賃貸経営を行う上で重視しなくてはならない火災ですが、火災保険に加入してもらうなどの準備をしていても、火災が発生した場合は大きなダメージを受けます。
被害を最小限に抑えるには、火災対策として効果的な「消火器」の設置が欠かせません。
さらに、アパートやマンションの場合は共有部分にも消火器の設置が必要になります。
しかし、消火器には多くの種類があることから、どれを選べば良いのか分からないと悩んでしまう方が多いです。
今回は、消火器の種類、火災種別で見た時に最適な消火器のタイプ、おすすめの消火器などについてご紹介します。
消火器選びが難航している方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents [hide]
消火器の種類はいくつもある!

まずは、消火器の種類を見ていきましょう。
消火器は、設置場所や方式、使われている消火薬剤によって分けることができます。
それぞれ詳しくご紹介していきます。
場所によって設置するべき消火器が変わる
消火器は、用途によって2種類から選ぶことができます。
消火器には、「家庭用(住宅用)消火器」と「業務用消火器」があり、賃貸物件には家庭用消火器、アパートやマンションの共有部分には業務用消火器を設置するのが一般的です。
家庭用消火器は業務消火器よりも軽量で、使いやすいです。
後ほど詳しくご紹介しますが、それぞれ異なる特徴やメリットがあります。
用途に合った消火器を選べるよう、まずはこの2種類を頭に入れておきましょう。
使われている方式は2種類
消火器を放射するためには、圧力が不可欠です。
圧力のかけ方は様々ですが、消火器を放射する時に使われる方式は「加圧式」と蓄圧式」です。
2つの方式を知ると、どちらを設置するのが良いかを判断できるでしょう。
さっそく各方式の特徴を見てみましょう。
圧力で放射する「加圧式」
加圧式消火器の大きな特徴は、消火器の中にガスボンベが搭載されているという点です。
レバーを握った時、ボンベに穴が開く仕組みになっており、そのタイミングでガスが放出されます。
放出されたガスは導入管を経由して消火器の中全体に行き渡ると、消火薬剤をノズルへ押し出してくれるのです。
加圧式は、消火薬剤がなくなるまで圧力がかかり続けるため、途中で放射を止めることはできません。
また、本体に劣化が見られる場合、急激な圧力によって破裂するリスクがあるため、注意が必要です。
消火器には使用期限が記載されているため、期限に合わせて更新するようにしましょう。
ここで注意したいのが、使用期限を過ぎていなくても、サビやへこみなどがある場合は、思わぬ事故につながる可能性があるという点です。
劣化の進行が早まらないよう、格納箱での保管も欠かせないでしょう。
ガス封入済みの「蓄圧式」
蓄圧式消火器には、はじめからガスと消火薬剤が蓄圧されています。
レバーを握ることによって弁が開き、圧力で消火薬剤を押し出す仕組みです。
加圧式と蓄圧式、一見同じような仕組みに感じられるかもしれません。
しかし、蓄圧式消火器は常に圧力がかかっている状態であるため、たとえ消火器が劣化していても破裂するリスクが少なく、安全なのです。
さらに、加圧式に比べると、大きな力を入れずにレバーの操作ができるため、お年寄りや女性でも簡単に扱えます。
レバーを離すことで放射を止められるのも蓄圧式ならではの特徴です。
このように、加圧式消火器に比べてメリットが多いことから、最近は蓄圧式消火器が主流となりつつあります。
使われている消火剤でも種類が分けられる
消火器は、設置場所や方式で分けられることが多いですが、実は使われている消火薬剤によっても分けることが可能です。
火災種別によって最適な消火薬剤が異なるため、しっかりと把握しておくのがおすすめです。
各消火薬剤の特徴や適した火災などについてみていきましょう。
ABC粉末消火器
粉上の消火剤が使われている消火器で、最も普及しているタイプと言われています。
放射すると、燃焼面を覆うように消火剤が溶け、空気を遮断してくれるため、短い時間で消火できるのです。
しかし、消火薬剤が浸透して消火されるわけではないため、木材などに関しては再燃する可能性があります。
比較的放射時間や距離が短い、使用中に視界が悪くなりやすい、薬剤によって物件の復旧が大変になるといった点もデメリットになるでしょう。
