アパート・マンションの郵便ボックスに潜むリスクとは?防犯対策や見極めるポイントを解説

郵便ボックスはアパートやマンションにも設置されています。
郵便ボックスの種類はいくつかあり、それぞれに異なる特徴があります。
そんな郵便ボックスには、リスクが潜んでいることをご存じでしょうか?
今回は、郵便ボックスの種類や錠前の種類、起こり得るリスクと防犯対策、リスクが起きにくい郵便ボックスの特徴などを解説していきます。
アパートやマンションに暮らしていて、防犯対策を考えている方はぜひ目を通してみてください。

Contents

郵便ボックスの種類

郵便ボックス

郵便ボックスには、埋め込み型・独立型・壁掛け型といった種類があります。
まずは、それぞれの特徴やアパート・マンションで使われている種類について解説していきます。

埋め込み型

埋め込み型は、壁や塀、門柱に埋め込む郵便ボックスです。
設置するのは物件を建てる時になります。
外壁などにスマートに収まるので、表札と組み合わせておしゃれな雰囲気にできることが魅力の1つです。

さらに受け箱が内側につくことから、郵便物の盗難を防げるというメリットもあります。

独立型

独立型は、地面にポールを埋め込んで郵便ボックスを取り付けます。
デザイン性が高く、おしゃれな外装に合う郵便ボックスを選びやすいという点が大きなメリットです。

機能ポールという商品もあり、郵便ボックスだけではなくポストやインターホンを組み合わせることもできます。
設置場所の自由度が高いという特徴もあります。

壁掛け型

壁掛け型は、建物や外壁、門扉に直接取り付けるタイプの郵便ボックスです。
他のタイプよりも簡単に取り付けられます。

前入れ前出しタイプが基本となっていて、以前から多くの住宅で使われていました。
盗難対策としてダイヤル錠やプッシュ錠がついている場合も多いです。
デザインやカラーも豊富に用意されているため、外観の雰囲気に合わせた郵便ボックスを選択できるでしょう。

アパート・マンションで利用されているのは?

アパートやマンションといった集合住宅の場合は、エントランス設置型やドア差し込み型を採用しているケースが多く見られます。
エントランス設置型は、共有玄関部分にまとめて郵便ボックスが設置されているタイプです。
種類が豊富なので、物件によって形状や機能性が異なります。
ドア差し込み型は、アパ-トに多い郵便ボックスです。
ドアの中央部分が開閉し、郵便物を玄関に差し込めるような形になっています。

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INA&Associates Inc.は、不動産、IT、投資などにおける専門性と技術を活かし、「不動産」×「IT」を実現するために発生する、複雑な事柄に真摯に向き合い、”不動産をもっと分かりやすく。住まいを探されている方にとってもっと使いやすく。取引をもっとスムーズに。” 不動産×ITで独自の価値をお客様に提供することを目指しています。

郵便ボックスで使用される錠前の種類

郵便ボックス

郵便ボックスで使用される錠前にもいくつか種類があります。
例えばダイヤル錠やプッシュボタン錠、ラッチ錠、シリンダー錠といった種類です。
それぞれの特徴について解説していきましょう。

ダイヤル錠

ダイヤル錠は、金庫などで採用されるケースが多い錠前です。
暗証番号で施錠や解錠をするので、鍵を持ち歩く必要がありません。
そのため、鍵を紛失してしまうというリスクがないのはメリットだと言えます。
電源も必要ないので、電池切れなどのトラブルを心配せずに済むことも安心材料になります。
しかし、決めた暗証番号や回転方向を覚えておく必要があること、暗証番号さえ知っていれば誰でも開けられるといったデメリットがあります。

プッシュボタン錠

プッシュボタン錠は、設定した開錠番号を押して開けるタイプの錠前です。
扉を閉めると自動的に施錠されます。
鍵を持ち歩く必要がなく、桁数が多いタイプを選べば防犯性が高まるなどのメリットがあります。

しかし、暗証番号を忘れると開錠できないこと、暗証番号の入力時に手元を見られると第三者に知られてしまうこと、種類によっては電池交換が必要になるなどのデメリットもあることを覚えておきましょう。

