賃貸物件の入居者募集や不動産売却などに効果があると言われ、注目を浴びているのがホームステージングです。
入居者が見つかりやすい、売却までの期間が短くなるなどの効果があり、空室・売却対策になります。
しかし、ホームステージングにはデメリットも存在し、導入の仕方次第では思うような成果が得られないケースもあります。
そこで今回は、ホームステージングとは何か、実施するメリット・デメリット、行う際の注意点などについてご紹介します。
ホームステージングを提供する企業もまとめているので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
Contents
ホームステージングとは?
まずは、ホームステージングの特徴と導入する理由を踏まえて、ホームステージングについて解説していきます。
ホームステージングの特徴
ホームステージングとは、売却中や入居者募集中の住宅やマンションの室内に家具や照明、観葉植物などを配置して、モデルルームのように美しく見せるサービスです。
1970年代頃から欧米でホームステージングがはじまり、今では不動産売却手法のひとつとして広く使用されています。
導入していない物件に比べると売却までの期間が短くなり、さらに希望販売価格よりも約5%以上高く売れやすくなると言われています。
また、空室期間が短くなりやすくなるため、不動産売却時に限らず賃貸物件で導入するオーナーも増加しています。
買主・借主が見つかった際にはコーディネートされた家具や照明などの引き渡しはせず、入居後にそこで暮らすイメージを膨らませてもらうための小道具のような存在です。
ホームステージングはなぜ行われるのか?
ホームステージングを行う理由は、空室・売却対策です。
何もない殺風景な部屋を内見した場合はそこで暮らすイメージが湧かず、なかなか契約にまでは踏み切れません。
しかし、デザイン性の高い家具や照明などでコーディネートされた部屋であれば、生活の様子がイメージしやすく、ここでおしゃれに暮らしたいと思ってもらいやすくなります。
そもそも、ホームステージングが導入された部屋は写真の段階でまったく違う印象になり、他の物件との差別化も狙えます。
ただの空室を不動産ポータルサイトに掲載するよりも、ホテルやモデルルームの雰囲気がある写真の方が、内見したいという気持ちになり、希望者からの連絡が増加するでしょう。
長い期間空室が続き、いつまでも不動産情報が掲載されていると人気がない物件のイメージがされやすく、今まで以上に買主・借主が見つかりにくくなります。
そのような事態を避けるためにも、ホームステージングの導入は有効な手段です。
元々はアメリカで始まったホームステージングですが、現在は日本でも空室・売却対策として浸透しつつあります。
中古物件市場の需要が高まりつつある現在ではさらに注目を浴びるサービスです。
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賃貸でホームステージングを実施するメリット
ホームステージングは、不動産売却や賃貸物件の入居者募集に大きなメリットを与えてくれます。
続いては、具体的にどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
不動産ポータルサイトで目立ちやすい
インターネット社会の現在、物件探しをする際に活用されるのが不動産ポータルサイトです。
しかし、希望する条件で絞込検索をしても、表示される室内画像は何も置かれていない部屋のため、写真だけでは魅力が伝わりにくいです。
たくさんの物件が掲載されているため、他と同じような写真であれば目に留まりにくく、差別化を図れません。
また、撮影した時間や天候などによっては薄暗い画像もあり、あまり良い印象を与えないのも事実でしょう。
一方で、ホームステージングを導入した室内画像は、家具や照明が一切ない部屋よりも目を惹きやすく、詳細ページを開いてもらいやすくなります。
不動産ポータルサイトで目立つようになれば結果的に内見希望の問い合わせが増加し、買主・借主が早く見つかるでしょう。
部屋のサイズ感やイメージがつきやすい
ホームステージングを実施するメリットとして、部屋のイメージがしやすいこともあります。