強化液消火器
粉末消火器に比べると、浸透性や冷却効果が高い消火器です。
放射時間や距離も比較的長く、無色透明で後片付けが楽といった点もメリットになるでしょう。
ただし、消火速度に関しては粉末消火器の方が優れている他、価格も高めです。
中性強化液消火器
中性強化液消火器は、中世タイプの消火薬剤が用いられているため、強化液消火器よりも汚損・腐食を抑えて消火できます。
窒息と冷却効果によって消火するタイプであり、浸透性も高いです。
中性強化液消火器は、粉末消火器と併用するとより効果を発揮すると言われています。
水(浸潤剤等入)消火器
純水をベースに潤滑剤を混ぜて消火薬剤としたものが水消火器です。
純水がベースとなっているため、消火活動後の汚染が抑えられるというメリットがあります。
浸透性が高く、再燃防止効果が期待できるのも水消火器の特徴です。
ただし、火災の種別によって適さない事があるので注意が必要です。
機械泡消火器
燃焼面を泡で多い、窒息・冷却させるのが機械泡消火器です。
泡は壁や天井部分にも長く密着してくれるため、より効果的に窒息・冷却することができるのです。
実際、泡は水の2倍以上の消火効果があると言われています。
水損は減らせるものの、後片付け自体は大変であることがデメリットと言われています。
二酸化炭素消火器
二酸化炭素消火器は、消火薬剤として二酸化炭素が封入されています。
燃焼面に噴射することで、炎周辺の酸素がなくなり、消火できる仕組みになっています。
二酸化炭素は化学変化が起きにくいガスであること、水濡れや薬品の飛び散りがないことから、多くの火災で使用されているのです。
ただし、密閉されている、狭い、換気しづらいといった部屋で使用した際、二酸化炭素中毒になるリスクがあります。
死亡事故につながる可能性もあるため、使用する際は十分な注意が必要になります。
簡易消火具についても知っておこう
家庭用消火器よりも手軽な「エアゾール式簡易消火具」は、軽くて持ちやすい上、使用方法も簡単です。
構造はよくあるヘアスプレーなどと同じなので、緊急時にも冷静に対応できる可能性が高いです。
ただし、放射可能な時間が10秒前後と非常に短いため、初期消火向けの消火具であることを頭に入れておく必要があります。
家庭用消火器と比べると能力が劣るため、賃貸物件の消火器として設置するには心許ないことから、家庭用や業務用の消火器を設置した上で、入居時に情報提供を行うなどの工夫を施すのがおすすめです。

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。
火災の種別で適した消火器が違う

火災は大きく3つの種別に分けられます。
種別ごとに適した消火器を使用することで、より効果的に消火活動ができるのです。
ここからは、火災種別ごとに適した消火器についてご紹介します。
木材や紙、繊維などが燃える火災
木材や紙、繊維、ゴム、樹脂などが燃焼する火災を「普通火災」、「A火災」と言います。
普通火災ではほとんどの消火器が使用できます。
特に適している消火器は、「粉末消火器」や「中性強化液消火器」です。
ただし、二酸化炭素消火器のみ、普通火災には向きません。
石油、油類などが燃える火災
ガソリンや灯油、てんぷら油などが燃焼する火災は「油火災」、「B火災」です。
油火災に適した消火器は、「強化液消火器」、「機械泡消火器」です。
油火災で使えない消火器は、水(浸潤剤等入)消火器です。
二酸化炭素消火器も使用できますが、てんぷら油の場合は使用できません。
電気設備などの火災
通電中のコンセントなどの火災は、「電気火災」、「C火災」と呼ばれています。
電気火災向けの消火器は、「水(浸潤剤等入)消火器」です。
電気火災に向かない消火器は、機械泡消火器です。

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。
業務用と家庭用の違い

業務用消火器と家庭用消火器を見分けたい時は、消火器ラベルを確認してみてください。
ここからは、業務用消火器と家庭用(住宅用)消火器の特徴をそれぞれ見ていきます。
業務用消火器の特徴
業務用消火器は、法令で設置義務が定められている建築物や飲食店、露店などで使われます。
住宅用消火器よりも消火能力が高いのが特徴です。
