入居したのにマンションの駐車場に空きがない?!原因&注意点を解説

自動車を保有している方の場合、マンションへの入居を検討する際には駐車場の有無も大事な要素となってきます。
しかし、駐車場が設置されているマンションを選んだにもかかわらず、なぜか駐車場に空きがないケースもあります。
なぜ駐車場付きのマンションを選んでも利用できない状況に陥ってしまうのでしょうか?
今回は、入居したのにマンションの駐車場に空きがない原因や対処方法、マンション選びで気を付けたいことなどをご紹介します。
現在駐車場付きのマンションを探している方はぜひ参考にしてみてください。

Contents

マンションの駐車場にはどんな種類がある?

駐車場

マンションの駐車場にも様々な種類があることをご存知でしょうか?
種類によって利用しやすい車種なども実は変わってきます。
そのため、駐車場付きのマンションを選ぶ前にどのようなタイプがあり、どんな特徴を持っているのか、あらかじめ知っておくと良いでしょう。

平面タイプ

平面タイプはマンションの駐車場タイプで最も利用されているもので、“平置き”とも呼ばれているタイプになります。
スーパーやデパートなどのように、広い敷地に駐車スペースが区切られています。
平面タイプのメリットは、車種や車高を問わず利用できる点です。

例えば子育て世帯に人気のワンボックスカーは、軽自動車やセダンに比べて車高が高めです。
立体駐車場の場合、天井の高さによっては車高が高い車だと停められないケースもあります。
平面タイプであればこのような心配も不要で、どんな車でも利用しやすいのが特徴的です。
また、車を簡単に出し入れしやすい点なども平面タイプのメリットです。
注意点としては、屋根がないことで雨や風にさらされることから汚れやすい点が挙げられます。

雪がたくさん降る地域だと車を利用するために雪下ろしをしなくてはなりません。
さらに、都市部だと広めのスペースがないと駐車場を平面タイプにできないため、平面タイプが良いと考える場合は都市部だと適した物件を見つけにくい可能性もあります。
他にも、車が出し入れしやすくどんな車種でも停めやすいことから利用したい人も多く、その分利用料金が高めに設定されていることも多いです。

自走式立体駐車場

自走式立体駐車場とは大型商業施設などで目にすることも多い、自分で車を運転しながらスロープを上り、駐車スペースに停めるタイプです。
狭い土地であっても多くの駐車スペースを確保できることから、都市部でも見かけるタイプの1つになります。

契約しているスペースが高層階にある場合、階層を上っていくことになるため平面タイプよりもたどり着くまでに時間がかかってしまいます。
しかし、屋根がついているため雨や風の強い日、雪が降っている日も濡れることなく乗車しやすいです。
自走式立体駐車場は基本的に屋根がついており、天井の高さが低いと車高の高い車は停められない可能性もあります。
多くの自走式立体駐車場には屋上にも駐車スペースが設けられているため、車高の高い車はそこに停められますが、平面タイプと同様に屋根がないため天気が荒れている時は乗車するまでに濡れることも考えられます。

機械式立体駐車場

機械式立体駐車場とは、自走式と同様屋根がある立体の駐車場になりますが、自走式とは異なり機械を使って車を出し入れします。
2段式のものから10階分まである高層式など、停められる車の数はそれぞれのタイプによっても異なります。
平面タイプや自走式に比べて機械を使って出し入れしなければならず、車を出すまでに時間がかかってしまうのはデメリットです。

しかし、屋根があることで雨風に車がさらされることもありませんし、機械を操作しないと車を出せないため、いたずらや盗難のリスクを抑えられるのは機械式立体駐車場のメリットと言えます。

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マンション駐車場の契約方式も知っておこう

駐車場

マンションの駐車場を確保する場合、契約方式も知っておいて損はないでしょう。
駐車場の契約方式には賃貸方式と分譲方式の2種類があります。

賃貸方式

賃貸方式とは、マンションの共用部分に駐車場が含まれており区分所有者全員が共有することになるため、毎月の管理費や修繕積立金によって維持される形式です。
駐車場を借りたい人はマンションの管理組合と「駐車場賃貸借契約」を締結し、毎月利用料金を支払うことで使えるようになります。
マンションごとで利用料金は異なり、場合によっては無料で利用できる物件もあります。

車庫証明が必要な場合には、管理組合または管理会社へ問い合わせ、「自動車保管場所証明書」という書類に管理組合理事長または管理会社から記名押印をしてもらう必要があります。

分譲方式

分譲方式は駐車場を購入することになるため、共用部分ではなく区分所有者の専有部分に該当します。
購入することから毎月駐車場代を支払う必要もありません。

しかし、マンションを購入する際には駐車場の購入代金などが上乗せされるため、一般的なマンション価格よりも高額に設定されているケースが多いです。
また、専有部分に当てはまることからスペース分の固定資産税と都市計画税も納める必要があります。
分譲方式だと、賃貸方式のように「駐車スペースを確保しなければならない」といった心配がなくなるのは大きなメリットです。
なお、最近では分譲マンションであっても賃貸方式の駐車場を採用するケースが増えており、分譲方式は珍しいものになってきています。

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マンションは空きがあるのに駐車場は空きがない…その原因は?

