所有している賃貸物件のトイレリフォーム!交換の目安や気になる費用を解説!

入居者が賃貸物件を選ぶ際に、水回り設備を重視する方は多い傾向にあります。
立地や内装に問題がないのに、長期間にわたって入居者が決まらない場合、トイレやお風呂などの水回りが原因になっているかもしれません。
キッチンやお風呂に比べるとトイレのリフォーム費用は安く済み、その上内見者に与える効果は大きいです。
そこで今回は、費用対効果の高いトイレのリフォームについて、種類や費用、交換時期の目安など詳しく解説します。
トイレのリフォームを考えている方や空室対策にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

賃貸物件選びではトイレも重要なポイント!

トイレ

入居者が物件を選ぶ際に重視するポイントの中に、周辺の立地環境/日当たり/バス・トイレ別と3つの条件が挙げられます。
中でもバス・トイレ別と水回りにこだわりを持って物件を探している方は多いでしょう。
入居者がバス・トイレ別を希望するのは、来客時の使いやすさやゆっくりお風呂に浸かりたいなど、様々な理由があります。
中でも重視されているのは、体を清潔にする場所と排泄する場所を分けたいという点です。

トイレは直接肌に触れる場所であり、排泄というデリケートな行為をする場所でもあります。
毎日利用するトイレが汚かったり、設備が古くシミや汚れで不衛生な雰囲気だったりすると、それだけでその部屋の持つ印象が清潔感のないものになる場合があります。
入居者が物件選びに重視する3つの条件の中で大家さんが改善できるのは、水回りだけです。

現状のトイレがジメジメして薄暗い、不快なニオイがする、便座や壁が古くシミや汚れがあるなど、不衛生な状態であるなら明るく清潔な印象を与えるようなトイレへのリフォームを検討してみましょう。
トイレはお風呂やキッチンほどリフォーム費用がかからず、部分的な工事で印象を良くすることができます。
明るく清潔感のあるトイレはそれだけで物件の印象を良くするので、空室対策にもおすすめです。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産、IT、投資などにおける専門性と技術を活かし、「不動産」×「IT」を実現するために発生する、複雑な事柄に真摯に向き合い、”不動産をもっと分かりやすく。住まいを探されている方にとってもっと使いやすく。取引をもっとスムーズに。” 不動産×ITで独自の価値をお客様に提供することを目指しています。

賃貸物件のトイレ…交換の目安とは? 

トイレ

毎日利用するトイレですが、一度買ったら故障するまで永遠に使えるわけではありません。
トイレにも寿命があり、故障していなくても交換が必要になるケースもあるのです。
ここでは、トイレの交換するタイミングや見極め方についてご紹介します。

交換時期の目安は約10年

一般的にトイレの交換時期の目安は10年とされています。
便器自体の耐用年数は長いので、ひび割れなどがなければ10年を超えても問題なく使えるでしょう。
しかし、商品が発売されて10年も経つと修理部品がなくなり対応できなかったり、性能が落ちて快適に使用できなくなったりするなど、問題が発生しやすくなります。

便器に問題がなかったとしても、タンクやウォシュレットの寿命は7~10年、配管や部品のパッキンもメーカーによって異なりますが、20年程度が交換の目安とされています。
便器が故障していないのに交換するのは抵抗がある方もいるでしょう。
しかし、早めの交換はトイレが使えないというリスクを避けられます。
新型コロナウイルス感染症の影響や需要の拡大によって半導体不足が続き、納期がずれ込む場合も考慮しておく必要があるでしょう。
また、早めの交換は慌てて商品を決める必要がないので、値段や機能など比べて希望のトイレを設置できることもメリットの1つと言えます。
快適にトイレを使用するためにも、交換時期を目安に早めの修理や交換を心掛けると良いでしょう。

交換する目安は?