一切インテリアがないと部屋のサイズ感や雰囲気が掴みにくく、入居後にそこで暮らすイメージが湧きません。
本来は魅力的な物件であっても、インテリアが一切ないことでその魅力に気づけず、内見者は別の物件へと行ってしまう可能性があります。
しかし、ホームステージングでおしゃれに空間をコーディネートすると、不動産ポータルサイトを見たユーザーや内見者の第一印象が良くなる効果があります。
内見者にそこで暮らすイメージを持ってもらえるかどうかで成約の可能性が上がるため、ホームステージングが契約の後押しへとつながるでしょう。
部屋のデメリットを隠せる
部屋のデメリット部分を隠せるのも、ホームステージングのメリットです。
例えば、窓から見える景色がよくなかったり、すぐ隣に大きなビルがあって暗かったりする部屋を貸し出す場合、デメリット部分を見せたくないと思うものです。
しかし、殺風景な部屋の写真だと窓の景色や部屋の暗さに目が付きやすく、良い印象を持ってもらえません。
ホームステージングをした画像なら、ほとんどの人は窓の景色や暗さよりも内装に注目するため、デメリット部分が隠せるようになります。
また、賃貸物件において3点ユニットバスはあまり人気がありませんが、おしゃれな小物や観葉植物を配置するとホテルのような雰囲気を演出できます。
デメリットをゼロにはできませんが、それ以外の場所を魅力的にすればカバーすることは可能でしょう。
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ホームステージングに向いている賃貸物件
ホームステージングには多くのメリットがありますが、特に導入が向いている物件があります。
続いては、どのような物件がホームステージングを導入すべきかご紹介します。
単身者向け
ホームステージングは、1Rや1Kなどの単身者向け世帯と相性が良いです。
なぜなら、単身者向け世帯を希望するのは学生やサラリーマン、ワーキングウーマンなどが大半で、入居者のターゲットが絞りやすいからです。
ホームステージングは想定する入居者の性別や年齢に合わせて展開していくと、より大きな効果を発揮します。
入居希望者の層が分かりやすいのは大きなメリットになるのです。
特に性別でインテリアのイメージは異なるものの、どちらにしてもおしゃれで印象強いコーディネートを取り入れるのがおすすめです。
また、空間をおしゃれに見せるシーリングライトやスタンドライトなどの照明、大きな観葉植物などを設置すると、よりハイデザインを演出できます。
子育て世帯向け
子育て世帯向けの物件でも、ホームステージングは有効に役立ってくれます。
子育て世帯向けの場合は、家族みんなで使えるテーブルやチェアを設置し、キッチン・ダイニング周りにこだわるのがおすすめです。
リビング部分に大きなソファやテレビ、寝室に大人数用のベッドを置くことも、そこで家族と暮らす様子がイメージしやすくなるでしょう。
物件がペット可であれば、キャットウォークやキャットタワー、ケージなどをコーディネートするのも印象アップへとつながります。
そこで暮らすイメージができると良い印象が強く残り、他の物件よりも魅力的だと思ってもらえます。
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賃貸でホームステージングを行う時に気を付けたいこと
物件自体の魅力をより引き立ててくれるホームステージングですが、導入時に気を付けておきたいポイントがいくつかあります。
どのような点に注意しながら、賃貸でホームステージングを行えば良いのか解説していきましょう。
費用がかかってしまう
家具や小物を設置するホームステージングには、当然その分の費用がかかります。
購入費用だけでなく、ソファやダイニングテーブルなどの大型家具の場合は搬出・運搬費用がかかるため、受け取れる利益が少なくなります。
大体数万円から数十万円かかり、賃貸物件によっては1ヶ月分の家賃よりも高額になってしまうでしょう。
空室対策に効果的と言われていますが、その分のコストがかかることを踏まえて、導入は適正かどうかを判断してください。
配置や撤収を行わなくてはならない
ホームステージングは設置する家具を選んで購入し、その後は物件へと搬入・配置などの多くの手間がかかります。
