緊急を要する水のトラブルは別として、蛇口から水がポタポタ漏れているケースの場合、DIYで解決できるのでは?と考える方もいるでしょう。
蛇口のトラブルは部品の交換や本体の交換で改善するケースが多いです。
一見難しそうに思える蛇口交換ですが、手順さえ誤らなければ、自分で直すことも可能です。
しかし、蛇口の種類によって、必要な道具や注意点も違うため正しい方法を確認することが重要です。
今回は、業者に依頼せずに水栓交換をする方法について蛇口の種類から注意点まで併せてご紹介します。
水のトラブルに悩んでいる方や水栓交換にチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
蛇口の種類について

水栓交換をする際は、まず設置されている水栓タイプを確認する必要があります。
素人でも交換できるような簡単なタイプもありますが、業者に依頼しないと取り付けが難しいタイプもあるからです。
水栓は、蛇口が設置される場所や用途によって使われている種類が異なります。
設置面の違いで分類する場合、壁に設置された蛇口は「壁付タイプ」、蛇口が横長で浴槽のふちなどに設置された蛇口は「台付きタイプ」に分類されます。
また、取り付け穴の数によってさらに種類が分けられ、取り付け穴が1つのものを「ワンホールタイプ」、2つのものを「2ホールタイプ」と分類します。
取り付け穴は、蛇口本体の直径ではなく、蛇口取付け用の穴の直径です。
ここでは、蛇口の種類と特徴についてご紹介しましょう。
単水栓、立水栓
単水栓は、公園の水飲み場や学校の手洗い場、屋外で見かけることが多い蛇口です。
自宅では洗濯機などに使われています。
お湯と水が1つの蛇口から出る混合栓に対して、どちらか片方のみが出るタイプを単水栓と呼びます。
単純な構造設計なので、幅広く互換性があり、取り付け作業は比較的容易だと言えるでしょう。
台付きワンホール
キッチンシンクや洗面所などで多く使われるタイプで、蛇口が台に取付けられており、1つの穴に給水管と給湯管が接続されています。
洗面台の蛇口の取り付け穴のサイズは原則的に35mmとなっているため、そのまま商品の交換ができるでしょう。
ただし、ポップアップ棒用の穴位置はメーカーにより異なるので注意が必要です。
TOTOであればTOTO、LIXILならLIXILと同一ブランドの蛇口で交換してください。
キッチンの取り付け穴の規格は一般的に33~39mmとされています。
こちらも同じ口径であれば他社メーカーの商品へと交換ができます。
台付き/ツーホールタイプ(デッキタイプ)
台付き/ツーホールタイプは、お風呂の浴槽や洗面台、キッチンなどに多く設置され、給水管と給湯管が別の穴で接続されています。
蛇口が横長の台(バスタブなど)に取付けられているものです。
穴と穴の距離は使われている蛇口によって異なり、取り付け前に必ず確認する必要があります。
キッチン用の場合、各メーカー共通の規格が203mmなので、同じ規格であれば希望するメーカーの商品に替えることも可能です。
ミニキッチンの場合は穴の距離は102mmが規格サイズです。
洗面台用も102mmと規格が統一化されているので、そのまま交換することが可能でしょう。
水とお湯でハンドルが別れたツーハンドルと、1本のレバーで温度調整が可能なシングルレバーがありますが、ツーホールタイプであればどちらの交換も可能です。
壁付/ツーホール
お風呂の洗い場やキッチンシンクに多く、蛇口が壁に取付けられているタイプです。
水とお湯の2つの給水管の距離が105mm~225mmの間であれば、多くの場合交換が可能です。
作業時に洗面台などの下に潜り込む必要がないので、台付き/ツーホールタイプと比べて作業は比較的容易でしょう。
このタイプも同じ壁付きタイプであれば2ハンドルからシングルレバーへの交換が可能です。
温度調節が安定したサーモスタット式への変更もできます。
コンビネーションタイプ
コンビネーションタイプは洗面台に多く使われている形式です。
こちらも取付け穴が2つあり、蛇口が洗面台にある2つの穴によって取り付けられています。
本体のレバーやハンドル(操作部分)とシャワー部分(吐水口)が独立しているタイプです。
吐水をシャワーに切り替えられるタイプが多く、シャンプー水栓とも呼ばれています。
コンビネーションタイプの取り付け穴は、壁付、台付きの2ホールとは用途が異なります。
そのため、2ホール商品との互換性はないので注意してください。
コンビネーションタイプで、口径のサイズが合えば他社メーカーとの交換もできます。

