空室対策にもおすすめの植栽とは?導入するメリットやお手入れ方法を解説!

多くの入居者を集める上で、外観の管理が行き届いているかどうかは重要なポイントとなります。
そこで近年、賃貸物件に植栽を取り入れる大家さんが増えてきています。
そもそも植栽とは何か、また植栽を取り入れるとどのような効果が得られるのでしょうか?
今回は、植栽の意味や種類といった基礎知識から、賃貸物件に植栽を導入するメリット・デメリット、植栽の管理の仕方まで詳しく解説していきます。
管理の行き届いた外観で物件のイメージアップを図りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Contents

賃貸物件に彩りを与える植栽とは?

植栽

まずは植栽の基礎知識と、植栽の種類について解説していきます。

草木を定着させて整えること

植栽とは、草花や樹木を植えてそこに定着させ、さらに枝葉を切るなどして形を整えることをいいます。
植物は環境によって育ちやすさが異なり、植える向きや角度で見た目にも大きな違いが出ます。
ただ単に、好きな場所に好きな植物を植えるだけでは植栽と言えないのです。

植栽には種類がある!

植栽する植物には背丈を大きく超えて成長するものから、さりげなく足元に彩りを添えてくれるものまで、様々な種類があります。
ここでは、植栽の種類やそれぞれの特徴、植えるのに適した場所や手入れの仕方についてご紹介しましょう。

シンボルツリー

シンボルツリーとは、庭のシンボルとなる木のことを指します。
庭の雰囲気を印象付ける木なので、庭の中心あたりや玄関付近などに植えられます。
絶対的に目立つ存在にする必要はありませんが、葉や樹形が印象的だったり、美しい花や実をつけたりするものなど、目立ちやすい特徴を持つ樹木であることが多いです。

シンボルツリー専用の木というのは特にないため、オリーブやシマトリネコ、ヤマボウシ、サクラなど、庭のコンセプトや好みによって決めると良いでしょう。
ただし一度植えてしまうと、後から別の場所や別の種類に植え替えたい時に、かなりの手間とお金がかかってしまいます。
後悔しないように、何をどこに植えるかじっくり考えて決めましょう。

庭木

庭木は、文字どおり庭に植える木のことです。
庭の広さやコンセプトによって何本植えるかは自由なので、シンボルツリーほどの特徴がなくても、華やかにしたり落ちついた印象にしたりすることもできます。

例えば、実を収穫するために果実がなる木を植えたり、木陰や目隠しになるように株立ちの常緑樹を植えたりと、様々な役割も持たせられるのです。
その土地で育つ木であればどんなものでも構わないので、多くの選択肢から選べます。

低木

庭木の中でも、背の低い木のことを低木といいます。
横方向へは伸びますが上にはほぼ伸びず、幹もあまり太くなりません。
ハギやマンリョウ、カリフォルニアアイラックなどの観賞向きのものから、ローズマリーやチェリーセージ、ブルーベリーなどのようにハーブや果実をつけるものまで、様々な種類があります。
背が低いためシンボルツリーの根元に植えたり、生け垣や多年草と組み合わせたりすれば、ちょっとした空きスペースも無駄なく活用できるでしょう。

また、大きな木に比べて手入れがしやすく、植え替えも難しくないので手軽に植えられます。

生垣

生垣とは、植物でつくった垣根のことをいいます。
同じ種類の木を一定の高さに揃えて並べることで、目隠しにしたり隣家や道路との境界線にしたりできます。

理想の大きさに整えるためには定期的に剪定しなくてはなりません。
そのため、マサキやレッドロビン、イヌマキなどといった、扱いやすく剪定に耐えられる木がよく使われます。
他にも、テイカカズラなどのつる植物をフェンスに這わせ、生垣のようにすることもあります。
一方で、花や実がつく木は剪定の際に花芽を切ってしまうことから、上手くいかないことが多いです。

目隠しや境界線としての役割に加えて、鑑賞用としての役割も持たせたい場合は、紅葉が美しいドウダンツツジや、花のバリエーションが豊富なサザンカ、葉っぱの形がきれいな常緑樹などがおすすめです。