また、部屋の入居者が決まった際には、家具や小物などをすべてスピーディーに回収しなければならず、大型家具の撤収にはトラックが必要となることもあります。
所有する物件が満室となれば、空室が出るまでは用意した家具や照明などが不要になり、その期間の保管場所の確保も必要です。
手間をかけずに大型家具をコーディネートしたい場合は、自身で購入して保有するのではなく、家具レンタルや代行業者を利用してみましょう。
絶対に効果があるとは言えない
ホームステージングの導入により空室・売却期間が短くなった事例は多くありますが、絶対に効果があるとは言えません。
ホームステージングはあくまでも物件の魅力を引き立てるサービスであり、室内を新しいものへとリフォームするわけではありません。
しかし、実際にホームステージングを導入したオーナーのうち、約95%が効果を実感しており、良い働きをしていることが分かります。
ただし導入はタダではないため、空室期間半年以上を目安にホームステージングを検討してみてください。
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ホームステージングにおすすめのアイテム
部屋をより魅力的に見せるためには、インテリア選びや配置が重要になってきます。
続いては、ホームステージングにおすすめのアイテム6個をピックアップしてご紹介します。
ソファ
リビングのコーディネートにソファは欠かせません。
部屋の大きさによっておすすめのサイズは異なりますが、単身用世帯であればシングルソファ、子育て世帯であればみんなで座れるL字ソファがおすすめです。
また、素材や色によって印象は変わるため、スタイリッシュに見せるならブラックレザー、優しい印象にするならファブリックが向いています。
大型家具は内見者の印象に残りやすいため、部屋全体のバランスを見ながら色やサイズを選びましょう。
ローテーブル
ソファやダイニングテーブルを置けなくても、ローテーブルがあれば印象がアップします。
大型家具に比べると安く手に入れられるほか、使用後の保管も簡単です。
ただローテーブルだけを部屋の中央に置くよりも、テーブルの上にカップや雑誌、ポプリなどの小物を置いた方がおしゃれに見せられます。
ラグ
リビングやダイニングのテーブルやソファのところに、ラグを敷くとより生活のイメージがしやすくなります。
しかし、物件のサイズによってはリビングとダイニングどちらにもラグを敷くと、見せる床面積が狭くなる関係で圧迫感が出ることがあります。
もし狭く見えるようなら、ダイニングかリビングのどちらかのみラグを配置することで、部屋を広く見せられるでしょう。
間接照明
元々物件についている照明にプラスし、スタンドライトやスポットライト、テーブルライトなどの間接照明を設置するのもおすすめです。
天井から部屋全体を直接照らすシーリングライトとは異なり、反射させた間接的な光で照らすのが特徴です。
おしゃれに見えるのはもちろん、暗くなりやすい足元や部屋の隅を照らすことで部屋の広さを強調できる効果もあります。
アロマディフューザー
玄関やトイレ、リビングなどにアロマディフューザーがあるだけで洗練された雰囲気を演出できます。
シューズボックスが小さい玄関や狭いトイレでも寂しさを感じにくくなります。
また、アロマディフューザーの香りによって内見者の気分が上がると言われ、香りの演出にもなるでしょう。
アロマディフューザーの価格帯は広く、安いものだと1,000円以下で販売されているので、手軽に取り入れられるアイテムです。
フェイクグリーン
室内にフェイクグリーンがあると、モデルルームやホテルのような雰囲気になります。
本物の観葉植物は水やりの手間がかかるため、ホームステージングには負担の少ないフェイクグリーンが向いています。
フェイクグリーンはリビングやキッチン、寝室などのあらゆるところに設置でき、小さいものであればトイレやお風呂に取り入れるのもおすすめです。
フェイクグリーンは部屋の雰囲気やカラーを問わず、馴染んでくれるのでぜひ導入してもらいたいアイテムのひとつです。
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賃貸のホームステージングにはどんな方法がある?
