置、または多機能な物へ交換する場合にかかる費用を家賃に大きく反映することは難しいです。
そのため、インターホンを選ぶ際は、費用に対する効果に見合った機種選びが重要です。

インターホンは定期的な電池交換も必要

インターホンの使用上の注意として、定期的な電池交換は欠かせません。
電池の寿命は使用環境によって変わり、単一電池の寿命は通常12ヶ月とされていますが、屋外で使用するインターホンの場合、寿命はさらに短くなります。

電池が切れてしまえば、どんなに高機能のインターホンでも役に立ちません。
電池の寿命が切れるタイミングはわかりづらいため、突然切れる可能性もあります。
防犯のためにも普段から予備の電池を用意しておくことが大切です。

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インターホンだけじゃない!他にもできるセキュリティ対策

モニター付きインターホン

先にも述べたように、賃貸アパートでインターホンを設置することには、多くのメリットがあります。
その1つがセキュリティ対策です。
しかし、セキュリティ対策をするにはインターホンだけでなく、他にも様々な方法があります。
ここでは、インターホン以外にどのようなセキュリティ対策ができるのかご紹介します。

オートロック

まず1つが、オートロック機能です。
オートロック機能は、インターホンと同様、賃貸アパートのセキュリティ対策としてニーズが高く、新築物件では設置されているのが当たり前になってきています。

オートロック機能とは、建物のエントランスに設置されているもので、そのアパートの入居者のみが開錠できる設備です。
入居者やオーナー以外は当然開錠できないので、空き巣対策や訪問営業対策といったメリットがあります。
ただし、他の入居者と共に建物内に侵入しようと思えばできるため、不審者が絶対に入れないというわけではありません。
また、オートロックを設置するとなるとその分家賃を上げる必要があるため、周辺の賃貸物件と比較して家賃が割高になってしまう可能性がある点では、注意も必要です。

スマートロック

スマートロックとは、スマートフォンのアプリ機能を使ってドアの施錠管理を行うシステムのことです。
もちろん、ドア側で鍵の開閉も行えます。
スマートロックにはオートロック機能も搭載されているものが多く、ドアが閉まれば自動的に施錠できるので、鍵のかけ忘れを防止することにもつながります。

最近では、安全性の高さから導入している賃貸物件も多いです。

ディンプルキー

鍵には、シリンダー錠とディンプルキーと呼ばれるタイプのものがあります。
ディンプルキーは、くぼみやえくぼという意味を持ち、シリンダー錠よりも複雑な形状で作られています。
複数のピンの形状がそれぞれ合致しなければ開錠できないため、ピッキングの危険が低く、複製も困難です。
ディンプルキーを採用していれば、セキュリティが高い物件として入居者に選ばれやすいと言われています。

賃貸アパートでも、入居者の退去後やリフォーム等でディンプルキーに変更するケースが少なくありません。

宅配ボックス

続いて、セキュリティ対策として有効なのが、宅配ボックスの設置です。
宅配ボックスはネットショッピングの需要の高さから、設置している方や設置を検討している方が増加傾向にあります。

宅配ボックスを設置すれば、入居者は自身が不在の時でも荷物を受け取りできるようになります。
不在時でも再配達を依頼する必要がなく、最短で荷物を受け取れるので、入居者にとっては利便性が高いです。
また、宅配業者と直接顔を合わせずに済むため、1人暮らしの女性でも安心です。

防犯カメラ

犯罪の抑止効果として、防犯カメラを設置するのも有効です。
防犯カメラが設置されていると、そのアパートはセキュリティ対策がしっかりしていると認識されやすく、入居者の安心感や満足度も高くなります。

実際に防犯カメラが設置されていれば、不審者もその場所に近づくことを避けようとするため、犯罪を未然に防止できるといったメリットもあります。
防犯カメラは防犯効果も高く、後付けもしやすいため、施工後でも設置しておきたい設備です。

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空室対策ならこれもおすすめ

モニター付きインターホン

空室対策でインターホンの設置を検討しているなら、以下の設備も検討してみてはいかがでしょうか?
インターホンだけでなく、ウォシュレットやLED照明なども、空室対策に有効と言われています。

ウォシュレット(温水便座洗浄器)

最近では、ウォシュレットの値段が安くなってきており、種類によっては1万円前半で購入することもできます。
ウォシュレットを設置すれば、衛生的で冬場でも冷たさを感じず快適に利用できるため、物件選びをする上での必須項目にしている方も少なくありません。
本体だけ購入して設置を水道業者に依頼すれば、その分費用を抑えられるのでおすすめです。

洗面化粧台

洗面化粧台は、アパート施工当時のままであれば、水垢や変色などで見た目が悪くなってしまいます。
内見の時に洗面化粧台を見て、築年数の古さが気になるという方も多いものです。
洗面化粧台は、安いものであれば1万円前半で購入が可能です。

水回りは清潔感を求める方も多いので、汚れや変色があるなら交換を検討しましょう。

LED照明

LED照明は、長寿命で低消費電力といったメリットがあります。
一般的な蛍光灯と比較すると、LED照明の寿命は蛍光灯の約4倍と言われています。
現在、賃貸アパートで蛍光灯を使っている場合は、LED照明にするだけで寿命が長くなり、入居者も便利に使用できるようになるでしょう。
LED照明は、安いもので5,000円~1万円ほどで購入できます。
取り付けも簡単なので、気軽に導入できます。

シューズボックス

近年、賃貸アパートでも収納量に優れた物件が増えています。
賃貸アパートではシューズボックスを設置している所も多いですが、単身者向けのアパートかファミリー向けかによっても、必要な収納量は異なります。

ファミリー向けの物件でシューズボックスの収納量が少ないという場合には、大きなタイプに交換することも検討しましょう。
もちろん、全部屋となると予算も高くなってしまうので、費用対効果の高いリフォームを行うことが大切です。

まとめ

今回は、賃貸アパートにインターホンを設置するにあたり、インターホンの重要性やTVモニター付きインターホンの機能、アパートに設置するメリットなどを詳しくご紹介してきました。
賃貸アパートを選ぶ際には、セキュリティ対策がしっかりできているかが重要なポイントとなります。
TVモニター付きインターホンを設置して、セキュリティ性の向上や空室対策を検討してみてはいかがでしょうか?

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