ラッチ錠

ラッチ錠は、南京錠を使って施錠するタイプの錠前です。
取り付ける際に、金具を差し込まなければいけません。
自分で鍵を用意して施錠するため、使い勝手が良いと感じる錠前を使えることはメリットだと言えます。
ただし、ラッチ錠だけでは施錠できないので市販されている南京錠も併せて用意しなければ、防犯性は皆無となってしまいます。

シリンダー錠

シリンダー錠は専用の鍵を差し込み、錠前の操作を行うタイプです。
針金などを使ってピッキングされるリスクが大きいと言われています。
このタイプを使用する際は、防犯性の高いものや最新式のものを選ぶようにしましょう。

シリンダー錠のメリットには、リーズナブルな料金で導入できること、鍵に表裏がないので子どもや高齢者でも使いやすいことなどが挙げられます。
一方デメリットには鍵を持ち歩かなければいけないので紛失のリスクがあること、ピッキング対策をしなければいけないこと、経年劣化で開錠できなくなる恐れがあることなどが挙げられます。

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集合住宅の郵便ボックスで見られるダイヤル錠を深堀して解説!

郵便ボックス

アパ-トやマンションなどの集合住宅に設置されている郵便ボックスは、ダイヤル錠が採用されているケースが多いです。
そんなダイヤル錠の仕組みやダイヤル錠の郵便ボックスが開かない理由、開かなかった時の対策方法も確認しておきましょう。

ダイヤル錠の仕組み

ダイヤル錠は、開ける前に初期化する必要があります。
時計回りのダイヤルを2周すると初期化されるタイプが多いです。
中には反時計回りに2周するタイプもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
ダイヤル錠の暗証番号を忘れてしまった時は無理にこじ開けるのではなく、取扱説明書などの書類と一緒に暗証番号を記した紙を渡されていないか確認してみてください。

無理にこじ開けてしまうと、郵便ボックス自体が変形してしまうなど別のトラブルを生む原因になりかねません。

ダイヤル錠の郵便ボックスが開かない!その理由とは?

ダイヤル錠の郵便ボックスが開かなくなってしまうこともあります。
一体なぜ開かなくなってしまうのでしょうか?
今回は、特によく見られる原因をピックアップしてご紹介します。

番号のリセットができていない

ダイヤル錠の初期化がされていないと、ダイヤルを回しても誤った番号だと認識してしまいます。
リセット方法はダイヤル錠によって異なりますが、基本的には前述したように時計回りまたは反時計回りに2周させる方法でできます。
リセットすると最初からダイヤルを回せるので、再度暗証番号を入力しましょう。
リセットの仕方がわからない場合は、郵便ボックスを設置した大家さんに聞いたり、説明書を確認したりしてみてください。

回す方向を間違えている

ダイヤル錠の場合、回す方向を間違えていると絶対に開錠できません。
これは番号が間違っている場合も同様です。
そのため、暗証番号だけではなくダイヤルを回す方向も把握しておかなければいけません。

郵便物・チラシなどが詰まりすぎている

郵便ボックスの中にチラシなどの郵便物がたくさん入っている場合も、開かなくなってしまう場合があります。
中に詰まった郵便物によって、扉が圧迫されて変形したり、ダイヤル部分に負荷がかかって故障してしまったりするためです。
また、中身があふれ出るような状態になってしまうと、建付けが悪くなってしまう場合もあります。
そうなると郵便ボックスの扉が開きにくくなってしまいます。
建付けの悪さが原因となっている場合は、郵便ボックスを押さえた状態でダイヤルを回すと開錠できる場合もあるので試してみてください。

ダイヤルが壊れてしまった

根本的な問題ですが、ダイヤルが壊れてしまった場合も開かなくなってしまいます。
ダイヤル錠も経年劣化が生じるので、使い続けることはできません。

鍵が空回りするようになったり、錆びて故障したりした場合は、大家さんに相談してみましょう。

開かなかった時の対策方法

ダイヤル錠が開かない時はどうすればいいのか焦ってしまうものです。
万が一の時に焦らないようにするには、対策方法を知っておくことが重要になります。
どのような対策方法があるのか解説していきましょう。

