賃貸物件に入居する際、収納はあるか、追い炊きや浴室乾燥機能はついているか、周辺環境は整っているかなど、後から後悔することのないよう間取りや設備をきちんとチェックしている人は多いでしょう。
しかし、見落としがちなのがカーテンレールです。
窓にはカーテンレールがついているのが当たり前だと思っていたら、それは大きな間違いです。
賃貸物件の中にはカーテンレールが付いていないこともあるのです。
そこで今回は、もし入居した物件にカーテンレールがついていなかったらどうしたら良いのか、カーテンレールの取付け方法や種類、自分で取り付ける際の注意点などを詳しく解説していきます。
Contents
賃貸にはカーテンレールが付いていないことがある!
カーテンレールは当然ついているものと考えている方は多いです。
しかし、カーテンレールは電気の傘と同じように、絶対になければいけないものではありません。
そのため、大家さんによってはお願いすれば取り付けてくれますが、そうではない物件も存在します。
特に和室の場合、そもそもカーテンを付ける習慣がないため、カーテンレールがないことも多いです。
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カーテンレールの役割とは
カーテンレールは、その名の通りカーテンを吊るすために重要な役割を担うものです。
カーテンは、お部屋の印象を左右するインテリアの役割を果たす一方で、調光や遮光、防音や断熱にも効果を発揮します。
ここでは、カーテンレールを付けるとどのような効果が期待できるのか解説していきましょう。
・調光・遮光
カーテンには、外からの光を和らげたり、遮ったりする効果があります。
また、日光による室内や家具の日焼けの防止にも役立ちます。
・遮蔽
カーテンを付けることで外からの視線を遮ることが可能です。
特に夜は室内の灯りを付けていると窓から室内が丸見えになります。
そうした問題からプライバシーを守るためにもカーテンは重要な役割を果たします。
・断熱
カーテンを付けることで、窓から入る暖気や冷気を遮ることが可能です。
夏はエアコンの冷気を、冬はエアコンの暖気を外に逃がすのを防いでくれるため、より効率よく室内の温度を快適に保ちます。
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カーテンレールを取り付ける方法
カーテンレールを取り付けるには、専門業者に依頼するか、自分でDIYするか2つの方法があります。
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。
専門業者に依頼
専門業者にカーテンレールの取付けを依頼する際の費用は、窓の数やサイズにもよるもののおおよそ2~4万円程度が必要です。
ただし、カーテン生地を購入したお店で取付けを行っている場合には、お得に取り付けられるかもしれません。
カーテンレールは自分で付けることも可能ですが、大きい窓の場合は誰かに協力してもらった方が作業しやすいです。
また、窓の位置によっては脚立に乗って作業する必要があるため、心配な方は専門業者に依頼するのがおすすめです。
自分でDIYする
カーテンレールは、ブラケットというパーツを壁に取り付けた後にレールを引っ掛けます。
両手を広げた長さ内くらいの窓であれば自分でDIYすることも可能です。
ただし、自分で取り付ける際には、障害物に注意したり壁下地があるか確認したりと、気をつけなければならない点が多々あります。
しっかりとした強度がなければカーテンの重さに耐えられずレールごと落ちることもあり得るので、自分で取り付ける際は注意が必要です。
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カーテンレールのタイプ・種類
カーテンレールには、機能性を重視したものからデザイン性の高いものまで様々な種類があります。