アパートやマンションの場合、共有部に業務用消火器を設置しなければなりません。
大家さんが行う定期点検だけでなく、有資格者による法定点検が必要になることあります。
また、容器については表面積の25%が赤色のものを導入しなければならないという規制があります。
耐用年数は8年以上と長く、消火薬剤の詰め替えも可能です。
消火器の設置が義務付けられている場所では、必ず「業務用消火器」の設置が必要です。
家庭用消火器を設置している場合、設置しているとみなされないため、注意しましょう。
家庭用消火器の特徴
家庭用消火器には蓄圧式が使われており、コンパクトなものが多いため、お年寄りや女性でも簡単に操作できます。
天ぷら油火災やストーブ火災に効果的なものが多いですが、ABC全ての火災に対応できる万能タイプのABC消火器を選ぶ方が多いです。
また、本体の色について規制がないため、自宅に設置されていても浮かないデザインを選ぶことも可能です。
もちろん、適応火災についても、絵を用いて記載されているため、一般の方でもすぐに判断できるでしょう。
ただし、耐用年数は約5年と業務用消火器よりも短く、薬剤の詰め替えもできません。

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。
消火器を安全に使うための検品方法

消火器を設置していても、万が一の時に使えなければ意味がありません。
しかし、中には初期不良のものや何らかの原因で不具合が起き、使えなくなってしまっている消火器があります。
いざという時にしっかりと使用できるよう、検品や定期的な点検を行うことが大切です。
ここからは、チェックすべきポイントについてご紹介します。
本体容器
・消火薬剤が漏れていないか
・消火薬剤が固まっていないか(振って確認)
・容器が変形・損傷・腐食していないか
変形や損傷で機能に問題が出てくるおそれがあったり、サビが剥離したりする場合は廃棄する必要があります。
安全栓
・安全栓の封が確実に取り付けられているか
・操作をする上で支障になるような変形や損傷はないか
安全栓に異常が見られた場合は、部品を交換する必要があります。
表示装置
消火器には、使用済みかどうか確認するための使用済み表示装置があります。
使用済み表示装置は、ハンドルを握ると脱落する仕組みになっています。
使用していないのに作動している場合は、交換したり廃棄したりする必要があるでしょう。
押し金具・レバー
・変形や損傷がないか
・確実にセットされている状態か
レバーの内側にサビ・腐食があるかもしっかりとチェックします。
キャップ
・変形や損傷がないか
・緩みやズレは生じていないか
・ネジ山にズレはないか
排圧栓が付いている場合は、シールが外れていたり破れていたりすることがあります。
その場合は、排圧栓のゆるみについてもチェックします。
ホース
・変形や損傷、老朽化はないか
・内部に詰まりはないか
・緩みやズレは生じていないか
キズやひび割れがホース内部にまで到達していると大変危険です。
ゴム質の変化にも注意してチェックしてください。
変形や潰れに対して復元力があるかどうかも確認したいポイントです。
ノズル・ホーン
・変形や損傷、老朽化はないか
・内部に詰まりはないか
・ノズル栓は外れていないか
二酸化炭素消火器の場合、ホーン握りが脱落していないかどうかもチェックする必要があります。
また、ノズルやホーンの間に封版がある場合、封版に破れがあったり、緩んでいたりする恐れがあります。
封板がある場合は、その点もしっかりと確認します。
指示圧力計
・変形や損傷はないか
・値が緑色の範囲内にあるか
・指示圧力計の内部に消火薬剤が漏れていないか
指示圧力計は、蓄圧式消火器にのみ搭載されています。
指針が緑色の範囲内を指していれば、その消火器は安全に使用できます。
範囲外を指している場合は、消火薬剤量の点検が必要です。
義務化された耐圧性能点検

2011年4月1日より、消火器に関する省令改正等が行われました。
点検基準が改正されたことにより、製造から10年を経過した消火器には「耐圧性能点検/水圧点検」が義務付けられています。
耐圧性能点検とは、消火器に所定の水圧をかけ、変形、損傷、漏水など問題がないか検査することを指します。
ここでは、点検基準改正の背景や耐圧性能点検方法について解説しましょう。
消火器耐圧機能点検の義務化とは?