ホームステージングは、DIY・専門業者・バーチャルという3つの方法があります。
それぞれに異なる特徴やメリット・デメリットがあるため、導入を検討する際はあらかじめ把握しておきましょう。
DIYのメリット・デメリット
DIYは、自分自身でホームステージングを行う方法です。
手軽に行えるため、DIYで行いたいと考える人も一定数います。
DIYにはどのようなメリット・デメリットが挙げられるのかみていきましょう。
・メリット
メリットには、手軽に行うことができ、コストを抑えられるという点が挙げられます。
自分の好きなようにできるので、理想の空間を作りやすいことが魅力だと感じる人も多いでしょう。
・デメリット
コストを抑えられますが、時間や労力がかかってしまうのはデメリットです。
また、専門的な知識がないとできない工事もあります。
そのような工事に対応できないのは、DIYだからこそのデメリットになります。
インテリアやレイアウトなどに関する知識がないと、ホームステージングしても思ったような効果が得られない可能性もないとは言い切れません。
専門業者に依頼するメリット・デメリット
専門業者に依頼すると、プロに施工してもらえます。
そのため、専門知識がない大家さんが行うよりも、魅力的な物件に仕上がる可能性が高いです。
専門業者に依頼するメリット・デメリットは、以下のような点が挙げられます。
・メリット
メリットには、大家さんが手間を変えずに済むことやDIYより効果が期待できることなどが挙げられます。
実績が豊富な業者であれば、ターゲット層に合わせた適切な提案をしてくれます。
これまでの知識や経験、ノウハウを活かしながら、空室を減らせる物件作りにつなげられるのです。
打ち合わせなどは必要ですが、大家さんが作業するわけではありません。
そのため、手間がかかる作業はせずに済みます。
・デメリット
専用業者に依頼する最も大きなデメリットは、コストがかかってしまうという点です。
数万円~数十万円の出費は覚悟しておきましょう。
入居者探しのために余計なコストがかかってしまうと感じる大家さんもいるでしょう。
そのため、すぐに賃貸のホームステージングを依頼するのではなく、半年ほど市場に出しても入居者が決まらない場合などに検討するケースが多いです。
バーチャルのメリット・デメリット
バーチャルホームステージングは、360度カメラなどを使って撮影した室内写真にCGで家具などをレイアウトし、入居希望者に観てもらう方法です。
手軽にホームステージングができる方法として、導入されるケースも増えつつあります。
・メリット
メリットには、コストを抑えられること、いくつかの内装を見てもらえることなどが挙げられます。
データ化するため、実際に家具を置いていない空間はどのような感じなのか確認したいというニーズにも応えられます。
家具の配置を変えた時のイメージもしやすくなるでしょう。
実際のホームステージングと比べてもコストを抑えられるので、できるだけお金をかけたくないと思っている大家さんにもおすすめの方法です。
・デメリット
コストを抑えられるなどのメリットはありますが、実際に部屋を見てもらうよりもイメージが難しいと思われてしまう可能性も考えられます。
そうなると、実際のホームステージングよりも効果が低くなってしまいます。
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賃貸でホームステージングを行う際のポイント
賃貸でホームステージングを行うと、入居希望者が意思を固めてくれる可能性が高くなります。
しかし、コストがかかるので本当に効果が出るのであればやりたいけれど不安だと感じて大家さんもいるでしょう。
大家さんが抱える不安を解消するため、賃貸でホームステージングを行う際のポイントについてもご紹介します。
まずは予算・期間・ターゲットを決める
ホームステージングを行う場合、予算や期間、ターゲットをあらかじめ決めておきましょう。
賃貸物件の場合は、マンションや一戸建てと比べてホームステージングにかけられる予算が少ない傾向にあります。
闇雲にやるのは経済面を圧迫しかねないので、予算はきちんと決めておくことが大切です。