ここでは、カーテンレールのタイプや種類についてご紹介します。
シングルタイプとダブルタイプがある
一般的にカーテンレールは、レースカーテンと厚地のカーテンを二重で吊るすダブルタイプが多いです。
昼間はレースカーテンのみで外からの視線を遮りつつも明るさを取り入れ、夜は厚地のカーテンを閉めて外から一切見えないように利用します。
時間や環境に合わせて二段階で調整できるため非常に便利です。
レースカーテンと厚地カーテンのデザインの組み合わせによって、室内の印象を大きく変えられます。
一方、シングルカーテンレールはレースカーテンもしくは厚地のカーテンを1枚だけ吊るす場合に使用します。
高層マンションのように外から室内が見られる心配がない場所では、あえてレースカーテンで視界を遮る必要がないことから、カーテンレールもシングルである場合が多いです。
また、年中カーテンを閉めっぱなしの窓などにもシングルタイプが使われています。
機能性カーテンレール
カーテンレールには、機能性を重視した機能性カーテンレールとデザイン性の高い装飾性カーテンレールがあります。
機能性カーテンレールは、アパートやマンションなど賃貸物件で使われることも多く、一般的なものであり比較的安価で購入できます。
アルミやステンレス、樹脂などの素材で作られたレールに、カーテン生地を引っ掛ける金具がついています。
形状はシンプルですが、シルバーやホワイトのほか、木目調のものなどデザインのバリエーションも豊富です。
カーテンレールの上部に設置するトップカバーがあると、窓とカーテンとの隙間を塞ぐことができるため、遮光性や断熱性アップに効果的です。
また、ホコリが溜まりやすいカーテンレールの上部をカバーしてくれるので、掃除も簡単になります。
機能性カーテンレールは、一般的な直線タイプ以外にも様々な種類があるので紹介します。
・カーブレール
カーテンレールには自由に曲げることのできるカーブレールタイプもあります。
場所に合わせて自在にレールの形を変えられるので、出窓やお風呂場のシャワーカーテン、病院や試着室などの間仕切り用としても広く使われています。
・電動レール
電動なのでリモコンで楽に操作することが可能です。
高い位置など開け閉めが難しい場所にも向いており、中にはタイマーで自動開閉できるタイプもあります。
・リターンストップ付レール
手前のレールにかけるカーテンの両端を伸ばし、奥のレールにかけるタイプのものをリターンストップ付レールと言います。
リターンストップがあると、両端にある隙間を埋めることができるため、横からの光漏れを防げたり冷暖房効率を高めたりすることが可能です。
装飾性カーテンレール
デザイン性を重視したものを装飾性カーテンレールと言います。
機能性カーテンレールに比べて費用は少し割高になるものの、木製や鉄製、真鍮製など素材も豊富です。
見せることを目的としたアイテムなので、インテリアに合わせたコーディネートが楽しめます。
レールの両端にギボシと呼ばれる飾りを付けると、よりおしゃれに仕上げることができるでしょう。
他にも装飾性カーテンレールにはデザイン性の高いものも多いので、その中から一部を紹介します。
・木製レール
装飾性カーテンレールの代表格とも言えるのが木製タイプのものです。
木目カラーは室内のインテリアに合わせて選ぶことで、より統一感のあるおしゃれな空間を作り出すことが可能です。
木製ならではの暖かみを感じられるのも人気の理由です。
・アイアンレール
重厚感のあるアイアンレールは、デザイン性も高く、アンティーク調からスタイリッシュでモダンなものまで、様々なインテリアに合います。
ギボシのデザインも豊富なので、インテリアに合わせて選べるのも魅力です。
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取り付け方法は2種類!メリット・デメリットは?