消火器耐圧機能点検が義務化された背景には、度重なる消火器破裂の事故があります。
2009年に大阪で、老朽化した消火器の破裂により小学生が負傷するという事故が起きました。
それをきっかけに放置された消火器を撤去する流れになりましたが、そこでも消火器が破裂し、負傷者が立て続けに発生する事故が起きました。
身近に老朽化した消火器があることが危険視され、事故を防ぐため改正につながったのです。
点検が必要な時期はそれぞれ消火器が製造された年からの経過年数によって異なります。
製造年数と点検時期については以下のとおりです。
・製造から10年経過した消火器は消火器耐圧機能点検が必要
・施工時に10年を経過した消火器は3年の猶予期間内に耐圧試験が必要
(点検後にも3年ごとに検査が必要)
・2011年より前に製造された旧規格の消火器は2022年1月1日から使用不可能
ただし、点検が不要とされる期間であっても外観点検で消火器本体に腐食があったり、安全柱に異常があったりする場合は点検が必要になります。
【消火器別】耐圧性能に関する点検方法について
実際に耐圧性能点検ではどのような項目を確認するのでしょうか。
点検する項目は消火器の種類や加圧方式によって異なります。
ここでは、消火器別に耐圧性能の点検方法について紹介します。
化学泡消火器以外の加圧式消火器
1.消火薬剤量が質量(重さ)で表示してある消火器は、総質量を量り、消火薬剤量を確認する。
2.排圧栓のあるものは排圧栓を開き、排圧栓のないものはキャップをゆっくりあけて減圧孔から容器内の圧力を完全に排出する。
3.キャップを外し、加圧用ガス容器の支持具や加圧用ガス容器を取り出す。
4.消火薬剤量が容量で表示された消火器は、液面表示と同じレベルかどうか確認する。
5.消火薬剤を別の容器へ移す。(水系消火薬剤はバケツに入れ、粉末はビニール袋などへ移す)
6.エアーブローなどで消火器の内外を清掃し、内側、外側に腐食や防錆材料の脱落などがないかを確認する。
7.ホース、加圧用ガス容器を取外し、安全栓を引き抜く。
8.粉上り防止封板を取り外す。
9.消火器内に水道水を入れ満水にし、レバーを握った状態で、キャップを締める。
10.ホースの接続部分に耐圧試験用接続金具を外れることがないようにしっかり接続する。
11.保護枠などを動かし、各締め付け部位、接続部から漏れがないかを確認する。
12.本体に記載された耐圧性能試験値(所定の水圧)までは急激な昇圧を避け、圧力計で確認しながら徐々に昇圧する。
13.耐圧性能試験値(所定の水圧)を5分間かけて、変形、損傷、漏れなどがないか確認する。
14.耐圧試験機の排圧栓から水圧を排除する。
15.圧力計の指針が「0」になるのを確認し、消火器内の水を排水する。
16.本体容器や部品などの水分をウエスまたはエアーブローなどで清掃する。
17.本体容器、部品に水分が付着していないことを確認し、塗膜はく離のチェック、部品の組付け、消火薬剤の充填を行う。
加圧式の消火器/化学泡消火器
1.キャップを外し、内筒を取り外す。
2.消火薬剤量が液面表示と同じレベルかどうか確認する。
3.消火薬剤をバケツなど別の容器へ移す。
4.消火器の内外、内筒、キャップ、ホース、ノズル、ろ過網などを水洗いする。
5.消火器本体の内面、外面に腐食や防錆材料の脱落などはないか確認する。
6.消火器からホースを取り外す。
7.消火器本体内に水道水を入れ満水にし、キャップを締める。
8.ホースの接続部分に耐圧試験用接続金具を外れることがないようにしっかり接続する。
9.保護枠などを消火器にかぶせ、耐圧試験機を接続する。
10.耐圧試験機を作動させて、各締め付け部、接続部から漏れがないことを確認しつつ本体に記載された所定の水圧まで急激な昇圧を避け、圧力計で確認しながら徐々に昇圧する。
11.本体容器、キャップに所定の水圧を5分間かけ、変形、損傷、漏れがないことを確認する。
12.耐圧試験機の排圧栓から水圧を排除する。
13.圧力計の指針が「0」になるのを確認し、消火器内の水を排水する。
14.本体容器や部品などの水分をウエスまたはエアーブローなどで清掃する。