トイレの寿命は10年とされていますが、交換する目安としてはどのようなものがあるのでしょうか?
使用上トラブルがなかったとしても以下の状況が当てはまる場合は、トイレの寿命が近づいているサインです。

詰まりやすくなった

長い年月トイレを使用していると、どうしても詰まりの原因となってしまいます。
異物や水で溶けにくいものを流す、大量のトイレットペーパーを流し過ぎるなど、蓄積された汚物で配水管のS字部分が詰まりやすくなっていくのです。

使用年数が長いほど、詰まりを取り除く工事は大掛かりなものになるでしょう。
もし配水管の奥で詰まりが発生している場合は、床を剥がして対応しなければならないケースもあります。

水漏れをしている

トイレの水を流していないのに水の音がする、床や壁、止水栓の接続部分から水漏れしている、便器のひび部分から水が漏れているなど、このような場合もトイレの寿命が近いので交換するタイミングです。
水漏れを修理するには、トイレ本体を動かさなくてはなりません。
大掛かりな作業になるので、個人で対応するのではなく、早めに業者に依頼することをおすすめします。

流れない

レバーを回しても思ったように水が流れない、水量が少ない場合なども交換する目安として考えましょう。
タンク内の部品が主な原因ですが、止水栓の閉まり、ゴムフロートとの鎖が切れている、ボールタップやレバーが破損しているなど、様々な要因が考えられます。

ひび割れしている箇所がある

陶器製の便器などは耐久性が高いので、長い間使い続けることも可能です。
しかし、衝撃には弱いので、誤って強い衝撃を与えてしまったりするとひび割れを起こす場合があります。
地震が原因でひびが入ってしまうケースもあるでしょう。
また、ひびが確認できなくても使用時に便座(ウォシュレット)から音が出る場合は、内部が故障していて、今後修理が必要になる可能性があります。

ひび割れした便器は肌に直接触れる部分なので、そのまま使用するのは危険です。
ひび割れに気づいたら、ひびがまだ小さかったとしても早めの交換を業者へ依頼しましょう。

掃除をしても汚れが落ちない

何十年もトイレを使用し続けていると傷や汚れが目立つようになり、快適に利用することが難しくなります。
便器内の汚れは、トイレが古くなるにつれて黄ばみ・黒ずみが目立ち、汚れが落ちにくくなります。
掃除をするにも時間がかかるので、故障していなくても汚れが取れなくなった段階で交換するのも良いタイミングです。

リフォームせずに放置するとどうなる?

寿命がきても大きな故障がなければ、トイレを交換せずに使い続けることは可能です。
しかし、耐用年数を超えて劣化した状態でトイレを使い続けると、安全に使用できない可能性が高くなります。

例えば、ひびが入った状態でもトイレは使用できますがケガをする恐れもあり、安全に使用できるとは言えません。
また、故障の頻度も増えるのでリフォームせずに使い続けると修理費用がかさみ、修理部品の在庫が販売終了して確保できなければ、トイレを早急に交換しなければなりません。
不具合を放置したまま使用するのは効率的ではないため、早めの交換をおすすめします。

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賃貸物件のトイレリフォーム!事例をご紹介

トイレ

ここで、賃貸物件で行われるトイレリフォームの事例をご紹介しましょう。

和式から洋式便器へのリフォーム

和式トイレの便器や床を剥がし解体したあと、配管工事や必要に応じて床や壁の下地処理・床材、壁紙の張り替えなどの内装工事をし、洋式便器を組み込むリフォームです。
床に段差がある和式トイレや温水洗浄機能がついた洋式便器へリフォームする場合などは、段差工事やコンセント設置工事が必要になるためリフォーム料金が高くなります。
設置工事には、トイレの本体価格、施工費、解体処分費含めて5万~20万円程度の費用がかかるでしょう。
和式から洋式トイレに変えるメリットとして、便器周辺に排泄物がはみ出しにくくなるので汚れにくい、足腰に負担がかからない、洋式を使い慣れている人の方が多い、といったものが挙げられます。

洋式トイレから節水型トイレへのリフォーム

洋式トイレから洋式の節水型トイレへリフォームする方法です。
一度に使用する水量が多い旧型の洋式トイレから、最新の節水型のトイレに交換することで水道代を抑えられます。

しかし、和式トイレと比べて水量が少なく水圧が弱いので、水圧の関係で工事ができない場合もあります。
節水型トイレを検討している場合は、事前にリフォーム会社に下見をしてもらい、設置できるかどうか確認してもらいましょう。
節水型トイレに交換した場合、水道代だけでなく、節電機能も搭載されているので余分な電力がかかりません。