また、入居者が見つかるまでの期間を想定し、予算との兼ね合いを考えることもポイントになります。
ターゲット層を決めることも、ホームステージングを効果的に行うために必要な要素なので意識してみてください。
色味を考える
色味を考えることは、ホームステージングを行う上で重要です。
壁や天井、床など広い部分にあるベースカラーから考えていきます。
賃貸物件の場合は既に壁紙などが貼ってあるので、そこから逆算して考えるようにしましょう。
ベースカラーの次にソファやキャビネットなどのメインカラー、そして最後にクッションや照明などのアクセントカラーを決めます。
統一感を出したい場合は、黒やブラウン系でまとめてシックな雰囲気を演出したり、モノトーンで個性的かつおしゃれな空間に仕上げたりするのがおすすめです。
賃貸物件があるエリアはどのような層が生活しているか把握できていれば、どのような雰囲気にすると魅力を感じてもらいやすいかの指標にもなります。
家具を選ぶ
家具は、物件のイメージを決める重要な要素になります。
インテリアや家具を選ぶ時は、色合いやデザインにこだわって選ぶようにしましょう。
ターゲットとなる層が定まっていれば、どのような家具だと生活をイメージしやすくなります。
テレワークができる賃貸物件であれば、仕事ができるとイメージしてもらうことがポイントになります。
デスクやチェアや観葉植物などを配置し、仕事をしているイメージを湧きやすくすると、入居につながる可能性が高まるでしょう。
小物を取り入れる
ただ家具を配置するだけではなく、小物を取り入れるとより効果的です。
しかし、あまり多く置きすぎてしまうと逆効果になるため、あくまでもアクセントになる程度に抑えましょう。
家具や家電とのバランスはどうか、小物が主張しすぎていないか、などがチェックポイントになります。
部屋全体を見た時のバランスが悪いと感じる時は、小物を減らして調和が取れた空間に仕上げるようにしてください。
照明を設置する
照明は、部屋の印象を大きく変えるため、ホームステージングにおいても重要視されています。
どれだけカラーコーディネートや配置する家具のデザインをこだわったとしても、照明器具の明るさなどは雰囲気に合わなければ台無しです。
部屋全体を明るく照らしてくれるシーリングライトはリビングにおすすめです。
また、最近はデザイン性が高いスポットライトをリビングに置き、雰囲気作りをするといった楽しみ方をする人も増えています。
照明の形だけではなく、落ち着いた雰囲気にしたいなら暖色系、ワーキングスペースなら寒色系といったように、色も意識する必要があります。
撮影時のポイント
ホームステージングを行い、その効果を最大限に活かすためには、撮影にもこだわりましょう。
物件撮影の場合、広角レンズを使って撮影するケースが多いので、画像が歪んでしまう傾向があります。
部屋の壁やドアなどがしっかり垂直に映っていると、それだけで安定感が出て安心して見られる写真に仕上がります。
一方キッチンは、少し高めの位置から撮影し、コンロや流し台などが見えるようにするとイメージが湧きやすくなるので試してみてください。
お風呂や廊下、トイレなど狭い空間を撮影する時は、縦構図がおすすめです。
縦構図で撮影すると全体が映るのでイメージもしやすくなります。
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賃貸のホームステージングサービスを提供するおすすめの企業
賃貸のホームステージングサービスを提供している企業は複数あります。
最後に、その中でもおすすめの企業をピックアップしてご紹介します。
ニトリ
ニトリは、家具や食器などを販売している企業です。
利用した経験がある人も多いでしょう。
ニトリでもホームステージングサービスを提供しています。
・家具のレンタルだけではなく販売も行っている
ニトリのホームステージングサービスを利用すると、家具をレンタルできます。
その時使った家具は、ニトリで購入できるものばかりです。
身近なニトリで購入できる商品なので、生活するイメージも湧きやすくなります。
実際に入居率アップにつながったという声も多く上がっています。
・コストダウンと品質の高さを両立している