草本

草本とは、いわゆる草のことで、樹木のように大きくならない植物を指します。
基本的に花を楽しむことを目的とし、花壇や植木鉢に植えられることが多いです。

パンジーやキンギョソウのように季節が変わると枯れてしまうものもあれば、ペチュニアやクリスマスローズのように一度植えると毎年花を咲かせるものもあります。
ひまわりや木立ダリアなどの一部を除いては背が高くならないため、玄関先の花壇やプランター、庭木の根元などへ植えるのに適しています。

樹木よりも手軽に育てられるので、季節ごとに入れ替えれば1年中花を楽しめるでしょう。

グランドカバー

グランドカバーとは、地面を這うように広がって足元に彩りを添える植物のことです。
通路や花壇の隙間を埋めるように植えると、土が露出しないので見栄えが良くなるだけでなく、泥はねや雑草が生えるのも防げます。

また、プラティアやリシマキア、クラピアなどの花が咲くものを選べば、シーズンになると小花が一面を覆う可愛らしい光景が楽しめるでしょう。
ただし、グランドカバーは繁殖力が強いため、放っておくとすぐに庭を覆いつくし、区画をはみ出してしまいます。
特に、ヒメイワダレソウやツルニチソウは野生化した結果、雑草のような扱いになることもあります。
グランドカバーを植える場合は、こまめな管理が必要であることを把握しておきましょう。

つる植物

つる植物は、他の木やフェンスなどを支えに高いところへと茎を伸ばす植物です。
壁を這わせたり、アーチに絡みつかせて立体感を出したりするなど、他の植物とは一味違った庭を演出できます。

つる植物の中でも、植栽としては1年中緑が楽しめる常緑性のものが人気です。
他にも、バラや藤、クレマチスのようにきれいな花が咲くものが多いのも魅力となっています。
しかし、時にはヘクソカズラやヤブガラシなどの野生のつる植物も一緒に生えることがあり、管理を怠ると藪のようになってしまうでしょう。
つる植物を植える際は、あらかじめこまめに管理できる体制を整えておくことが大切です。
また、種類によっては壁面を傷付けてしまうこともあるので、植え付ける場所にも注意してください。

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植栽にはどんな魅力がある?メリットを解説

植栽

植栽には様々な種類があることをご紹介しましたが、実際に賃貸物件に植栽を取り入れると、どのような効果が得られるのでしょうか?
ここからは、賃貸物件に植栽を導入する魅力とメリットを解説していきます。

景観を良く見せる効果がある

入居希望者が物件の下見をする際、最初に見るところは建物の外観です。
管理が行き届いた建物であれば、築年数が経っていたとしても入居につながる可能性は高くなるでしょう。
建物の外観を美しくするには外壁の塗り替えやリフォームが効果的ですが、それには高額な費用がかかります。
そこで、もっと手軽に外観のイメージアップを図れるのが植栽です。
植栽には景観を良く見せる効果があり、手入れが行き届いた樹木は年数が経つほど風格が増していきます。

目隠しになる

植栽は、目隠しとして利用されることも多いです。
隣家や道路からの視線が遮られるためプライバシーが守られますし、外部から侵入しにくいので防犯対策にもなります。
目隠しとしてフェンスやブロック塀を設ける方法は一般的ですが、賃貸物件で植栽に力を入れていることは少ないです。
そのため、目隠しに植栽を取り入れれば、周辺の物件との差別化が図れます。

入居者の癒しになる

植栽は、植える植物によって建物の印象が大きく変わります。
背の高い木を植えて、木陰をつくり暑い日差しを遮ったり、きれいな花や実をつけるものを植えて季節を感じさせたりと、植栽で入居者の心身も癒せるのです。

大規模なビルや商業施設、駅の周辺にバランス良く植えられた木や、街路樹も植栽になります。
無機質な建物が立ち並ぶ中でも、人はどこかで樹木や草花に癒しを求めているものです。
賃貸物件にも植栽を導入することで、癒しを求める住人が自然と集まってくるようになるでしょう。