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水栓を交換する際に必要な道具

DIYで水栓交換を行うためには、必要になる道具を揃えることが重要です。
交換方法によっては、あらかじめ下準備が必要になるケースもあるので確認しておきましょう。
水栓交換をする際に必要な道具は以下のとおりです。
シールテープ
シールテープは、給水管の接続部分や配管などに巻き付けて隙間を埋め、水漏れを防止します。
壁付きタイプや単水栓の交換時に蛇口の接続部分に巻き付けます。
汚れやサビが付いていると、シールの隙間から水が漏れる可能性があるので、汚れを落とした状態で使用しましょう。
仕様の際は、テープを軽く引っ張った状態で時計回りに15回ほどしっかりと巻き付けてください。
六角レンチ
蛇口のパーツを取り付け、取り外しの際に六角レンチを使用します。
台付きタイプの水道蛇口を交換する時に使われることが多いです。
商品によって様々な大きさや形状のものが採用されています。
なるべく用途に合った使いやすいものを実店舗で選ぶと良いでしょう。
モンキーレンチ
モンキーレンチとは、1つで複数サイズのボルトやナットを締めたり緩めたりできる工具です。
ボルトやナットのサイズに合わせて使用することができます。
蛇口を壁や台から外す際に、根本にあるナットを回すために用います。
サイズ調整は可能ですが、回す方向や力加減によってナットを削ってしまう恐れがあるため気をつけてください。
モンキーレンチは、蛇口交換だけでなく、自転車や家具の修理などで幅広く使えるので、使いやすいものを用意すると良いでしょう。
ウォーターポンププライヤー
ウォーターポンププライヤーは、水回りなどの配管のナットを固定するための工具です。
開口部が斜めに設計されているので、水回りに使われているナットを回しやすいのが特徴です。
開口部に溝があり、ナットを掴みやすい構造になっているため、モンキーレンチで対応できない場合に使用すると良いでしょう。
プラスドライバー
蛇口の交換用に新たにプラスドライバーを用意する必要はありません。
家庭で使われているプラスドライバーで十分役立ちます。
しかし、工具の取り付け取り外しの際、サイズ幅が合っていないとネジ山の溝を潰してしまう恐れがあるので注意しましょう。
マイナスドライバー
マイナスドライバーは、主に水道の止水栓を締める際に使用します。
止水栓が古く固まっていてマイナスドライバーで対応できない場合には、プライヤーなどを使って対処しましょう。
バケツと古布・雑巾など
蛇口を交換する際は、水回りでの作業となるため吸水性の良い雑巾をあらかじめ用意しておきましょう。
蛇口の汚れを拭いたり、配管から漏れた水を拭いたりする際に利用します。
配管のホースに残った水が流れ出て、床が水浸しになる恐れもあるので、バケツと数枚雑巾を用意しておくとスムーズに作業ができます。
懐中電灯
台付きタイプの蛇口交換の際は、台の下での暗所作業となるため、手元が良く見えない場合も多いです。
懐中電灯があれば、工具を安全に使い、ネジの締め具合や不具合なども確認できます。

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水栓交換の費用相場

業者に依頼した場合と、DIYで水栓交換する場合、費用がどれくらい違うのか気になる方も多いでしょう。
ここで、水栓交換の費用相場とDIYで対応した場合の費用についてご紹介します。
業者に水栓交換を依頼した場合の相場
水栓の交換費用の内訳は、主に水栓の本体価格に取り付け取り外しなどの工事費用が加算されたものです。
修理内容によって費用は変わりますが、水栓の交換だけであれば工事費は約1万~15,000円前後のケースが多いでしょう。
しかし、蛇口の種類によっても金額が大きく変わってくるので確認が必要です。
シンプルな構造で安価な水栓であれば1万円程度、最新型や高性能な水栓であれば、5万円以上するものもあります。
そのため、水栓交換の費用相場は、安くても3万円程度はかかってくると考えて良いでしょう。
本体代が高ければ、水栓交換に7万以上かかる場合もあります。
DIYで水栓交換をした場合の費用
DIYで交換作業をした場合、自分自身での作業となるため、工事費はかかりません。
そのため、水栓交換にかかる費用は、水栓の本体価格+作業に必要な工具費のみです。
水栓交換に必要な道具は、モンキーレンチ(約1,200~1,500円)、シールテープ(約100~800円)ウォーターポンププライヤー(1,000~3,000円)など用意しても安く揃えれば5,000円もかからないでしょう。
水栓の費用は、メーカーによっても異なりますが、単水栓(約6,000円)混合水栓(約6,000~14,000円)、カウンター型混合栓(約9,000~18,000円)ほどかかります。
水栓の種類を確認すれば、DIYで交換した際のおおよその値段が見えてくるでしょう。
業者に依頼した場合、安くても3万円かかり、工事費だけでも1万以上するため、DIYでの水栓交換はかなりコストを抑えることができます。
しかし、不適切な自己処理で水漏れや設備を破損するリスクもあるので、水栓が老朽化している場合や作業に自信がない場合は業者に依頼した方が良いかもしれません。