ニトリは、プランニングから配送までグループ内で完結できる体制が整っています。
家具配送のスペシャリストでもあるので、安心して利用できます。
ワンストップサービスが提供できる点も、ニトリならではの強みです。
【料金】
・1人暮らしや2人暮らしにおすすめのシンプルプラン
写真のみ:65,000円~
1ヶ月レンタル:85,000円~
3ヶ月レンタル:10万円~
・ファミリータイプに最適なベーシックプラン
写真のみ:11万円~
1ヶ月レンタル:151,000円~
3ヶ月レンタル:185,000円~
野村の仲介+
野村の仲介+のホームステージングサービスは、プロのインテリアコーディネーターがサポートしてくれます。
2014年から業界内でもいち早くサービスを開始し、多くの実績を残してきました。
・臨場感のある3Dウォークスルー動画を採用
3Dウォークスルー動画は、まるで室内にイルカのような臨場感を味わえます。
実際に物件に足を運ばなくても、暮らしてからのイメージがしやすくなります。
その部屋が持つ魅力を隅々まで伝えられるので、入居の意欲も高まりやすくなるでしょう。
・トータルコーディネートで魅力度アップ
賃貸の場合は、空室のホームステージングを行うケースが一般的です。
空室のホームステージングは、家具や小物のコーディネートまでトータルでしてもらえます。
さらに、プロカメラマンによる撮影を行うことで、より魅力を伝えられます。
【料金】
野村の仲介+のホームステージングサービスは、適用条件を満たすと無料で利用できます。
条件に関しては、野村の仲介+の店舗と専属専任もしくは専任媒介契約を結ぶなどが含まれています。
細かい条件は、ホームページで確認してみてください。
サマンサ・ホームステージング
サマンサ・ホームステージングでは、賃貸物件や高齢者施設などで生活するイメージが湧くように、家具や小物のレンタルを行っています。
・Matterport 3Dウォークスルー
Matterport 3Dウォークスルーは、専用のカメラを使って3D映像による臨場感のある内覧を疑似体験できます。
パソコンはもちろんですが、タブレットやスマートフォンからも臨場感のある内覧ができます。
遠方に暮らしているなどの理由でリアルな内覧が難しい入居希望者がいる場合などに役立つでしょう。
・VRを活用したバーチャルホームステージング・rooomy(ルーミー)も
VRを活用したバーチャルホームステージング・rooomy(ルーミー)は、日本初のMatterportに対応したVRホームステージングです。
CGで家具などを制作するため、実際に家具を置くより手間がかかりません。
コストを抑えつつ、長期的に提供してもらえるサービスです。
【料金】
プランは、スタンダードプランとデラックスプランがあります。
さらに、写真や動画のオプションも用意されています。
料金に関しては、いずれも問い合わせて確認する形です。
利用を検討している場合は、確認してみることをおすすめします。
ステージングサービス
賃貸物件の魅力を引き出し、スピーディーに入居者を見つけるためのサポートを行っている企業のひとつがステージングサービスです。
特徴や料金は以下のようになっています。
・ステージングサービスは、レンタル・モデルを採用
ステージングサービスが採用しているのは、レンタル・モデルという方法です。
小さい現場やコストを抑えたい現場でも利用できる点が、モデルルームやモデルハウスとの大きな違いになります。
・コンセプトに合わせたセッティング
賃貸物件があるエリアやターゲット層に合わせたセッティングを提案してもらえます。
インテリアコーディネーターと連携した家具のセレクトなので、魅力度が大幅にアップできるでしょう。
【料金】
レンタルプラン:月額3万円~
3ヶ月セット:10万円~
週末プラン:1万5,000円~
まとめ
ホームステージングを行うと、空室期間を短くできる可能性が高まります。
家具などを設置し、実際に暮らした時のイメージが湧きやすくなるためです。
ホームステージングサービスを提供している企業もあるので、DIYで上手くできるか不安だという場合は、依頼するのがおすすめです。
依頼すれば、プロの手で魅力を引き出してくれるため、より入居者の確保につながりやすくなります。