駐車場

マンションの駐車場について基本がわかったところで、次に駐車場に空きがない原因を解説します。
マンションには空室があるのに、駐車場に空きがないケースでは何が問題となっているのでしょうか?

そもそも全戸数分の駐車スペースが用意されていない

マンションの駐車場というと、全戸数分の駐車場が用意されているとイメージされる方も多いですが、実際には異なります。
特に古い物件では総戸数の3~4割程度しか駐車場を設けていないマンションも見られます。
また、首都圏を中心にマンションの駐車場設置率は減少傾向にあることもわかっています。
不動産経済研究所の調べでは、首都圏の新築分譲マンションにおける駐車場設置率は2007年に77.3%を記録して以降減少し続けており、10年後の2017年上半期では42.2%にまで減少していました。
約40%というと、総戸数50戸のマンションでは20台分の駐車場しか用意されていないことになります。
また、東京23区内だとさらに設置率は低くなり、2017年時点で29.5%となっています。

全戸数分の駐車スペースが用意されていないのは、全戸数分の車を停めるだけの広大な敷地を持っていないことが1つの要因として挙げられます。
いくら狭い敷地にもたくさん停められる立体駐車場であっても、そもそも平面タイプの方が利用する人は多いですし、建物の管理費などコストもかかりやすいため一定の利用者数が望めない場合も考えられます。
しかも、近年は若者の車離れからマイカーを持つ人自体減ってきています。
今後もカーシェアリングの普及が広まっていけば、車を所有しない人は増えていくでしょう。
駐車場を希望する人が少なければ大家さんや不動産会社の収益も赤字になってしまうため、全戸数分の駐車スペースを設けていない物件があるのです。

賃貸入居者には貸していない

上記で契約方式には賃貸方式と分譲方式があることをご紹介しましたが、分譲マンションによっては分譲所有者には駐車場を貸し、賃貸入居者には貸さないといったケースもあります。
また、賃貸入居者にも貸しているところであっても、分譲所有者が利用する分で駐車場台数が埋まってしまった場合には利用できません。
分譲マンションでは分譲所有者の方が駐車場を使いやすく賃貸入居者だと順番が回ってこないケースも多いため、「駐車場も利用可能」と書かれていても必ず確認するようにしましょう。

無断駐車をされている

マンションの駐車場トラブルでよく起こり得るのが、無断駐車です。
国土交通省が実施した「平成30年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状」 では、居住者間のマナーをめぐるトラブルの具体的内容において「違法駐車・違法駐輪」は28.1%と、「生活音(38.0%)」に次いで2番目に高いことがわかっています。
ただし、無断駐車は単に居住者間のトラブルに限った話ではありません。
例えばマンションには住んでいない近隣住民が勝手に使っていることも考えられるでしょう。
特に平面タイプの駐車場では簡単に車を出し入れしやすい分、空いているからと勝手に使われるケースも少なくありません。

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マンションにおける駐車場の決め方

駐車場

全戸数分の駐車スペースがないマンションを購入する場合、どのようにして駐車スペースが割り振られるのか気になるところです。
そこで、マンションにおける駐車場の決め方もご紹介します。

先着順がほとんど

マンションにおける駐車場の決め方は、先着順であることがほとんどです。
例えば新築マンションの場合、購入が決まった人から順番に駐車場が確保されていきます。
そのため、マンションを購入する時期やタイミングで駐車場を確保できない可能性もあるでしょう。
また、先着順だと人気の高いスペースから徐々に契約が決まっていくことも多く、契約時期が遅れてしまうと駐車場は確保できたもののあまり利便性の高くない場所しか残っていないケースもあります。
自分が所有する車だと停められなかったり、駐車しにくかったりする可能性もあるため注意が必要です。

抽選式の場合もある

先着順の場合、購入が早かった人は良いのですが後から購入するとなると不公平感が生まれてしまい、購入を控える人が増えてしまう恐れがあります。
このリスクを回避するために、抽選式を用いて駐車スペースを決める場合もあります。
特に新築マンションでは希望者も多く、順番が付けにくいことから抽選式を採用する場合が多いです。