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植栽にはデメリットもある

植栽

植栽には賃貸物件の景観が良くなる、目隠しになる、入居者の癒しになるなど、様々なメリットがありますが、デメリットも全くないわけではありません。
続いては、植栽の主なデメリットを見ていきましょう。

維持管理が必要

植栽には維持管理が必要で、少なからず手間と費用がかかります。
植える種類によってはこまめに手入れをしないと、すぐに藪のようになり、道路や隣家にはみ出してしまうこともあるでしょう。
せっかく景観を良くしようと植栽を行っても、管理を怠れば見栄えが悪くなり、イメージダウンや入居者・近隣の住人からのクレームにもつながってしまいます。

害虫の発生

植栽の手入れを怠ると、見栄えが悪くなるだけでなく、毛虫やクモ、やぶ蚊などの害虫が発生する恐れもあります。
害虫が増えれば、退去者が出たり空室がなかなか埋まらなかったり、ということが起きてもおかしくありません。

日当たりを損なう可能性も

部屋が樹木に近い場合は、日当たりを損なってクレームにつながることも考えられます。
植栽をする際は部屋に近づき過ぎないようにしたり、窓に日が差す程度の高さにしたりするなど、日当たりを損なわないよう配慮することも大切です。

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植栽の注意点

植栽

実際に植栽をする際は、植える場所や環境、時期にも注意が必要です。

植える場所や環境に注意しよう

植栽の種類によって、適応する環境は異なります。
日当たりを好むタイプもあれば、日陰でなければ育ちにくいタイプなど様々です。
植え付ける場所の日当たりに対して、植栽の性質が適合しているかどうか必ずチェックしておきましょう。

植栽を行う時期にも注意!

植栽に適した時期は常緑樹か落葉樹か、または地域によっても変わりますが、一般的には冬から春先がベストといわれています。
理由は、植物や樹木のほとんどが、少しずつ暖かくなっていく季節に成長するからです。
対して、気温が30度以上の日が続く時期は、植栽には不向きと言えます。
これは十分な根を張れないまま、水分が多く必要となる時期を迎えてしまうため、水切れを起こして枯れるリスクが高まるためです。

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植栽の管理は大家?それとも入居者?

植栽

賃貸物件の植栽の管理は、大家さんがすべきなのか、それとも入居者が行うのか気になる方も多いでしょう。
誰が管理することになるのか解説していきます。

専用庭は入居者管理

専用庭が賃貸契約の目的物になっている場合、専用庭にある植栽は入居者に管理義務があります。
しかし、植栽の剪定などが必要な場合は、一定の知識や経験が必要とされるため入居者にそこまでの義務はありません。
基本的に入居者に求められるのは、雑草処理や水やりなどの日常管理、または木が枯れそうな場合は大家に知らせる、などです。
入居者がこの義務に違反して、木を枯らしたり勝手に切ったりした場合は、大家さんは損害賠償請求をすることも可能です。

賃貸借契約で定めておくと安心

賃貸借契約書には、賃貸借の目的物として、建物自体の記載はあっても専用庭については、記載されていないことがあります。
例えば庭付き一戸建ての建物で、建物と庭が共に塀で囲まれ同一の空間にある場合、その庭も入居者の個人使用を認めていることが明らかです。
つまり、専用庭も賃貸借契約の目的物と判断され、庭にある植栽は入居者に管理義務が発生します。
しかし、余計なトラブルを避けるためにも、専用庭についても賃貸借の目的物であることを明記しておいた方が良いでしょう。
また、庭の植栽についても、入居者に管理義務があることを、あらかじめ説明しておくと安心です。

賃貸期間外であれば大家自身で管理する

専用庭にある植栽であっても、賃貸期間外であれば大家さん自身で管理しなければなりません。
専用庭はあくまでも共用部であり、貸主の所有物にあたります。
そのため、入居者がいない場合は、自身で管理することを忘れないようにしてください。

共用部分の植栽は大家自身の管理

専用庭以外で賃貸物件の共用部分に植えた植栽は、大家さん自身で管理する必要があります。
植栽には、定期的な剪定や除草作業が欠かせません。
そのため、維持管理していくことを見越した計画的な植栽計画が重要です。