カーテンレールの取付け法には、正面付けと天井付けの2種類があります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
正面付けのメリット・デメリット
正面付けとは窓の木枠、もちくは壁面にカーテンレールを取り付ける方法です。
一般的な取り付け方法で、機能性カーテンレールと装飾性カーテンレール、どちらのタイプでも取り付けることが可能です。
【メリット】
カーテンレールを正面付けするメリットには以下の点が挙げられます。
・断熱効果の向上
・壁付けのため取付けしやすい
・天井付けよりも遮光性が高い
・天井付けに比べてカーテンの丈が短くて良いので費用が安く済む
正面付けは、天井付けに比べて取り付ける位置が低いため設置が簡単で、掃除もしやすいです。
また、窓全体を覆うようにカーテンをかけることで、室内の空気も逃がしにくい上、外からの光も遮断できるので断滅性や遮光性も高いのがメリットです。
【デメリット】
一方で、正面付けのカーテンレールには以下のデメリットが挙げられます。
・レールにホコリが溜まりやすい
・両端に生地が集まる
・圧迫感を感じやすい
正面付けは天井付けに比べてカーテンレールにホコリが溜まりやすいため、定期的なお手入れが必要です。
気になる場合には、カーテンレールにトップカバーを付ければ掃除もしやすくなるのでおすすめです。
また、正面付けはカーテンを開けた際、両端に生地が集まります。
カーテンの長さによっては家具の配置の邪魔になったり、掃除がしにくくなったりすることがあります。
さらに、窓のサイズが大きくなるほど、圧迫感も感じやすくなります。
気になる場合にはカーテンの色を明るくするなど開放的に見える工夫が必要です。
天井付けのメリット・デメリット
天井付けには、天井部分に取り付けるものと、窓枠の天井部分に取り付けるものの2種類あります。
窓枠の素材が木製であれば、そのまま下地として使えます。
天井部に取り付ける際は、事前に下地があるのかなど確認する必要があります。
【メリット】
天井付けのメリットには以下の点が挙げられます。
・天井部部分に取り付けることで部屋を広く感じられる
・レールにホコリが溜まりにくい
・窓枠内に取り付ければカーテンと壁がフラットになりすっきりする
窓枠にカーテンレールを設置すれば、窓枠内にカーテンが収まるため室内がすっきりして見えます。
また、天井部分に取り付ければ圧迫感も無く、天井がより高く感じられるため、部屋の中でも開放感があるでしょう。
天井部分と窓枠内、どちらにつけるにしても、正面付けに比べてホコリが溜まりにくいのも天井付けのメリットです。
【デメリット】
一方で天井付けのデメリットには以下の点が挙げられます。
・取り付け位置が高い場合、採寸や取り付け作業が大変
・カビが発生しやすい
・窓の開口部が狭い
取り付け位置が高い天井付けの場合、カーテンの採寸や取り付け作業がしにくいことがあります。
また、天井部に取り付ける場合は正面付けや窓枠内への設置に比べてカーテンの長さも必要となるため、その分費用も高くなります。
さらに、窓枠内に設置すると、開けた際に両端にカーテンが集まるため窓の開口部が狭く感じられるでしょう。
結露しやすい窓の場合、窓枠内にカーテンレールを設置するとカビが発生しやすくなるのも難点です。
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カーテンレールの採寸の仕方
カーテンレールは、取り付ける種類によって採寸方法も異なりますが、窓枠よりも長めに購入する必要があります。
ここでは、それぞれのカーテンレールを正面付けする際の採寸方法を紹介します。
機能性レールの場合
機能性レールを正面付けする場合、窓枠の外寸よりも左右どちらも5~10cm程度長くします。
窓枠の外寸が180cmの場合、カーテンレールの長さは190~200cm程度が良いでしょう。
取り付ける位置の高さも窓枠から5~10cm程度上がおすすめですが、好みに合わせてもっと高い位置に付けても問題ありません。