大家さんや不動産管理会社に相談する

借りている物件の郵便ボックスに不具合が生じたら、大家さんや不動産管理会社に連絡しましょう。
部屋ごとに郵便ボックスが割り振られているケースもあります。
しかし、入居者個人の所有物ではなく、アパ-ト・マンションの共有部に該当します。
そのため、入居者が自己判断で修理をするのは避けるべきなのです。

自己判断で修理して状態がさらに悪くなってしまうといった事態もないとは言い切れません。
また、郵便ボックスが壊れたままだと郵便物を盗難される可能性も高くなってしまいます。
このような理由から、開かなくなってしまった時は早めに大家さんや不動産管理会社に連絡する必要があると言えます。
連絡先がわからない時は、契約書などを確認してみてください。

鍵屋にお願いして開錠してもらう

鍵の専門業者に依頼して開けてもらう方法もあります。
基本的には入居者が勝手に連絡をするのではなく、大家さんや不動産管理会社経由で連絡してもらいましょう。

大家さんなどが懇意にしている鍵屋がある可能性もあるためです。
勝手にすると万が一の時にトラブルが拡大してしまうので、鍵屋にお願いして開錠してもらう場合でも勝手な判断で修理するのはおすすめできません。

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集合ポストで起こり得るリスク

郵便ボックス

アパ-トやマンションには集合ポストが設置されているケースも多く見られます。
続いては、そんな集合ポストで起こり得るリスクについてご紹介しましょう。

個人情報の流出

郵便物の中にはダイレクトメールも多く見られます。
ダイレクトメールであればそこまで重要ではないので、盗まれてしまっても問題ないと感じる人もいるでしょう。
しかし、どのような郵便物であっても盗まれるということは個人情報が流出していると言えます。
電話番号やクレジットカードの情報を知られてしまう可能性もあるでしょう。
特にクレジットカードの請求書などは第三者に知られてはいけない情報も含まれているので、気を付けなければいけません。
個人情報が流出してしまうと、架空請求や振り込め詐欺などに悪用される恐れもあります。
そこまで重要ではない郵便物だと安易に考えてしまうと、痛い目を見る可能性が高いので注意してください。

クレジットカードのなりすまし被害

クレジットカードのなりすまし被害に遭うリスクもないとは言い切れません。
郵便ボックス内にある公共料金の請求書などを盗んで身分証明書(運転免許証など)を偽造し、クレジットカードを作るという手口です。

盗難したものを使って銀行口座を作れば、クレジットカードの偽造ができてしまいます。
このクレジットカードを使い、ブランド品など高級なものを次々と購入します。
クレジットカードは本人に直接渡すのが基本ですが、不在票を抜き取れば第三者でも受け取ることは可能です。
偽造した免許証があれば、郵便局でクレジットカードを受け取れるようになります。
犯行は個人で行うのではなく、組織ぐるみのケースが多いです。
似たような手口の犯罪が後を絶たないのは個人情報が既にリスト化されており、それが広まっているからだと考えられます。

宅配物の盗難

郵便ボックスの宅配物が盗難されてしまうリスクもあります。
郵便ボックス内の不在票を盗み、宅配物を盗むといった手口があるのです。

実在するアパ-トやマンションの住民になりすまし、ネット通販で不正注文を繰り返すといった犯行もありました。
入居者がいない時間をリサーチし、そのタイミングを狙って配送依頼をするという手口になっています。
また、ポストに投函できるサイズの荷物であれば不在時に届けてもらえます。
そのような荷物を狙って盗難するというケースもあるので注意が必要です。
届く予定の商品がいつまでも届かないため、不審に思って調べたら盗難されていたというパターンもあり、犯行の手口は多岐にわたると言えるでしょう。

いたずら・嫌がらせの被害

他の入居者がいたずらや嫌がらせ目的で届いた郵便物や荷物を盗むといったケースもあります。
まさか同じアパートやマンションに暮らしている人が盗んでいると思う人も少ないでしょう。
いたずらや嫌がらせが目的となっている場合は、近隣トラブルが原因となっているケースが多いです。