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植栽のお手入れ方法

植栽

植栽のお手入れは大家さん自身でできることもあれば、専門業者に依頼しなければ難しい作業もあります。
ここでは、自分でできる作業かどうかも含めて、詳しい作業内容をご紹介します。

剪定

剪定とは木の枝の一部をはさみで切ったり、整えたりする作業です。
剪定は樹木の美観を保つだけでなく、健康に生育させるために欠かせない作業です。

また、選定をして風通しを良くすることは、害虫の発生を抑える効果も期待できます。
ただし、樹木によって剪定に適した季節や切った方が良い箇所は異なります。
素人が剪定をした場合、樹木が枯れることもあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

刈込

刈込とは、庭木や生垣の形をバリカンやはさみを使って切り揃えることをいいます。
生垣のように葉が密集しているところはハチやガなどの住処となりやすいです。
刈込をすることで見た目が美しく魅力的になるだけでなく、害虫の発生を抑える効果も期待できます。

また、生垣の手入れがきちんとできていない物件は、適切な管理がされていないのではと思われることもあります。
刈込は自分ですることもできますが、全体的なバランスを整えるのは難しいです。
やってみて無理だと思ったら、専門業者に依頼することも視野に入れると良いでしょう。

草刈り

草刈りでは、雑草の除去や芝が伸びすぎないよう刈込をします。
雑草が伸び放題の状況は見た目的にも美しくないため、定期的に手入れをすることが大切です。

花壇や庭の規模がそこまで広くないのであれば、大家さん自身が手入れをすることも可能です。
ただし、大家さん自ら作業をする場合は手作業が中心になるため、時間がかかってしまうでしょう。
業者なら芝刈り機など専用の機械を持っているため、スピーディーな作業が期待できます。
必要な作業や規模を鑑みた上で依頼するかどうか検討すると良いでしょう。

伐採

伐採とは、育ちすぎた樹木を根元から切ることを指します。
庭木が大きくなりすぎると、電線にかかったり、窓を塞いでしまったりすることがあります。
建物はもちろん、入居者に悪影響を及ぼすこともあるので、木の育ち具合は適宜確認することが大切です。
なお、大きく育った樹木の伐採は素人にはできないため、専門業者に依頼すると良いでしょう。

施肥

施肥とは花や樹木の生育を良くするために、土に肥料を混ぜ栄養を与えることです。
植物が成長するために栄養は欠かせません。
ずっと同じ土では栄養不足に陥ってしまうため、定期的に施肥を与え、土の管理を行うことが大切です。

施肥は大家さん自ら行うことも可能です。

消毒

消毒とは、庭木に薬剤を散布することです。
消毒しないでいると、樹木に病害虫が発生する可能性があります。
病害虫は樹木を枯らすだけでなく、人によってはアレルギー症状が出るなど健康被害につながることもあります。
入居者とのトラブルに発展する可能性があるため、庭木や入居者の安全を守るためにも、業者に依頼し消毒を行うことが大切です。

お手入れの頻度について

入居世帯数10世帯前後の小規模の物件なら年1回、50世帯以上の大規模物件なら年3~4回を目安に植栽のお手入れを行いましょう。
大規模な物件の場合、敷地内に生垣があったり、エクステリアとして樹木を植えていたりと植栽していることが多いです。
外観の美しさは建物の資産価値だけでなく、入居状況にも影響するため、適切な頻度でお手入れすることが大切です。

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植栽のお手入れをする際に必要な道具

植栽

自分で剪定する場合、どのような道具があれば良いのでしょうか?
ここでは、植栽のお手入れに必要な道具からあると便利な道具まで、それぞれの用途を含めて解説します。

剪定バサミ

枝を切る際に使用するハサミです。
直径1~1.5cm程度の枝を切る際に使います。
剪定バサミには、「バイパスタイプ」と「アンビルタイプ」の2種類あります。
バイパスタイプは上刃と下刃の両方、アンビルタイプは下刃だけが動きます。
バイパスタイプは切り口が綺麗なため枝を傷つけにくい点、アンビルタイプは太かったり硬かったりする枝の選定に向いている点がメリットです。