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。
【キッチン編】水栓の交換手順

水栓の種類別に交換手順について紹介します。
キッチンに設置されている水栓の交換手順は以下のとおりです。
壁付タイプの水栓交換手順
1.止水栓を閉めて、残留水を出しきる
2.古くなった蛇口を取り外す
水栓に固定されている根元のナットをモンキーレンチで時計回りに取り外します。
3.取り付け脚を外す
水栓を半時計回り(左向き)に捻ることで取り外すことができます。
固くて手では取り外しにくい場合は、モンキーレンチを使用して緩めてから外しましょう。
4.給水用の穴周辺をキレイにする
汚れが残った状態で水栓交換をすると、隙間や浮きが出て、水漏れの原因になります。
配管内のゴミや砂、シールテープの残りなどがあれば歯ブラシや雑巾を使って掃除しましょう。
5.取り付け脚にシールテープを巻く
排水ホースと接続するネジ部分にシールテープを巻きます。
ネジ方向とは逆(時計回り)に10~15回程度しっかりと巻きましょう。
6.取り付け脚を設置する
取り付け脚を時計回りに回し、取り付けていきます。
その際、回しきらずに少し緩めにしておきましょう。
取り付け脚は後から調整できるので、最後までネジを締めておく必要はありません。
7.新しい蛇口に取り換える
取り付け脚の幅を調整しつつ水栓が水平になるよう新しい蛇口に取り換えます。
微調整が済んだら、モンキーレンチで根元をしっかり締めましょう。
8.止水栓を開けて、水が出るか確認
最後に止水栓を開けて水が問題なく出るのか確認しましょう。
水漏れがないかチェックして交換作業は完了です。
台付きタイプ
台付きタイプはワンホール(取り付け穴が1つ)と2ホール(取り付け穴が2つ)のタイプに分かれています。
キッチンの水栓タイプは、主にワンホールタイプが設置されているケースが多いです。
台付きワンホールタイプの水栓交換手順
1.止水栓を閉めてタオルを敷く
シンク下にある止水栓を閉めます。
もしシンク下に止水栓が見当たらない場合は、水道の元栓を閉めておきましょう。
作業時に水が出てくる場合もあるので、タオルを敷いておきます。
2.古い水栓のアダプタを取り外す
水栓と台座の固定を外し、古い水栓を持ち上げて取り外していきます。
3.止水栓に固定されたナットを外す
水栓の根元に固定されているナットをモンキーレンチで外します。
4.古い水栓を取り外す
水栓を引き抜くようにして取り外し、汚れなどを拭き取ります。
5.台座と新しい水栓を設置する
ドライバーやレンチを使って新しい台座を取り付けます。
台座を取り付けた後、新しい水栓を設置し、台座を固定してください。
6.付属のアダプタを取り付ける
給水管と給湯管にアダプタを取り付けます。
7.逆止弁と給水ホースを取り付け、接続する
給水管に新しい逆止弁を取り付け、給水ホースを固定します。
水用、お湯用の表示を確認して、水栓本体に給水ホースを接続して作業完了です。
8.止水栓を開けて確認
台付き2ホールタイプの水栓交換手順
台付きワンホールタイプと手順はそこまで変わりません。
1.止水栓を閉めてタオルを敷く
2.給水管と給湯管を外す
3.古い水栓を外し、掃除する
4.新しい水栓を取り付ける
5.逆止弁と給水ホースを取り付け、接続する
6.止水栓を開けて確認
新しい水栓を取り付ける際は、パッキン、ワッシャ、ナットの順でしっかり固定しましょう。
給水管、給湯管の方に古いパッキンが残っていないか確認し、新しいパッキンがついた逆止弁を取り付けます。
逆止弁にホースを接続したら、水栓につなげましょう。