騒音などのクレームを伝えたことがきっかけで標的になってしまう可能性があります。
ご近所トラブルを回避するには入居者同士で解決しようとするのではなく、大家さんや不動産管理会社に仲介してもらうことがポイントです。

自分で解決しようとすると相手との関係がより悪化してしまい、いたずら・嫌がらせの対象になる可能性が高いです。
郵便ボックスには近隣住民に知られたくないところから送られてきた手紙や封書もあるでしょう。
そのため、郵便ボックスの防犯対策を今一度考え直すことも重要だと言えます。

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集合ポストでの防犯対策

郵便ボックス

様々なリスクが起こる可能性のある集合ポストですが、しっかりと防犯対策を行うことによって被害を減らせます。
防犯対策といっても、簡単にできる対策がほとんどです。
専用のアイテムがなくても実践できる対策もあるので、ぜひ試してみてください。

鍵を設置する

部外者でも簡単に侵入できる場所に集合ポストがある場合は、鍵を設置することが一番の防犯対策になります。
アパートなどによっては鍵がないポストを導入していることがあるため、必ず鍵の設置を行いましょう。
鍵の設置は、ポスト自体を交換するよりもローコストで実施できるというメリットもあります。

ここで注意したいのが、集合ポストは共有スペースとして扱われるという点です。
共有スペースに手を加える時は、大家さんや不動産会社から許可を得てから行う必要があります。
鍵を設置する前に必ず問い合わせましょう。

ダイヤル錠の鍵が設置されている場合は、面倒くさがらずにしっかりと毎回ロックをかけるようにします。
また、簡単な暗証番号を設定している場合も、複雑な組み合わせにするなどで工夫を行うことが欠かせません。

ポストの中身が見えないよう工夫する

ポストの構造によっては、投入口から中が見えてしまうことがあります。
覗いて中を確認した上で、投入口から郵便物を盗まれてしまうケースも少なくありません。
ポストの中身が見えないように工夫することによって、狙われにくくする効果が期待できるでしょう。
見えないようにするには、専用の目隠しガードを使用するのがおすすめです。

中身を見えにくくしてくれるだけでなく、手を入れられないようにガードする役割も担ってくれるため、とても優秀なアイテムとなっています。
リーズナブルな価格で、サイズも豊富であるため、簡単にセキュリティ対策を行うことができます。

こまめに郵便物を取り出しておく

郵便物が溜まっているポストは、盗難してもわからない可能性が高いことから、不審者に狙われやすくなります。
普段からこまめに郵便物を取り出すように意識することで、防犯対策につなげられます。
不審者は「毎日回収しているから盗難がバレてしまうだろう」という思考になるため、盗難被害を防止できます。

郵便物が溜まっている場合、盗難に遭わなくても中身を見られてしまう恐れがあるため、できるだけ毎日チェックしましょう。

長期不在時は不在届を出しておく

長い期間家を空ける時は、郵便物の投函をストップするための不在届を提出しましょう。
不在届を提出することによって、最長30日の間郵便局が郵便物を預かってくれます。

期間が終了したタイミングで配達してくれるため、不在届を出す以外に手間はかかりません。
不在届は郵便局で記入する方法と、ホームページからダウンロードして印刷する方法があります。

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玄関ポストで起こり得るリスク

郵便ボックス

次に、玄関ポストで起こりがちなリスクについてご紹介しましょう。

覗きの被害

玄関ポストは、投入口から部屋の中が見える構造になっていることがあるため、覗きの被害に遭いやすいです。
特に女性の1人暮らしには注意が必要で、玄関ポストの防犯対策は必須になるでしょう。

玄関ポストの覗き被害は、覗きだけに止まらないケースが少なくありません。
定期的に覗かれた場合、生活リズムなどが把握しやすくなり、最悪の場合ストーカーなどの被害に遭ってしまう可能性が高まるので注意が必要です。

空き巣

玄関ポストは、サムターン回しに利用されてしまうことがあります。
玄関ポストの投入口から工具などを入れ、室内から鍵を開け閉めする部分を回すという手口です。
玄関ポストと鍵の位置が近い場合は、道具を使わず、手で開錠されてしまうケースもあります。
古い玄関ポストや対策が不十分な玄関ポストは、投入口から簡単に鍵を開けられることが知られているため、空き巣に狙われやすくなります。