また、最新機能が搭載されたモデルでは、除菌やお掃除機能がついたものもあり、リフォーム後快適にトイレを使用できるでしょう。

床や壁紙のリフォーム

トイレだけの交換ではなく、壁紙や床材を張り替えるといったフルリフォームをする方法もあります。
手すりを取り付けたり、壁紙を張り替えたり、まったく印象の違うトイレへリフォームしたりすることも可能です。
古いトイレでは、便器以外でも壁紙や床にニオイや汚れが染み込み不衛生な空間を作り出している場合もあります。
新しく防臭・消臭効果のある壁紙に張り替えることで、明るく清潔感のあるトイレに変えられるでしょう。
床の張り替え費用の目安は、施工費込みで約3万~5万円、壁紙は約6万~8万円ほどかかります。

ペーパ―ホルダー・タオルバーの交換

ちょっとした設備を新しくするだけでトイレの印象を変えることができます。
錆びついたタオルバーやくすんだペーパーホルダーを一新して、オシャレなものに変えましょう。
数千円から交換が可能なので、最もコスパが良いリフォームかもしれません。

ドアをリフォーム

古くなったドアを新しいものに変えるだけでもトイレを明るい雰囲気に変えられます。
トイレに設置するドアはデザインが豊富で、おしゃれなものも多いです。
また、機能性にも優れているので、ニオイや音漏れを防ぐ効果も期待できます。

高齢者向けの物件であれば、出入りが簡単な引き戸が向いているでしょう。
狭い物件であればスペースを必要としない中折れ戸がおすすめです。

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トイレは種類が豊富!

トイレ

なるべく理想に近いトイレへリフォームするためには、トイレの種類や特徴を知っておくことも大切です。
トイレの種類は豊富で、大きく4つの種類に分けることができます。
ここでは、タイプ別にそれぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介しましょう。

組み合わせ便器

組み合わせ便器は最も普及している種類で、タンクを含む便器と便座を組み合わせて使うトイレを指します。

メリット・デメリット

組み合わせ便器のメリットは、価格が安く、好きな機能が搭載された便座を組み合わせられるので無駄がありません。
また、タンク上部の手洗いの有無も選べます。
故障した部分だけ交換できるので、費用を抑えられることもメリットの1つと言えるでしょう。
デメリットとしては、タンクに水が溜まるまで水を流せないので連続して洗浄できない点や、凹凸が多く清掃しづらい点が挙げられます。

一体型トイレ

便器・タンク・便座が一体となっているタイプのトイレです。
手洗い付きタイプか手洗いなしタイプが選択できます。
デザイン性に優れている反面、組み合わせ便器よりも割高です。

メリット・デメリット

一体型トイレのメリットは、凹凸がないデザインなので掃除がしやすい点です。
また、水圧の低い場所でも設置できます。
タンク上部の手洗いの有無も選べ、手洗い開口部が組み合わせ便器に比べて広いので手洗いしやすい点も魅力です。
デメリットとしては組み合わせ便器よりも割高で、故障した場合は便器を含めて本体すべての交換が必要になる点です。
また、組み合わせ便器と同様、タンクに水が溜まるまでトイレを流せません。

タンクレストイレ

タンクレストイレは、ウォシュレットと便器が一体になっていてタンクもないトイレです。
タンクがない分コンパクトで、シンプルなデザインが人気を集めています。

メリット・デメリット

スタイリッシュなデザインで、高さがないので狭い空間にも設置でき、トイレを広く見せる効果があります。
また、凹凸がないデザインなので掃除もしやすいです。
節水タイプが多く、連続して水を流せるので、快適に利用できる点もメリットと言えます。
デメリットとしては、比較的トイレ本体の価格が高く、手洗いする部分がないので、別途設置する必要がある点です。
また、ウォシュレットや便座が故障した場合、トイレ本体をすべて交換しなければならない場合もあり、水圧が弱い場所では設置できないタイプもあるので注意しましょう。

システムトイレ

便器や手洗い器の他にキャビネットや収納棚、手すり、化粧鏡などトータルでコーディネートできるトイレを指します。
システムトイレを選択した場合、トイレの空間をまったく違う空間に変えられるでしょう。

メリット・デメリット

システムトイレは、セット販売がされており、短期間(約1日)でカタログ掲載どおりにトイレをリフォームできます。
収納タイプを選べば、小物や掃除道具を隠せるのでトイレがすっきりした印象になるでしょう。