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【洗面台編】水栓の交換手順

洗面台の水栓は、穴が1つしかないワンホールと穴が2つあるツーホールの2種類があります。
それぞれの交換手順は以下のとおりです。
穴が1つしかないワンホールの場合
穴が1つしかないワンホールの場合は、以下のような手順で交換します。
1.止水栓を閉める
止水栓は、シンクの下にあるケースが多いです。
シンクの下にない場合は、水道の元栓を閉めるようにしましょう。
2.古い蛇口を外す
止水栓または水道も元栓を閉めたら、蛇口を手で押さえながら外していきます。
外す時に回す方向は、反時計回りです。
3.ネジや配管の内部を掃除する
蛇口を取り外したら、ネジの中に残っている錆やシールテープを取り除きましょう。
配管の内部にあるごみや砂の掃除も忘れないようにしてください。
4.シールテープを巻く
ネジや配管の内部の掃除が終わったら、シールテープを巻いていきます。
シールテープは、取り付け脚のネジとは反対の方向に5~10回巻いてください。
5.新たな蛇口を取り付ける
シールテープを巻いたら、新たな蛇口を取り付けていきます。
時計回りに蛇口を回せば取り付けられます。
最初は水平になることを意識しながら手で取り付け、その後スパナ(モンキーレンチ)でしっかりと締めてください。
そうすることで、固定できます。
6.止水栓を開ける
蛇口の取り付けが完了したら、止水栓を開けて水が出るか確認してみましょう。
水が出ることだけではなく、水漏れがないかという点も確認しておいてください。
問題がなければ、作業完了となります。
穴が2つあるツーホールの場合
穴が2つあるツーホールの場合は、以下のような手順で交換します。
1.止水栓を閉める
止水栓は、シンクの下にあるケースが多いです。
シンクの下にない場合は、水道の元栓を締めるようにしましょう。
2.給水・給湯管の接続部についているナットを外す
止水栓を閉めたら、給水・給湯管についているナットをスパナ(モンキーレンチ)で外します。
3.古い蛇口についているナットを外す
次に、古い蛇口についているナットも外していきましょう。
4.新たな蛇口を取り付ける
取り付け穴に新たな蛇口を置きます。
そして、付属のパッキン、座金、ナットという順で取り付け脚に取り付けていきます。
5.上面施工アダプタを取り付ける
上面施工アダプタは、蛇口の本体を固定するために必要な筒状のパーツです。
給水・給湯管の接続部にパッキンを入れ、ナットで固定してください。
6.止水栓を開ける
蛇口の取り付けが完了したら、止水栓を開けて水が出るか確認してみましょう。
水が出ることだけではなく、水漏れがないかという点も確認しておいてください。
問題がなければ、作業完了となります。

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。
賃貸物件の場合は大家さんに相談してから交換しよう

水栓の交換は、マイホームや分譲マンションであれば自分の判断で交換しても問題ありません。
しかし賃貸物件の場合は、大家さんに相談してから交換するのが望ましいです。
続いては、賃貸物件と分譲マンションによって異なる対応方法についてみていきましょう。
賃貸物件で蛇口にトラブルが起こっているなら大家さんや管理会社に相談しよう
賃貸物件ではリノベーションが可能な物件でない限り、入居者が勝手に設備などを取り替えることはできません。
そのため、水栓を交換したいと思った時は、蛇口に何らかのトラブルが起こっている可能性が高いと考えられます。
例えば、水漏れや水の出の悪さなどが挙げられるでしょう。
そのようなトラブルがあると不便ですが、入居者自身が勝手に交換するのは避けるべき行為です。
なぜなら、蛇口の所有権はあなたが暮らしている賃貸物件のオーナーである管理会社や大家さんにあるからです。
不具合が発生した理由によっては交換費用を負担してもらえない場合もありますが、交換前に相談するのは鉄則です。
入居者の過失で起こったトラブルだとみなされれば修理費を請求されることになります。
しかし、経年劣化によるトラブルであるとみなされれば、管理会社や大家さんが交換対応をしてくれます。
分譲マンションは自己負担なら交換できるケースが多い
分譲マンションであれば、自己負担で交換できるケースが多いです。
賃貸物件の場合であっても、管理会社や大家さんに相談し、「自己負担でもいいなら交換しても問題ない」などの許可をもらえたら、交換できるでしょう。
分譲マンションもいずれ引っ越しをする可能性がないとは言い切れないので、念のため管理会社やオーナーに相談しておくと安心です。
築年数が経過している物件だと、「もっと使い勝手のいい蛇口にしたい」「きれいな蛇口にしたい」などの要望が出てくることも容易に考えられます。
水栓の交換で物件の価値が向上する可能性もあるので、自己負担でいいなら交換を認めてもらえる可能性が高いと考えることもできます。