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玄関ポストでの防犯対策

郵便ボックス

玄関ポストのリスクは特に女性にとって危険が多いことから、1人暮らしをしている女性はしっかりと対策を行いましょう。
テープを使った簡単な防犯対策や、ポスト自体を交換する方法など、多くの対策があります。
自分に合った方法を見つけてみてください。

カバーの取り付けやテープを貼る

玄関ポストの防犯対策として挙げられるのは、カバーの取り付けやテープを貼るという方法です。
テープを貼る方法は、ガムテープなどを玄関ポストの外側に貼り付けるのが一般的ですが、簡単に剥がせてしまうのが難点です。
テープで対策をした場合は、剥がされているのが確認できた時、すぐに他の対策を取り入れていく必要があります。
テープに比べてカバーでの防犯対策は簡単かつ効果的だと言えるでしょう。
しかし、備え付けのカバーではないため、必ず覗きを防止できるわけではありません。
カバーやテープでの防犯対策は、あくまでも一時的な対策であると考えておくのが安全です。

目隠しできる玄関ポストに交換する

受け側で行う防犯対策もあります。
落下口が下向きになっているタイプが一般的で、家の内部が見えないように工夫されています。
投入口から手や工具を入れることは可能ですが、落下口が下向きになっていることから、サムターン回しが困難になることもドアポストを交換するメリットと言えるでしょう。
外側に合わせて製品を選ぶことで受け側だけの交換も可能になるため、コストを抑えたいという場合におすすめです。

集合ポストがあるなら玄関ポストを塞ぐ

集合ポストが備わっており、玄関ポストが必要ない場合は、玄関ポストを完全に塞いでしまうというのも1つの方法です。
玄関ポストを塞ぐための専用アイテムが販売されているため、玄関ポストに合ったものを選んでみてください。

穴開け不要のタイプもあるため、賃貸の玄関ポストを塞ぎたい時にも役立ちます。
ここで注意したいのが、それらのアイテムを使う時に玄関ポストの受け側を取り外さなければならないという点です。
ドアと一体化しているタイプの玄関ポストは、受け側を外せない可能性があります。
玄関ポストをチェックして、受け側が外れるかどうかを確認してから購入するのがおすすめです。

ドアスコープの対策も忘れずに

玄関ポストと同様に対策しておきたいのがドアスコープです。
特に玄関ポストで被害に遭っている場合は、玄関ポストだけの対策では不十分です。
ドアスコープからも室内を覗かれてしまう可能性があるため、ドアスコープにカバーを付けておきましょう。

ドアスコープ専用のカバーも多く販売されていますが、マグネットなどを活用してカバー代わりにする方法も効果的です。

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リスクが起きにくい郵便ボックスの特徴

郵便ボックス

次に、リスクが起きにくい郵便ボックスの特徴についてご紹介します。
これから家探しをする方はもちろん、次の引っ越しに向けてセキュリティ対策について知っておきたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

建物内に置かれている

盗難などが起こりにくい郵便ボックスの特徴としては、設置場所が建物内であるという点が挙げられます。
屋外に設置されている郵便ボックスは部外者でも見たり触ったりできるため、リスクが高いです。

反対に、建物内に設置されていれば、住人の目があることや侵入しづらいという理由から狙われにくくなります。
しかし、住人同士のコミュニケーションが薄い物件の場合、部外者が侵入していても気付けないこともあります。
建物内に置かれているだけでは不十分であるため、鍵の設置や目隠しシートを使うなどさらに対策を強化する必要があるでしょう。
よりセキュリティ対策を重視したい場合は、住人同士のコミュニケーションが活発なアパートやマンションを探すのもおすすめです。

周囲に防犯カメラが設置されている

郵便ボックス付近はもちろん、建物の周囲に防犯カメラが設置されていると安心です。
オートロックでセキュリティ対策をしている建物でも、部外者の侵入を許してしまうことがあります。
配達員や業者、住人の友人・家族など多くの人が出入りする中で、部外者に気付ける可能性は低いと言えるでしょう。
そんな時に役立つのが防犯カメラです。
実は防犯カメラを設置しておくだけでも犯罪の数を減らす効果があると言われているため、防犯対策に防犯カメラは欠かせません。