また、既存の給排水を利用して手洗い器を設置できるので、大掛かりな工事も必要ありません。
デメリットとしては、他のトイレに比べると工事に時間がかかる点や狭いトイレルームには向かない点です。

便座の故障時には、手洗い、カウンターを含めてすべてを交換しなければならない場合もあります。

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洋式トイレの便座にも種類がある

トイレ

洋式トイレは、タイプだけでなく、便座にも様々な種類があります。
それぞれの機能やメリットを把握した上で便座を選ぶことが大切です。

普通便座

普通便座は、温水洗浄機能や暖房機能などの機能を備えていない一般的な便座です。
便座の形は、O型とU型の2種類があります。
特別な機能を備えていない分電気を必要としないため、故障するリスクが少ないことに加えて設置時や使用時のコストを抑えることも可能です。

暖房便座

便座を温められる機能を備えたものを暖房便座と言います。
暖房便座は座る部分を温められるので、冬場などの寒い季節でも冷たさを感じることなく、快適に使うことが可能です。

便座の温度は調節できるものが一般的ですが、常に温め続けているため使っていない時でも電気代がかかります。
便座のフタを開けっ放しにしているとより電気代がかかってしまうので、使わない時は蓋を閉めるなどの工夫が必要です。
最近は、節電機能を備えた便座も登場しています。

温水洗浄便座

温水洗浄便座は、温水ビデや暖房機能を備えた便座のことです。
温水洗浄便座には、主に貯湯式と瞬間式の2種類があります。
貯湯式は温水を内蔵のタンクに貯めておくタイプで、瞬間式に比べると比較的低価格で購入できます。
ただし、常にお湯を温めておく必要があるので電気代がかかってしまうのがデメリットです。

また、タンクの容量以上のお湯は貯めておけないので、連続で使用すると湯切れを起こす心配もあります。
一方、瞬間式は使う時に温水を作るので、貯湯式に比べると電気代を抑えられるほか、湯切れする心配もありません。
貯湯式よりも高価なので初期費用はかかってしまいます。

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トイレリフォームで人気の機能をご紹介

トイレ

洋式トイレには汚れやニオイを防止する機能や節水機能など、便利な機能がたくさんあります。
いくつかの機能を組み合わせることで、より快適な利用につながります。
ここでは、トイレリフォームで人気の機能をご紹介します。

汚れやニオイを防止する機能

汚れをできるだけ軽減したい時は、洗浄機能のあるトイレを選ぶと良いでしょう。
流す度にトイレが自動で洗浄してくれるので、汚れが付きにくく清潔な状態を維持しやすくなります。
さらに、汚れの付きにくい素材が使われたものや、トイレ自体の凹凸が少なく掃除しやすいものを選べばお手入れも楽になります。
トイレのニオイが気になる時は、脱臭機能のあるトイレもおすすめです。
脱臭機能があれば芳香剤や消臭剤を使用しなくても気になるニオイを軽減でき、快適な空間を保てます。

オート機能

オート機能は、便座の開閉を自動でしてくれる機能です。
人の気配をセンサーが感知すると開閉するので、自分で開けたり閉めたりする手間から解放されるだけでなく、閉め忘れることがないので電気代の削減効果も期待できます。

また、オート機能には流す時の大・小を座っていた時間などから判断し、自動で切り替えてくれる機能があるものもあります。

補助灯

補助灯は、便器鉢内や足元を柔らかな光で照らしてくれる機能です。
ほんのりと照らしてくれるので、夜間でも眩しさを感じず使用できます。

節水や節電機能

電気代や水道代を少しでも抑えたいなら、節水や節電機能のあるトイレを選ぶと良いでしょう。
最近は、少ない水量でもしっかり流せる節水機能を備えたトイレも増えており、節水機能のない場合に比べると、使用する水量を大幅に削減することが可能です。

また、節電したい場合には、温水や便座の温度を自動で調節してくれるタイプを選ぶのがおすすめです。

手すりや背もたれ

手すりや背もたれなどの設備をつけると、トイレの利便性を上げる効果が期待できます。
手すりには一般的な横手すりタイプのほか、立ち上がり時をサポートするL字型タイプや使用しない時はたたんでおける折上式タイプがあります。