また、駐車場の位置によって利便性や停められる車が変わってくる場合、そのスペースだけ希望者が殺到することも考えられます。
こうした場合にも抽選式を採用するメリットは大きいです。

抽選が行われるタイミングや頻度

駐車場の抽選が行われるタイミングや頻度は、それぞれのマンションによっても異なります。
一斉引き渡しが行われる日の数ヶ月前から実施することもありますし、販売期ごとに行われることもあります。
販売期などには特に関係なく、マンション側が指定したタイミングで抽選を行うこともあるでしょう。
頻度は更新時期と合わせて2年ごとに行われるケースが多いです。
また、入居後3年が経過したら再抽選が行われる場合もあります。
このように、マンションによって駐車場の抽選が行われるタイミングや頻度は異なるため、あらかじめ管理組合などに抽選のタイミングや頻度を確認しておくと安心です。

抽選方法

抽選方法もマンションごとに様々な形式で行われています。
特に多く見られるのは、くじを使った抽選方法です。

箱の中に番号を書いた紙を入れ、番号の早い順から駐車場の位置を決められるケースが一般的です。
また、福引などに用いるガラガラを使って抽選を行うマンションもあります。
いずれの方法であっても、公平に決められるようランダムな結果となるよう工夫されています。

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マンションの駐車場に空きがない時の対処方法

駐車場

マンションに住むことを考えた場合、事前に駐車場の空きをチェックしておきましょう。
マンションによっては周辺のパーキングと契約しているケースもありますが、敷地内の駐車場のみを入居者への貸出対象にしている場合もあります。
もしマンションの駐車場に空きがない場合は、どのような対処法があるのでしょうか?

空き待ちをする

マンションの駐車場に空きがない場合、最初に行いたいことは空きが出たら連絡して欲しいと伝えておくことです。
連絡先はマンション管理をしている管理会社や組合、不動産会社などです。

マンションへの入居を決めた時点で駐車場の空きを確認しておき、空きが出たら連絡して欲しいと話しておきましょう。
駐車場に限りがある場合、抽選で駐車場の利用権利を決めている場合もあります。
また、事前に周辺のコインパーキングと提携している可能性もあるので確認しましょう。

不動産会社に相談してみる

せっかく決めたマンションなのに、駐車場に空きがないと辞めようかと思うかもしれません。
そんな時は、不動産会社に相談することをおすすめします。
不動産会社であれば、周辺の月極駐車場の有無や空き情報に関して知っていることもあるでしょう。

また地域密着型の不動産会社なら、他に管理している駐車場や空き情報に関しても常に新鮮な内容を得られます。
駐車場問題に困っているなら、まずは相談してみましょう。

近所に月極駐車場がないか探してみる

マンションに駐車場がない場合は、近所に月極駐車場がないかどうかを探してみましょう。
また、月極駐車場を探す際には以下のポイントをチェックしながら探してみてください。

自宅から2km圏内

マンションに駐車場の空きがない場合、自宅周辺から探していく方が多いと思いますが、探す時と決める時には、自宅から2km圏内で見つけるようにしましょう。
中には自宅周辺に空きがないからと、会社方面に向かって毎日運動することを考える方もいるかもしれません。
しかし、自宅から2km圏内というのは利便性だけを考え、言っているのではありません。
これには車庫証明が大きく関係しています。

車庫証明は、自動車を購入した人が車を保管するための場所を、自宅からの直線距離で2km以内に確保していることを証明するための書類です。
警察署が証明しており、車庫法という法律で規制されています。
元々は500mに設定されていましたが、それでは販売店側は車を売るのも難しく、また消費者側も車が買えない状況に陥ってしまったため、自動車販売会社などから緩和を求める声が上がり、2km圏内に決まりました。

車庫証明を行わなかったり、車庫証明を取得した場所とは違う駐車場を利用したりすると、違法行為に該当します。
虚偽の申請をした場合だと20万円以下の罰金、保管場所の府届や虚偽届出をした場合は10万円以下の罰金を課されるので注意が必要です。

防犯設備はあるか

駐車場を探す際にチェックしたいのは、防犯設備の有無です。
特に自宅から駐車場が離れていればいるほど、防犯設備がしっかりした駐車場にしましょう。

防犯設備には、防犯カメラやライトなどの照明、セキュリティ対策としてアラームなどがあります。
防犯カメラは敷地内の出入り口だけでなく、全体が映るものやカメラがセンサーで動きをキャッチすると動くものなどが設置されているかチェックしてください。