ただし、カーテンレールを取り付ける際は、窓周りにエアコンやクローゼット、扉などカーテンに干渉するような障害物がないかも確認してください。
装飾性レールの場合
装飾性レールを正面付けする場合、窓枠の外寸から左右どちらも10~20cm程度長くします。
高さに関しても、窓枠から10~15cmほど上部に取り付けるのが一般的です。
したがって、窓枠の外寸が180cmの場合には、200~210cmのカーテンレールを用意しましょう。
ただし、「もっと窓を大きく見せたい」などこだわりのある場合は、好みに合わせてもっと長いレールをつけたり、高い位置につけたりするのもおすすめです。
カーテンレールは取り付ける位置によって印象も大きく変わります。
レールの長さや取り付ける高さも仕上がりを左右する非常に重要なポイントとなるため、下地の位置に気を使いながら取り付け場所を決めましょう。
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DIYでカーテンレール場合に必要なものと手順
カーテンレールは専門の業者ではなくても取り付けが可能であるため、自分で作業を行う方もいます。
ここでは、DIYでカーテンレールを取り付ける際に必要なものや、取り付けの手順についてご紹介します。
準備するもの
まずは、取り付けに必要なものを準備しましょう。
自分で取り付ける際には、脚立、鉛筆、メジャー、ドライバー、キリ、下地センサー、ブラケットが必要になります。
ドライバーは電動タイプの方が作業はしやすいため、使用する際は電動タイプがおすすめです。
設置場所の確認
作業に必要なものが揃ったら、次は設置場所の確認を行います。
窓枠内に取り付ける正面付けか、天井部分・出窓に取り付ける天井付けかを決めましょう。
上述したそれぞれのメリット・デメリットを加味した上で決めるのが望ましいです。
遮光性を重視したい方は正面付けがおすすめです。
ただし、カーテンレールにホコリが溜まりやすいため、こまめにお手入れをする必要があります。
冷暖房効果をアップさせたいのであれば窓からの冷気や光漏れを防ぐ天井付けがおすすめです。
ただし、天井が高い場合、採寸や取り付け作業がしにくいというデメリットもあります。
設置場所は重視する項目、間取りなどに応じて考えるようにしましょう。
窓枠のサイズの採寸
まず、窓のサイズに適したカーテンレールを選ぶために窓枠外寸法を測ります。
必要になるカーテンレールの長さは、機能性レール、装飾性レールで異なるため、注意してください。
機能レールは窓枠の幅にプラス20cm程度、装飾レールは窓枠の幅にプラス30cm程度のものを選ぶのが望ましいです。
窓枠よりも少し長めに取り付けることによって、遮光性を発揮するほか、美しく見えるようになります。
カーテンレールの選択
採寸が済んだらどのようなタイプのカーテンレールを選ぶか決めましょう。
上述した通り、カーテンレールにはシングル・ダブルタイプ、機能性・装飾性レールなど、様々な種類があります。
機能性やデザイン性などに考慮しながら決めると良いでしょう。
下地の確認
先ほど準備するものの中に下地センサーとありましたが、これは壁の中にある柱や鉄骨の位置を確認する装置のことを言い、DIYではよく使われるものです。
この工程は、取り付けたカーテンレールが簡単に外れてしまうのを防ぐために行います。
特に、正面付けの場合、内部に下地がないとしっかり固定できないため、必ずチェックしなければいけません。
下地センサーは、ホームセンターや100均一などで購入できます。
下地の確認をしたら、ブラケットを付ける位置確認・取り付けを行ってください。
位置を決めたら鉛筆で印をつけ、キリで軽く穴を開けておくと、壁の割れ防止や位置のずれ防止になります。
ブラケットの取り付け数はレールの長さや種類によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
カーテンレール設置
ここまでの工程を全て終えたら、いよいよカーテンレールを取り付ける作業に入ります。
取り付け方法はレールの種類によって異なるため、選んだレールに応じて作業を行いましょう。