15.本体容器、部品に水分が付着していないことを確認し、塗膜はく離のチェック、部品の組付け、消火薬剤の充填を行う。
蓄圧タイプの消火器
1.消火薬剤量が質量(重さ)で表示してある消火器は、総質量を量り、消火薬剤量を確認する。
2.指示圧力計が緑色の範囲を指しているかを確認する。
3.排圧栓のある消火器は排圧栓を開き、排圧栓がない消火器は逆さまにしてレバーを除々に握り、容器内の圧力を完全に排出する。(または、減圧孔から内圧を排出する)
4.指示圧力計の指針が「0」になったのを確認し、キャップまたはバルブ本体を容器から取り外す。
5.消火薬剤をビニール袋など別の容器に移す。
6.エアーブローなどで消火器の内外を清掃し、内面、外面に腐食や防錆材料の脱落がないかを確認する。
7.消火器からホースを取り外す。
8.本体容器内に水道水を入れて満水にし、レバーを握った状態で、キャップを締める。
9.ホースの接続部分に耐圧試験用接続金具を外れることがないようにしっかり接続する。
10.保護枠などを消火器にかぶせ、耐圧試験機を接続する。
11.耐圧試験機を作動させて、各締め付け部、接続部から漏れがないことを確認しつつ本体に記載された所定の水圧まで急激な昇圧を避け、圧力計で確認しながら徐々に昇圧する。
12.本体容器、キャップに所定の水圧を5分間かけ、変形、損傷、漏れがないことを確認する。
13.耐圧試験機の排圧栓から水圧を排除する。
14.圧力計の指針が「0」になるのを確認し、消火器内の水を排水する。
15.本体容器や部品などの水分をウエスまたはエアーブローなどで清掃する。
※粉末消火器は水分が厳禁なので、乾燥した圧縮空気などで十分に乾燥させる。
16.各部品について本体容器内に塗膜はく離がないかなど確認を行う。

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。
家庭用消火器を選ぶ際の5つのポイント

ホームセンターや通販などでも、家庭用消火器は手に入れることができます。
種類も多く、使用用途の違いもあるため、どの消火器を選べばいいか迷う方も多いでしょう。
ここでは、おすすめの家庭用消火器を選ぶ際のポイントについて紹介します。
家庭用消火器を選ぶ際は、以下5つのポイントを押さえて選びましょう。
・「使用用途」に合ったもの
・「すべての火災に対応」するもの
・「消化能力」の確認
・日本消防検定協会に認定された「国家検定マーク」がついたもの
・「デザイン性」のあるもの
それぞれのポイントについて紹介していきます。
用用途にあった薬剤の種類を選択する
家庭用消火器には、「粉末」「液体(強化液)」「エアゾール式簡易消火具」の3タイプがあります。
それぞれの特徴を把握して、適したタイプを選びましょう。
・低価格で軽量な「粉末タイプ」の消火器
消化力の高い粉末タイプは、広範囲に粉末を噴出させ、火の勢いを抑えます。
液体タイプより、軽量で価格も安く手に入りやすい点が魅力です。
しかし、液体タイプと比べると浸透性が低いため、布や木材などから出た火は再燃する可能性があります。
初期段階での消化に粉末タイプを使用し、再燃予防用に液体タイプを用意しておくと安心でしょう。
粉末タイプは、粉が広範囲に飛び散るため、視界が遮られ消火活動や避難に支障がでる恐れがあります。
また、使用後の始末に手間がかかる点も考慮しておきましょう。
・消化能力が高く室内で使いやすい「液体タイプ」の消火器
粉末タイプと異なり、対象物に対する冷却効果があります。
再燃の可能性を低め、視界を遮らないので火元を確認しながらピンポイントで噴出することができるでしょう。
しかし、粉末タイプに比べて消化スピードが落ちるデメリットがあります。
消火器本体の重さも粉末タイプの2倍近くあるものが多いので、取り回しができるサイズのものを選ぶと良いでしょう。
・扱いやすいスプレー式の「エアゾール式簡易消化具」
扱いやすさを重視するなら、軽量スプレータイプがおすすめです。
ヘアスプレーと同様の使い方なので、火事で気が動転していても迷うことなく使えるでしょう。