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DIYで水栓を交換する際の注意点

DIYで水栓を交換したいと考える場合もあるでしょう。
そのような時、いくつか把握しておくべき注意点があります。
続いては、どのような注意点があるのかいくつかピックアップしてご紹介します。
口径や穴心間を測っておく
水栓を交換する時は、蛇口の種類を確認します。
しかしそれだけではなく、蛇口の根本と給水管と給湯管の間の長さである穴心間も測っておく必要があります。
サイズを測らずに新たな蛇口を購入すると取り付けできない可能性もあるためです。
単水栓の内径は13mm、穴心間は壁付け混合栓の場合だと105mm~225mmが一般的なサイズとなっています。
アパートのミニキッチンの場合は穴心間サイズが異なる102mm、台付き水栓はワンホール水栓の場合だとΦ35~Φ39となります。
Φは直径という意味で、Φ35は35mm、Φ39は39mmです。
海外製の水栓は規格が異なるので注意が必要
海外製の水栓はおしゃれなデザインも多いため、そちらを選びたいと考える人もいるでしょう。
せっかくDIYをするならおしゃれな空間にしたいと思うのは当然です。
しかし、海外製の水栓は日本製と規格が異なるため、取り付けできない可能性が高いです。
絶対に取り付けできないとは言い切れませんが、デザイン性に特化したおしゃれな特殊水栓は購入しても取り付けが難しい可能性があることを覚えておいてください。
似ているサイズだから無理に取り付けると、余計なトラブルを生む原因になる恐れもあります。
そうなってしまうと修繕費用などがかさむことも考えられるので、海外製の水栓で規格が異なりそうな時は選ばないのが無難です。
不具合が生じた時の備え、連絡できる業者を見つけておく
手順をしっかり守って作業を行っても、水漏れが止まらなくなるなどのトラブルが発生するリスクをゼロにはできません。
そのような場合、素人では対処できないケースがほとんどでしょう。
放置して直るものではないので、専門の業者に直してもらう必要があります。
トラブルが起こってからだと焦ってしまい、どこに連絡すべきなのかわからなくなることも考えられます。
そのため、あらかじめ何らかの不具合が生じた時に備えて連絡できる業者を見つけておくのが望ましいです。
緊急性が高い状態なので、住まいから近い場所にある業者を見つけておくとスピーディーな対応をしてもらいやすいです。
排水栓のタイプを確認しておく
洗面台の蛇口を交換する際は、排水栓の種類も確認しておきましょう。
排水栓には以下のような種類があります。
・ワンプッシュ式
ワンプッシュ式は、レバーで開閉するタイプです。
レバーを押す動作で排水栓が開いたり閉じたりします。
単純な動きで開閉できるので、力が弱い人でも使いやすいです。
しかし、ヘアキャッチャーにゴミが溜まって不具合の原因になったり、蛇口から水漏れしやすかったりといったデメリットもあります。
・ポップアップ式
ポップアップ式は、レバーで排水栓を開閉するタイプです。
栓とレバーは洗面台の下にあるワイヤーでつながっているので、栓に触る必要がありません。
そのため、衛生的だと言えるでしょう。
ただし、栓の下にあるヘアキャッチャーにゴミが溜まってしまうと、動きに不具合が生じやすいです。
・ゴム栓式
ゴム栓式は、昔からあるタイプの排水栓です。
ゴムでできた栓で排水口をふさぎます。
ゴム栓はチェーンでつながれています。
栓だけのシンプルな構造なので、管理もかなり簡単です。
しかし、チェーンが切れてしまうなど他の排水栓とは異なるトラブルが起こる可能性があります。
排水栓のタイプによって、設置する水栓も変わってきます。
そのため、現在はどのタイプが設置されているのか確認するようにしてください。
配管が古い時は業者に依頼する
築年数が経過している物件だと、大幅なリノベーションをしていない限り、配管が古くなっています。
古くなった配管は、もろくなっていて割れやすいです。
そのまま水栓を交換してしまうと、給水管を破損する恐れがあります。
給水管の破損は、水漏れなどのトラブルにつながる原因になるため、細心の注意を払わなければいけません。
築年数が20年以上の物件で配管を1度も取り換えていない場合は、DIYで水栓の交換をするのは避けるのが無難です。
交換をしたいと考えているなら、管理会社や大家さんに相談し、業者に依頼するようにしましょう。
無理に直そうとしない
知識がない状態で無理に水栓を交換しようとすると、給水管などに傷をつけてしまう可能性があります。
そうなると故障や水漏れの原因になってしまうので、無理に直そうとしないことも重要です。
不具合を感じている場合は、管理会社や大家さんに相談して、提携する業者に確認してもらいましょう。
無理にしようとすると事態を悪化させることになりかねません。
賃貸物件ではそれがさらなるトラブルの原因になってしまう可能性もあるので、無理に交換するのは禁物です。