ほとんどの洋式トイレで後付けできるので、必要性を感じた時は設置を考えてみましょう。

ペーパーホルダーの種類にも気を配ろう

トイレを快適に利用したいなら、ペーパーホルダーの種類にも気を配ることが大切です。
選ぶ時は交換が簡単にできるもの、予備を取りやすいものがおすすめです。

下部から持ち上げるだけで簡単にトイレットペーパーの取り外しができるものなら、ストレスなく交換できます。
また、トイレットペーパーがなくなり、交換したい時に届く範囲に予備がないと困るので、下部にぶら下げるなどしてストックできるタイプは人気があります

設備や機能は入居者層を意識して選ぼう

トイレをリフォームする時は、入居者層に合った設備や機能を取り入れることが大切です。
所有する物件は単身向けなのかファミリー向けなのか、若年層が多いのか高齢者が多いのか、立地や土地柄も鑑みながら、入居者層に合わせてリフォーム内容を決めていきましょう。

例えば都心にある単身者向けのワンルームの場合、トイレはコンパクトな間取りで十分です。
手すりはあえてつける必要もないでしょう。
しかし、高齢者向けの場合、手すりを設置した方が入居希望者へのアピールポイントになります。
また、ファミリー向けの場合、小さい子どもの介助なども考えると、ある程度スペースがあった方が使いやすいです。
トイレは毎日利用する場所だからこそ、快適に使えるかどうかは非常に重要です。
入居の長期化につながる部分でもあるので、入居者層に合わせて必要な機能や設備を選びましょう。

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トイレリフォームの気になる費用

トイレ

次に、トイレリフォームの費用相場や工期の目安についてご紹介します。
介護保険が使えるケースもご紹介するので、リフォームを検討中の方はぜひチェックしてください。

トイレリフォームの費用相場と工期の目安

トイレリフォームは、工事内容によって費用や工期が異なります。
ここでは、全体工事や部分改修などリフォーム内容ごとの費用相場や工期の目安について見ていきましょう。

工事内容工期目安費用目安
トイレフルリフォーム(便器交換+内装工事)1~2日14~50万円
便器交換(和式→洋式)2~3日15~50万円
便器交換(洋式→洋式)半日~1日3~20万円
便座交換・温水洗浄便座の設置1~2時間5~10万円
トイレ壁紙リフォーム1~2日壁紙:2~5万円 床材:1~6万円
手洗い器設置1~3日10~20万円
手すり設置1時間~半日3~10万円
トイレの新設3~5日40~100万円 ※増築する場合は70~200万円
トイレの移動3~5日30~60万円
トイレのドア交換1日4~20万円

トイレの便器交換や便座交換の場合、新たに設置するトイレのグレードによって値段が変わります。
オート機能や節水・節電機能など、機能が増えるほど費用は高くなるでしょう。
また、タンク付きに比べてタンクレストイレの方が高い傾向にあるので、入居者層に合わせて必要な機能・グレードを選ぶことが大切です。
なお、トイレリフォームをする場合、自治体によっては補助金が出ることもありますが、適用される条件はそれぞれで異なります。
自ら居住する物件に限るケースもあるので、トイレリフォームする際は事前に各自治体に確認することをおすすめします。

賃貸でも介護保険の利用は可能

介護保険には、在宅介護のためにリフォームする場合、工事にかかる費用に補助金が支給される制度があります。
基本的には、自分の住宅であることが要件ですが、一定の条件を満たしていれば、賃貸物件でも介護保険を使い、リフォームすることが可能です。
補助金の対象となるリフォームは以下のとおりです。

・手すりの設置
・段差の解消
・引き戸などへドアの交換
・洋式トイレへ便器の交換

なお、これらの工事を行うために必要な工事費用も対象です。
介護保険を利用すれば要支援・要介護を問わず20万円までの費用が対象ですが、最低でも1割は自己負担になるので実際に支給される額の上限は18万円です。
また、介護保険を利用できるのは入居者本人のため、リフォームを希望する物件に居住している必要があります。

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賃貸物件におすすめのトイレメーカーをご紹介

トイレ

トイレリフォームを検討している方の中には、どのトイレメーカーが良いのか、違いは何なのか、疑問に感じている方も多いでしょう。
そこで、賃貸物件におすすめしたい各トイレメーカーの特徴をご紹介します。
おすすめの機能もご紹介しているので、選ぶ際の参考にしてください。