また、コンパクトなサイズなので寝室やリビング、キッチンと場所を選びません。
壁に取り付けられるタイプもあるので省スペースで設置したい方におすすめです。
しかし、サイズが小さい分粉末や液体タイプと比べて消化力は低くなります。
あくまで、補助的な消火器としての使用と考えましょう。
・消火器の補助的アイテムとして誰でも扱える「火消ボール・シート」
粉末タイプや液体タイプの消火器がすでにあるなら、使い勝手の良い補助的な消火器もチェックしておきましょう。
使用方法が簡単で子どもや高齢者でも扱える火消ボールや火消シートをおすすめします。
広範囲の火災には不向きですが、とっさの判断で誰でも利用できるのであると便利でしょう。
火消シートは鍋などの火元に被せて使います。
使用期限がなく、買い替えが必要ありません。
火消ボールは、火元に投げれば破裂して出火を抑えます。
火消ボールには、水を主成分とするタイプと油火災にも使える液体が入ったタイプがあります。
てんぷら油などキッチンからの火災には油火災用を選ぶと良いでしょう。
すべての火災の種類をカバーする消火器を選ぶ
消火器は、商品によって対応する火災の種類が決まっています。
本体側面に「A・B・C火災」というラベルのほかに、「普通火災用」「油火災用」「電気火災用」と対応区分が記載されています。
火災発生時は、気が動転しているため、消火器がどの火災に対応しているか確認する余裕はありません。
そのため、はじめからすべての火災に対応した消火器を選ぶことをおすすめします。
どれくらい消火能力があるかをチェックする
消火能力が高いものを求めるなら、消火剤の量を確認しましょう。
一般的に消火剤の量が多く、放射時間が長い商品が、消火能力が高いとされています。
しかし、消火剤が多いほどサイズが大きく、重量が増します。
重いほど消火器を取り回しにくくなるので、ホームセンターなどで実際に持って確認しておきましょう。
下記、薬剤量によって型番が決まっているので参考にしてください。
3型(1.0kg)、4型(1.2kg)、5型(1.5kg)、6型(2.0kg)、10型(3.0/3.5kg)、20型(6.0kg)となります。
使用期限と「国家検定マーク」・「NSマーク」をチェックする
消火器を安全に使うためにも使用期限と検定マークを確認しましょう。
日本消防検定協会が検定を行い、合格した商品には検定マークがついています。
消火能力に関する規格を満たし品質が保証された商品です。
消火器を購入する際にはNSマークつきの商品を選びましょう。
設置場所にとけこみインテリアを邪魔しないデザインか
業務用消火器には本体の25%以上を赤色にする規制があります。
しかし、家庭用消火器には色に関する規制がありません。
赤い消火器のデザインが目立つからと、部屋の奥にしまっていてはいざとい時すぐには取り出せないでしょう。
消火器は部屋の目立つ場所や取り出しやすい場所への設置が望ましいです。
そのため、部屋のインテリアにとけこむようなカラーやデザインの消火器を選ぶことをおすすめします。
家庭用消火器はカラーも豊富でキャラクターを用いたデザインのものあります。
【安心】非常用品は予備を別の場所へ用意しておく
消火器があると初期消火がスムーズに行え、大きな被害を防ぐ効果があります。
しかし、火災があった際、火元と設置した消火器が近いと消火器を手に取ることが出来ず、被害が拡大する可能性もあるでしょう。
そういったケースを防ぐためにも非常用品は、予備を準備しておくことが重要です。
万が一のために、キッチンのコンロ付近に簡易的な消火器を1台、玄関付近に少しサイズがある強化液タイプの消火器を1台設置することをおすすめします。
今回、賃貸物件への設置におすすめの消火器について消火器の種類や違い、おすすめの消火器のタイプを紹介しました。
家庭用消火器といっても、その種類は豊富で、サイズや火災の適応タイプが異なるので設置前に適した消火器を選ぶ必要があるでしょう。
いざという時、使用トラブルを避けるためにもこの記事を参考に所有する物件に適した消火器を選んでください。