剪定バサミは、自分の手のサイズに合っており握りやすいものを選ぶのがポイントです。

剪定ノコギリ

枝を切る際に使うノコギリです。
剪定バサミでは難しい太い枝を切る時に使います。
剪定ノコギリには、折りたためるタイプと折りたたみできないタイプ、そしてピストル型といわれる片方にだけ刃のあるタイプがあります。
剪定ノコギリは切りたい枝の位置や太さに合わせて、強度やサイズ、使いやすさを加味して選ぶことをおすすめします。

植木バサミ

直径約1cmまでの細い枝を切る際に使うハサミです。
1cm以上の枝を切る時は剪定バサミを用いることが多いです。
植木バサミは細い枝が生い茂っている箇所や芽の位置で切りたい時に使うと、枝を残さずに切れます。

刈込バサミ

生垣や樹木を刈り込む際に使うハサミで、全体的な形を整える際に使われます。
大型のため両手で使います。
ただし、両手を動かして使用するのではなく、片手は固定し、もう一方の手を動かすのが上手に切るポイントです。
刈込バサミを選ぶ際は、自分に合ったサイズを選ぶことが大切です。

高枝切りバサミ

高いところの枝を切る際に使う植木バサミです。
柄が伸縮し長くなるため、脚立やハシゴを使わなくても、高い部分の枝を切ることが可能です。
ただし、切れるのは直径2cm程度までで、それ以上の太さの枝を切るのは難しいです。
また、伸ばして使うことから、細かい手入れには向いていません。
高枝切りバサミにはグリップタイプと紐を引いて切るタイプがあります。
自分にとって使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

剪定道具入れ

剪定バサミや植木バサミを収納できるバッグです。
腰に付けるウエストポーチタイプが主流です。

お手入れ時に必要な道具をまとめて収納できるため、あると便利なアイテムです。

作業用手袋

剪定中は枝などで怪我をする可能性があるため、作業用手袋を着用してください。
トゲが刺さりにくいものや耐切断性のある手袋がおすすめです。

また、滑り止めがついておりグリップ力の高いものは、剪定バサミやノコギリが握りやすいので剪定作業に向いています。

脚立

高い部分の剪定をするなら、脚立も必要です。
脚立の高さは幅広く、1m程度から3m以上のものまで様々です。

剪定する樹木の高さに合わせて選ぶと良いでしょう。
選ぶ際は、凹凸の地面の上でも安定しやすい三脚タイプがおすすめです。

掃除道具

剪定後は、切り落とした枝や葉を片付けなければいけません。
竹ボウキや熊手など、枝や葉を集めるための道具があると便利です。
また、集めた枝や葉を捨てるために、大きめのちりとりやゴミ袋の用意も忘れずにしておきましょう。

ただし、枝や葉っぱの捨て方は各自治体によって違います。
物件のある自治体のルールを守り、適切に処理しましょう。

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お手入れは業者にも依頼できる!

植栽

作業内容によっては大家さん自らお手入れすることも可能です。
とはいえ、物件の規模によっては大家さん自身がすべて行うのは難しく、現実的ではないので業者に依頼するのがおすすめです。
ここでは業者に依頼した方が良い理由をはじめ、業者に依頼した場合の費用相場をご紹介します。

業者に依頼した方が理由

遠方に住んでいる、管理を続けるのが難しい、魅力的な植栽にしたいと考えている方は、業者に依頼するのがおすすめです。
以下ではそれぞれの理由について、より詳しく解説していきます。

遠方に住んでいる

大家さんが住んでいる場所と賃貸物件が遠方にある場合、お手入れは業者に依頼するのがおすすめです。
お手入れするのが数ヶ月や年に1回程度で良いのであれば、遠方でも何とかなる可能性はあります。
しかし、雑草の除去など物件の管理はこまめに行う必要があります。
特に複数の物件を所有している場合、それぞれ適切に管理するのは難しく負担も大きいため、管理会社への依頼を検討した方が良いでしょう。

管理を続けることが難しい

本業がある、高齢など大家さんの状況によっては継続的な管理が難しい場合があります。
身体的・精神的にこまめに通って手入れするのが困難な時は、専門業者に依頼した方が良いでしょう。