TOTO

ウォシュレットを開発したことで知られるTOTOは、トイレメーカーの中でもトップクラスのシェアを獲得している会社です。
ネオレストやピュアレストなど人気の高いTOTOのトイレは、汚れにくさやお手入れの簡単さにこだわっているのがポイントです。

【おすすめ機能】

・きれい除菌水
水から自動で生成したきれい除菌水をトイレ使用前後などに便器ボウル内に自動で吹きかけることで、汚れを付きにくくする機能です。
洗剤や薬品を使わず、水から自動生成した次亜塩素酸を含む特殊成分で汚れを落とします。
時間が経ては普通の水に戻るため、長時間流さなくても問題ない点も嬉しいポイントの1つでしょう。

・掃除しやすいフチなし形状と汚れツルリン機能
TOTOのトイレは、汚れが溜まりやすいフチ裏がありません。
また、便器表面には汚れが付きにくい撥水加工も施されているので、トイレ掃除がしやすく、お手入れが簡単な点がポイントです。

・自動脱臭機能
TOTOの「においきれい」機能は利用者の1日の使用時間を学習し、使う前から作動しトイレ空間を自動で脱臭します。
さらに集めた匂いはきれい除菌水で洗浄・除菌するので、いつでも清潔な空間を保つことが可能です。

パナソニック

家電メーカー大手のパナソニックのトイレは、タンクレストイレのアラウーノシリーズをはじめ、機能性はもちろんデザイン性の高さから人気があります。

【おすすめ機能】

・激落ちバブル
市販の台所用合成洗剤を使用し、水を流す度にたっぷりの泡で便器内を掃除してくれる機能です。
大きさの違うバブルを出すことで、小さな汚れから大きな汚れまでしっかり落とすので、お掃除にかかる手間を省けます。

・スゴピカ素材
パナソニックのトイレは陶器製ではなく、水垢をはじき汚れにくい有機ガラス系のスゴピカ素材が使われています。
傷にも強いので、ブラシ掃除も可能です。

・トリプル汚れガード
アラウーノは、泡のクッションで跳ね返りをガードするハネガードをはじめ、タレガード、モレガードという3種類の機能により、トビハネによる汚れを防ぎます。

LIXIL

LIXIL(リクシル)は、TOTOに続く人気トイレメーカーの1つです。
デザイン性や機能性の高い製品を比較的リーズナブルな価格で提供しています。

【おすすめ機能】
・アクアセラミック
LIXILのトイレには、アクアセラミックという新素材が使われています。
従来の陶器製トイレに比べて、水垢や汚れがつきにくいのが特徴です。

・鉢内除菌
鉢内除菌機能は、プラズマクラスターイオンにより便座の裏やノズル周りなど、水のかからない部分まで除菌できる機能です。
また、ニオイの発生を抑える消臭効果も期待できます。

アサヒ衛陶

アサヒ衛陶は、洗面化粧台やトイレ、ユニットバスなど水回り設備の製造・販売を行っている会社です。
便座本体だけでなく、温水洗浄便座や暖房便座も取り扱っています。

【おすすめ機能】

・節水機能
アサヒ衛陶のトイレは従来の便器に比べ、7割近くもの節水を実現した機能を備えています。
使用する水道量が少ないので、水道代の節約が期待できるでしょう。

・トイレコート
アサヒ衛陶のエディシリーズでは、汚れの付きにくいトイレコートを標準採用しています。
トイレコートを塗布すると便器表面の凹凸面がなくなるので、汚れがつきにくくお手入れも簡単です。

今回は、所有物件のトイレリフォームについて、交換の目安やリフォーム事例、種類や人気の機能についてご紹介してきました。
詰まりやすくなったり、水漏れをしたりとトラブルが起きるようになった時は、クレームにつながる前に、なるべく早めに交換することをおすすめします。
また、リフォームする際、フルリフォームにするのか、部分改修にするのか、どのような機能のあるトイレを選ぶかは、入居者層によって変わります。
所有する物件の入居者層に合わせて、適切な工事やトイレの種類を選ぶことが大切です。

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