特に夜間暗くなる駐車場では、ライトがない暗闇で何かが行われていても全く気が付くことはありません。
そのため、明るいライトが設置されているかも確認してみてください。
他にも、自分自身でセキュリティ関連の対策をしておくと安心できます。
現在は、自宅の敷地内に駐車していても車が盗まれてしまう時代です。
駐車場にどれくらいの防犯設備が充実しているか確認しておくと、自宅から駐車場まで離れていても安心でしょう。

屋根があるとなお良い

駐車場には屋根付きと屋根なしがありますが、できるだけ屋根付きの駐車場を選ぶようにしましょう。
屋根付きだと立体駐車場やガレージ、高架橋下の駐車場などが挙げられます。
屋根付きの駐車場なら、天気に関係なく車の乗り降りがスムーズであり、夏の直射日光からも車を守ってくれます。

汚れにくいので、車の塗装やワックスなどの持ちも変わります。
さらに、車の塗装の大敵でもある鳥のフンからも守ってもらえるでしょう。
鳥のフンは油分を含んでいるため、塗装がわずかに浸食されてしまいます。
乾いたフンは、乾燥して縮むと塗装にクレーターができてしまい、サビの進行を招いてしまう原因です。
天井部分は鳥のフンに気が付きにくいので、屋根付きの駐車場なら安心して使用できます。

契約期間・初期費用を確認する

月極駐車場を見つける時には、契約期間や初期費用の問題が関係してきます。
マンションと同じ不動産会社であれば、契約から利用開始までの時間も短縮されます。

最短なら契約の翌日で、遅くても1週間後には使用できるでしょう。
しかし、そこで気になるのが契約期間や初期費用に関することです。
契約期間は更新されない限り、月単位もしくは年単位の期間が一般的です。
さらに契約手数料、保証金、礼金としてそれぞれ1ヶ月分の賃料を支払う場合もあります。
月極駐車場にもよりますが、契約時に月の駐車場料金の3~4ヶ月分支払う可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。

また、マンションと同じ不動産会社でない場合は、新たに書類を準備する必要もあります。

カーシェアリングも検討してみる

最近は、カーシェアリングで車を持ったり楽しんだりするケースも増えてきました。
日常的に車に乗らない、週末しか車を使わないという場合は、駐車場の空きを待つよりもカーシェアリングに切り替えるのも1つの手段でしょう。
カーシェアリングは空いている時間と曜日を調べておき、車を使いたい時に申し込むものです。
登録している会員間で車を共同保有するものなので基本的には使いたい時に使えますが、車を持つよりも維持費がかからないというメリットがあります。

週末に買い物へ行く程度なら、車を持つよりもカーシェアリングの方がお得に楽しめるでしょう。
さらに、駐車場代や車検などのメンテナンス費用も浮かせられます。
カーシェアリングのサービスは都市部が中心となっていますが、少しずつ地方都市にも広がっている状況です。
さらに普及していけば、全国各地の色んなところでカーシェアリングのサービスを利用できるようになるでしょう。

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駐車場の空きは事前に確認しておこう!

駐車場

駐車場の空きは、同じマンション内であれば引越し当時から使用できます。
しかし、空き待ちの人がいたり、年に決められたタイミングで抽選などが行われていたりする場合、空いていない状態なのですぐに使用できません。
そこで、駐車場の空きを調べておく必要があります。

管理会社に問い合わせる

マンション内の駐車場の空きについては、管理会社へ事前に問い合わせておきましょう。
管理会社への問い合わせによって、駐車場に空きがあるか、また現在何%の使用率がわかります。

絶対に駐車場を確保したいと考えるなら、必ず問い合わせておきましょう。
もちろん、管理会社だけでなく不動産会社に問い合わせることも可能ですが、直接管理していないので、最新の情報を知らない場合もあります。
不動産会社の情報だけでなく、直接管理している管理会社への問い合わせも同時に済ませておくと安心です。

駐車場情報を検索して調べる

駐車場の情報は、インターネットからでも検索可能です。
マンションの駐車場に関しては、空きが出るチャンスはあまりないので、気長に待ちながら定期的に空きチェックしておくのがおすすめです。

これは入居後にでもできる方法であり、簡単に確認できる方法です。
ここで空き情報が見つかったら、管理会社に問い合わせてみましょう。

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駐車場の確保も考慮したマンション選びのポイント

駐車場

車を所有している場合、駐車場の有無はとても重要なポイントです。
最近では駐車場がないマンションも多く、物件が気に入ったとしても駐車場の確保が困難で諦めてしまうパターンもあるでしょう。
そこで駐車場の確保についても考慮したマンション選びのポイントについて紹介していきます。