自分で管理する場合に比べて費用はかかりますが、負担を軽減することが可能です。

より魅力的な植栽にしたい

魅力的な植栽で物件の価値を高めたいのなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
専門業者は建物を魅力的に見せるデザイン案とそれを可能にする技術力を有しています。

物件のおしゃれ度が上がれば、新たな入居者獲得につながる可能性があります。
魅力的な植栽にしたいなら、専門業者への依頼を検討してください。

植栽のメンテナンスを業者に依頼する際の費用相場

植栽の手入れにかかる費用は、作業内容や土地の広さなど条件によって変わります。
業者に依頼する際は、複数の業者に見積もり依頼し、比較した上で決めることをおすすめします。
なお、一般的なメンテナンス費用の目安は以下のとおりです。

・作業内容:剪定、施肥、害虫駆除/各年1回
 植栽状況:高木5本、中木10本、生垣
 費用相場:10万~15万円

・作業内容:剪定/年2回、施肥、害虫駆除、年末清掃/各年1回
 植栽状況:高木~10本、中木~25本、低木、生垣
 費用相場:30万~50万円

・作業内容:剪定/年2回、施肥、害虫駆除、年末清掃/各年1回
 植栽状況:高木20本、中木~50本、低木、生垣
 費用相場:80万~100万円

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費用を抑えたいならシルバー人材センターへの依頼もおすすめ!

植栽

業者に依頼した場合、手入れする樹木の規模によっては非常に費用が高額になります。
できるだけ費用を抑えたいならシルバー人材センターへ依頼するのも一つの方法です。
ここでは、シルバー人材センターはなぜ費用が安いのか、注意点や依頼方法も含めて解説します。

費用が安い理由

シルバー人材センターとは、高齢者の生きがいの充実や経済的な生活の安定、地域社会の維持発展などを目的とし、60歳以上の健康で働く意欲のある方に仕事を提供している公益社団法人です。
営利目的ではない上、シルバー人材センターの運営には補助金が投入されていることから、比較的低価格で作業を依頼することが可能です。

シルバー人材センターを利用する際の注意点

シルバー人材センターは一般的な業者に依頼した場合に比べ、低価格で依頼できるのが魅力です。
ただし、利用する際は注意しておきたい点もあるので紹介します。

地域によっては利用できないケースも

シルバー人材センターは47都道府県にありますが、市区町村によって運営組織が異なります。
そのため、地域によっては利用できないケースもあるので注意してください。
また、シルバー人材センターでは危険な作業はお断りしています。
剪定作業を請け負っている事業所であっても、3m以下の低木のみと条件を定めていることがほとんどです。

プロとは限らない

シルバー人材センターが紹介する作業員は、60歳以上で働く意欲のある人であり、プロとして活躍していた人とは限りません。
剪定の講習を受け、剪定技能を持っているとはいえ、専門業者の職人のような高い技術力を有しているわけではないことを覚えておきましょう。

依頼方法を解説

シルバー人材センターに依頼する方法は、各センターによって異なります。
ホームページなどから確認できるので、依頼する際は事前に調べておくとスムーズです。
なお、申込方法は電話やファックス、郵送やメールから受け付けていることが多いです。
指定された方法に沿って依頼しましょう。
作業可能であれば下見や打ち合わせ時に条件や見積もり金額を提示されます。
紹介された作業員により作業完了後、後日請求書が届くので、指定された口座に料金を振り込んでください。
ただし、剪定作業はシルバー人材センターの中でも人気が高いメニューの一つなので、予約が取りにくくなっています。

今回は、植栽のメリット・デメリットをはじめ、注意点やお手入れ方法、必要な道具などを詳しく解説しました。
植栽には景観を良く見せたり、入居者の癒しになったり、さらには目隠しとして使えたりといったメリットがあります。
しかし、その一方で維持管理が大変だったり、適切に管理をしないと害虫が発生したりといったデメリットも存在します。
植栽のお手入れは自分でできるケースもありますが、こまめな作業を必要とするため業者に依頼するのがおすすめです。
費用を抑えたいならシルバー人材センターへ依頼する方法もあるので、ぜひ検討してみてください。

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