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種類別!カーテンレール取り付け方法
ここからは、実際にレールを取り付ける方法を詳しく説明していきます。
レールの種類別に取り付ける方法をみていきましょう。
正面付け機能レール
正面付け機能レールには、伸縮なし・ありと2つのタイプにわかれています。
ない場合、窓枠の幅や長さを正確に測り、忘れないようにメモに残しておくようにしましょう。
レールの長さは窓枠にプラス10~20cm程度が望ましいので、測ったサイズに応じて選びます。
設置する際はまずブラケットを固定し、取り付けたい位置にネジでレールを固定します。
一方、ありの場合、レールの長さを調整できるため、伸縮なしのレールよりも柔軟に対応します。
先ほど同様、窓枠の幅と長さを測り、窓枠にプラス10~20cm程度の余裕を持たせます。
ブラケットの位置を調整し、レールを取り付けたら完了です。
伸縮なし・ありによって、取り付けの手順が多少異なるため十分注意してください。
正面付け装飾レール
レールを設置する前に、まずブラケットの位置を決めます。
位置を決めたらブラケットをセットするプレートをネジで固定し、ブラケット本体を取り付けます。
ダブルタイプの場合は、カーテンの内側に付けるレース用のレールを取り付けてください。
設置したブラケットにレールをセットし、裏側からネジを締めて固定します。
この際、左右の長さをよく確認しながら調整するようにしましょう。
天井付け機能レール
正面付けとは違い、天井付けの機能レールを設置する場合、ブラケットは不要です。
あらかじめ設置する予定の場所の長さを測り、レールの長さを調整しながら天井に固定します。
この際、ネジが完全に沈むまで締めるようにしてください。
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自分で取り付ける際の注意点
種類別の取り付け方法についてご紹介しましたが、自分でカーテンレールを取り付ける場合、いくつか注意しなければいけないことがあります。
作業を行う際は、以下のことに気を付けましょう。
障害物の確認
レールを設置する際は、エアコンやクローゼット、扉、壁など、窓の周りに障害物となるものがないか確認しておくことが重要です。
誤った位置に取り付けてしまうと扉の開閉の妨げになったり、エアコンの効きが悪くなったりと、様々な問題が生じる恐れがあります。
天井付けであればあまり影響は出ませんが、正面付けであれば事前に障害物の有無を確認しておかなければいけません。
下地の強度
取り付ける際に注意しなければいけないのは、カーテンやレールの重量に耐えられる下地であるかどうかです。
カーテンは使用する生地によって重くなることもあるため、丈夫でなければいけません。
壁下地に固定されていない場合、故障や落下などの危険性もあるので、必ず下地の強度をチェックしておく必要があります。
石膏ボードに固定するのではなく、必ず壁下地がある場所に固定するようにしてください。
窓枠の上に設置する
カーテンレールは窓枠から10~12cm程度空けて取り付けるのがおすすめです。
窓枠ギリギリに設置してしまうと、壁との隙間から光が漏れやすくなります。
遮光性や断熱性が劣る可能性があるため、窓枠の少し上に設置するのが良いと言われているようです。
また、窓枠よりカーテンを大きく覆うことによって、見た目が美しくなるほか、窓を大きく、天井を高く見せられるようになります。
設置する場所次第で、機能性を活かせるかどうかが決まります。
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穴あけNGなら突っ張りタイプや突っ張り棒を使った取り付け方法も
ここまで、賃貸の部屋に自分でカーテンレールを取り付ける方法についてご紹介しましたが、場合によっては壁や天井などに穴を開けるのが禁止されていることもあります。
しかし、カーテンがない生活は何かと不便であるため、ほとんどの人がレールを取り付けたいと考えるはずです。
このような場合、何か対処法はあるのでしょうか?