犯罪を減らせる理由は、犯行の瞬間を記録されてしまい、特定される可能性が高くなると思わせることができるためです。
万が一盗難などが起きた時でも、防犯カメラが捉えた映像が証拠になったり、犯人の特定につながったりします。
そういった意味でも防犯カメラが設置してある物件はセキュリティ対策がしっかりしており、リスクが起きにくいと言えるでしょう。

郵便ボックスに鍵がついている

郵便ボックスに鍵が付いている場合は、リスクが起きにくいと言えます。
盗難防止はもちろん、いたずらなどの防止にもつながるため、物件選びの時は鍵が付いているかチェックするのが大切です。

鍵が付いているかだけでなく、錠前の種類まで確認できると安心です。
先ほどもご紹介した通り、錠前には様々な種類があり、メリット・デメリットも異なります。
こまめに郵便物を回収することを考えると、シリンダー錠といった鍵を持ち歩く必要のあるタイプは手間に感じる方もいるはずです。
そのような視点からもしっかりと考え、どの物件にするか決めていくと良いかもしれません。
鍵が付いていない場合でも、契約前に設置して良いかどうかを聞いておくとスムーズに対策できるのでおすすめです。

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アパートに郵便ボックスがない!取り付けてもOK?

郵便ボックス

アパートによっては、郵便ボックスが設置されていないこともあります。
そんな時、自分で取り付けても良いのでしょうか?

郵便ボックスには設置義務がある

3階建て以上のアパートは、郵便ボックスの設置が義務付けられています。
義務の対象ではない建物に関しては、郵便ボックスや集合ポストは設置しなくても良いことになっています。
その結果、郵便ボックスが設置されていないアパートが見られるのです。

個人で対策をするには?

郵便ボックスがない場合は、宅配ボックスを設置するのが一般的です。
宅配ボックスは、大きな郵便物を受け取れるだけでなく、通販で買った荷物などがいつでも受け取れるメリットの多いアイテムとなっています。
宅配ボックスは、工事が必要なものだけでなく、置き型や折り畳み型などのタイプも豊富であるため、賃貸でも使いやすいです。
しかし、サイズなどによっては共有スペースを圧迫してしまったり、住人に迷惑をかけてしまったりする可能性もあるため、大家さんや不動産会社に確認を取ってから設置するのがおすすめです。

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郵便ボックスにまつわるQ&A

郵便ボックス

郵便ボックスに関して、よくあるQ&Aをご紹介します。

アパート・マンションの郵便ボックスに名前を書いた方がいい?

近年では、郵便ボックスに名前を書かない人が増えてきています。
理由は、個人情報の流出を防ぐためです。
しかし、配達員が荷物を届ける時に困ってしまうというケースも多く、結果的に配達が遅くなってしまうなどのデメリットもあります。
とはいえ、配達できないわけではないため、過剰に心配する必要はないでしょう。
もし名前を書く場合は、郵便ボックスに鍵を設置したり目隠し対策をしたりして、防犯性を高めるようにしてください。

郵便物が盗まれた…損害賠償の対象になる?

損害賠償の対象になる郵便物は、各種書留・ゆうパックの2つです。
書留や代金引換ではないもの、レターパック、ゆうパケットなどは損害賠償の対象にはなりません。
損害賠償の対象にならない郵便物は、取り戻せない可能性があります。
防犯対策アイテムを使うだけでなく、普段からしっかりと郵便ボックスを確認し、定期的に回収することで盗難を防ぐことができます。

郵便ボックスには様々な種類がありますが、ものによっては防犯性が低い可能性があります。
中には、鍵が設置されていない郵便ボックスも存在するため、個々で防犯対策を行う必要が出てきます。
特に集合ポストや玄関ポストなどには、盗難・覗きなどの被害に遭うこともあり、最悪の場合個人情報の漏洩や空き巣などにつながってしまいます。
防犯対策の中には今すぐに実践できるものもあるため、ぜひ参考にしてみてください。

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