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業者に水栓交換を依頼する際のポイント

水栓の交換はDIYでもできますが、状況によっては業者に依頼することになります。
そうなった場合、どこに依頼すべきか悩んでしまう人もいるでしょう。
そのため最後に、業者に水栓交換を依頼する際のポイントをご紹介します。
実績や口コミをチェックする
水栓の交換を行っている業者はいくつもあるので、迷った時は実績や口コミを確認してみてください。
「修理件数年間○○件」、「お客様満足度○○%」などと書かれている業者であれば、安心して依頼できる可能性が高いです。
公式サイトがある場合は、修理事例などが掲載されているか確認してみるのもおすすめです。
口コミは、SNSなどで見つけることもできます。
検索する場合は、「(業者名) 口コミ」と検索窓に入力すると調べられます。
料金体系やサービスの内容をチェックする
料金体系やサービスの内容が明確に記されている業者は、安心して依頼できる業者だと言えるでしょう。
問い合わせた時にもしっかり説明してもらえるなら、なおさら安心できます。
基本料金の他に、追加費用がかかる可能性があるのか、といった点も確認しておくのがおすすめです。
業者によっては、出張費用がかかる場合もあります。
料金の明確さやサービスに関する説明の詳しさは、顧客の視点で対応してくれるかどうかを判断する指標になります。
わからないことや不安なことがあった時に質問すると、そのような業者は親身に答えてくれるはずです。
信頼できる業者か否かを判断する指標にもなるでしょう。
どのような人が作業を行うかチェックする
水栓の交換は、家の中で作業を行います。
女性の1人暮らしであれば、特にどのような人が来るのか気になるものです。
安心して作業を依頼するためには、どのような人が作業を行うかも確認しておく必要があります。
ホームページやブログで顔写真を公開しているような業者であれば、安心感が大きくなります。
そのような点も、依頼先を決定する前に確認しておいてください。
アフターフォローの内容をチェックする
依頼先を決める時は、アフターフォローの内容もしっかり確認しておきましょう。
保証期間がどのくらいかという点は特に確認しておくべきポイントです。
専門家に依頼すれば問題ないと思われがちですが、プロが作業しても水漏れなどが起こる可能性はあります。
そのため、保証がしっかりしている業者に依頼した方が安心できるのです。
保証がないと、万が一水漏れなどが起こった場合、再施工費がかかってしまいます。
費用がかさむことを避けるためにも、アフターフォローが充実している業者に依頼するようにしてください。
水栓を交換する際は、蛇口の種類や交換する際に必要な道具、交換の費用相場などを把握しておく必要があります。
DIYで交換する場合は、交換手順についても確認しておかなければいけません。
手順を間違えると予期せぬトラブルが起こる可能性があるためです。
また、管理会社や大家さんに相談してから作業を行わないと、水栓とは別のトラブルが起こりかねないので、あらかじめ確認することも忘れないようにしましょう。
DIYでの交換に自信がないのであれば、無理に作業をするのではなく、業者に依頼することも前に検討してみてください。