賃貸は穴あけNGな場合も
賃貸物件に住んでいると、壁に穴を開けるのはNGとされている場合があります。
今回のようにくぎやネジサイズの穴を開けた場合、修繕費用は入居者が負担することになります。
国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にあるように、通常摩耗を超えるキズや汚れは入居者が修繕費用を負担しなければいけません。
画鋲やピンを刺した程度の穴であれば修繕費用は大家さんが負担します。
しかし、くぎやネジを刺していた場合、石膏ボートや下地壁に穴を開けてしまうこともあります。
退去時に修繕費をめぐってトラブルに発展することがないよう、契約で決められていることを守りましょう。
突っ張りタイプや突っ張り棒を活用するメリット
壁に穴を開けるのが禁止されているからと言って、カーテンレールを設置できないわけではありません。
突っ張りタイプのレールや突っ張り棒を活用してレールを作るのも一つの手です。
壁に穴を開けることがないため、賃貸物件でも気軽に取り入れられるのが大きなメリットです。
突っ張りタイプのカーテンレールは好きな長さに調整でき、位置変更や付け替え、模様替えなども簡単に行えます。
突っ張りタイプのレールや突っ張り棒はホームセンターや100均一などで手に入るなど、必要なものをすぐに用意できるのも魅力的なポイントです。
一般的なカーテンレールよりもサイズ展開が多く、設置したい場所の広さに応じたものを選べます。
突っ張り棒の選び方
どのような突っ張り棒を設置するか決める場合は、長さや丈夫さ、見た目などをチェックしてみてください。
まずは、窓枠の採寸を行い、適したサイズの突っ張り棒を選ぶようにしましょう。
しっかりサイズが測れていないと、購入してからサイズが合わなかったという事態を招く恐れもあるため、注意しなければいけません。
突っ張り棒を選ぶ際、2つのサイズに該当する場合があります。
例えば、90cmの突っ張り棒を探していた場合、「Sサイズ:~90cm」「Mサイズ:90cm~」という表記が書かれているのであればMサイズを買うのが妥当です。
また、どのような生地のカーテンを付けるのかによって、必要な耐荷重が変わってくるため、注意しなければいけません。
突っ張り棒を購入する際には、必ず耐荷重をチェックしましょう。
長さと丈夫さを確かめると同時に、見た目もしっかり確認しておくのがおすすめです。
最近では、デザイン性の高い突っ張り棒も登場しているため、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
木目調やアンティーク調など、様々なデザインが施された商品が展開されているので、ぜひチェックしてみてください。
突っ張りタイプのレール取り付け方法
穴を開けずに簡単に取り付けられる突っ張りタイプのレールを選ぶ場合、まずはレールを水平に持ち、壁に密着するまで伸ばします。
しっかり密着させたらロックレバーを倒し、固定します。
これで取り付け完了です。
突っ張りタイプのレールにはランナーが付いているため、設置後すぐにカーテンを付けられます。
また、最近では突っ張りタイプのブラインドなど、様々な種類の商品が展開されています。
賃貸物件において、壁に穴を開けない突っ張りタイプの商品は非常に需要が高いのです。
突っ張り棒を使う場合の取り付け方法
突っ張り棒には、バネ式とジャッキ式の2種類があります。
バネ式はパイプの内部にバネが入っており、反発力で壁に固定される仕組みになっています。
一方、ジャッキ式はパイプを伸ばして調整しながら壁に固定できるタイプの突っ張り棒です。
バネ式よりも耐荷重が優れているため、丈夫さを求めるのであればジャッキ式がおすすめです。
突っ張り棒を使用する場合、ポールに直接カーテンを通す方法と、ポールにランナーを付けてカーテンを吊るす方法があります。
どちらも簡単にカーテンを付けられるので、好みに合わせて選んでみてください。
突っ張り棒を用いたカーテンの取り付けは簡単に付け外しができるため、気分や季節によって模様替えをするのもおすすめです。
低コストでカーテンを付けたいのであれば突っ張り棒を活用してみましょう。
突っ張り棒は小窓にも使える
窓には突き出し窓や外倒し窓、内倒し窓、スリット窓、オーニング窓、はめ殺し窓など、様々なタイプがあります。
しかし、このような小さな窓にはカーテンレールがない場合がほとんどです。
そんな時に活躍するのが突っ張り棒です。
ちょっとした小窓にカーテンを付けたいのであれば、ぜひ突っ張り棒を活用してみてください。
まとめ
和室がある賃貸物件にはカーテンレールが備え付けられていない場合があります。
最近では、インテリアの自由度を高めるためにカーテンレールをあえて取り付けない新築住宅も増えているようです。
しかし、カーテンは遮光や防音、外からの視線を遮断するなど、様々な役割を持っており、安心した暮らしを送るためのマストアイテムとなっています。
カーテンレールの取り付けは誰でも簡単にできるため、今回ご紹介した手順を参考に取り付け作業を行ってみてください。
また、壁に穴を開けられない場合でも突っ張り棒や突っ張りタイプのレールを活用することによって、簡単にカーテンを付けられるようになります。