駐車場の契約期間や抽選のタイミングを確認する

マンションの敷地内にある駐車場の契約期間や権利の抽選タイミングなどを確認しておきましょう。
基本的にマンションの駐車場は、入居者の先着順に行われることが多いです。
そのため、マンションへの入居するタイミングによっては、駐車場がない可能性も考えられます。
また、狭い駐車場しか残っていなかったり、駐車しにくい場所しかなかったりする場合もあるでしょう。
他にも駐車場に関しては入居者順ではなく、定期的に抽選で決めているマンションもあります。
これは、駐車場に対しての不公平をなくすために用いる方法です。
特に新築マンションは、この方法を取っていることが多いです。
そのため、駐車場に関して特定の決まりがあるかどうかを確認しておくと安心でしょう。

複数契約ができるか確認する

マンションへ入居する場合、部屋の間取りなどに注目しがちですが、車を保有している場合は必ず駐車場をチェックしてください。
今後、家族が増える予定があったり職場が変わる予定があったりなど、もう1台購入する可能性があるなら、複数契約が可能かどうかを確認しておきましょう。
ただし、マンションによっては広い駐車場を完備していても、各部屋1台ずつなどの決まりを設けている所もあります。
事前に複数契約可能かどうかを聞いておくだけで、もう1台車が増えた時に慌てることもないでしょう。

近所に個人が所有する予約制駐車場がないか確認する

マンションで駐車場が確保しにくい場合、周辺に個人所有の予約制駐車場がないか確認しておきましょう。
予約制駐車は、空いているスペースを有効活用したい方、確実に停めたい方をマッチングする駐車場のシェアサービスです。

これは月極駐車場とかではなく、予約したい時間や曜日とマッチングしてスペースが借りられるものです。
例えば、夜勤で働いているので昼間は自宅にいて、夜から仕事に行く場合は、夜になるとその分の駐車場が空きます。
このような場合、昼間は仕事だから夜に駐車場を使いたいという人とマッチングすればスペースを有効活用できるという方法です。
近所にこのような予約制駐車場が複数あれば、空いている駐車場を見つけやすいということです。

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マンションの駐車場に関する様々な疑問を解決!

駐車場

マンションに住んでいるなら当然駐車場が利用できる、また必ず1台は停められると考えていませんか?
住んでみると実は駐車場が抽選式だった、複数台停められなくて困ったなどのケースもみられます。
そこで、あまり知られていないマンションの駐車場に関する疑問を解消していきましょう。

駐車場の台数は法律で決められている?

マンションの駐車場に関する疑問の1つに駐車台数があります。
マンションの駐車場は、特に台数も関係なく敷地があればいくらでも駐車場が作れると勘違いしている方もいるでしょう。
実はマンションの駐車場に関して駐車場法第20条に基づき、定められた地方公共団体の条例があります。
この条例では、定規模以上の建築物の新増設では駐車施設を設けなければなりません。
そして、建物の規模によって一定の台数を確保しなければならないので、マンション規模によって台数も変わってくるということです。

1世帯何台まで借りられる?

マンションには単身者もいれば、家族で入居する方もいます。
家族の場合、1世帯で車を2台持っていることもありますが、この場合マンションで1世帯何台まで借りられるのかと疑問に思う方もいるでしょう。
マンション独自の1世帯何台までという決まりはあるかもしれませんが、台数についての法律などはありません。

そのため、空きがあれば何台でも借りられるマンションもあれば、そうでないマンションもあるのです。
特に都市部と地方では大きな差があります。
台数に関しては、事前に管理組合または不動産会社へ問い合わせておくのがベストです。

マンションの駐車場にかかる費用はいくら?

続いて、マンションの駐車場にどれくらいの費用がかかるのかという点です。
これに関しても、地域によって全く料金が異なるからです。
東京などの都心部では、マンションの駐車場1台5万円というところも珍しくありません。
その一方で地方では1台目無料という場合もあり、同じマンションの駐車場でも地域によって大きな差が生じているのが現状です。
また、分譲マンションでは賃貸方式や分譲方式が取られていて、毎月駐車場を借りる場合と、駐車場スペースを購入するという場合があります。
これらは購入したマンションによって変わるものなので事前に確認しておきましょう。

まとめ

今回はマンションの駐車場に空きがない原因や対処法についてご紹介しました。
マンションの駐車場には、いくつかのタイプがあります。
また、マンションの駐車場においてはいくつもの契約方式があり、決め方もそれぞれです。
マンションの駐車場について不安を感じるなら、事前に確認しておくと安心できます。
今回ご紹介した対処法なども参考にしながら、駐車場付きのマンションを選ぶ際にぜひ役立ててください。

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