ディンプルキーとは?他の鍵より安全って本当?

玄関に使われる鍵には色々なタイプがあります。
交換を考えているなら、できるだけ防犯性に優れたタイプを選びたいと思うでしょう。
数ある鍵の種類の中でも、ディンプルキーは特に防犯性に優れているといわれる種類です。
今回は、そんなディンプルキーについて詳しく解説していきます。
鍵の種類を知りたい、ディンプルキーならどのメーカーがいいのか知りたい、交換方法を知りたい、といった人は、ぜひ目を通してみてください。

鍵の種類にはどんなものが?

ディンプルキー

鍵には色々な種類があるため、今設置されているのはどのタイプなのか知っておくことも大切です。
まずは、鍵の種類からみていきましょう。

ピンシリンダー

ピンシリンダーは、片側だけに鋸刃のような線が付いている鍵です。
複数のピンが1列に並んでいて、鍵の中でも最も基本的な形となっています。
メーカーによって形状は異なりますが、GOAK製のピンシリンダーだとピンが6本のタイプと7本のタイプがあります。
この2種類だと7本のピンがあるタイプの方が防犯性に優れているため、玄関の鍵におすすめだと言えるでしょう。

1本しかピンがないタイプは他よりも安価ですが、防犯性は低くなってしまいます。
また、古いタイプはピッキング対策が講じられていないものも多いため、交換すると防犯性能が高まります。

ディスクシリンダー

ディスクシリンダーは、両方に鋸刃のような線がついている鍵です。
タンブラーがディスク状になっているため、安価に大量生産が可能となっています。
そのため、高度経済成長期に建てられた公共団地などに採用されているケースが多いです。
製品自体が安価なだけではなく、スペアキーの作成も簡単だったので、この鍵を使った住宅はかなり多くなっています。
しかし、ピッキングしやすい構造なので防犯性は高いと言えません。

実際に、この鍵を採用した住居が空き巣被害にあった事例も多く見られました。
その結果、この鍵は廃盤となっています。

ロータリーディスクシリンダー

ロータリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーの後継として生み出されたモデルです。
鍵の左右には、ランダムに鋸刃のような線が刻まれています。
正しい鍵を鍵穴に挿入すると、中にあるタンブラーの切り欠き部分とロッキングバーと呼ばれる部分の位置が合わさり、開錠できます。
ディスクシリンダーよりも構造が複雑になったため、防犯性能も格段に向上しました。
鍵の複製に関しては、ディスクシリンダーと比べると簡単ではありませんが、作成可能です。
いくつかの鍵が必要な場合にも使いやすいことから、人気が高まっているタイプです。

価格もそこまで高くないため、コストパフォーマンスと防犯性のバランスが良い鍵として知られています。

マグネットタンブラー

マグネットタンブラーは、まっすぐな鍵にへこみが付いています。
へこみの数は、1個、4個、6個のいずれかと決まっています。
鍵とタンブラーには磁石を使用しているのが、マグネットタンブラーならではの特徴です。
他の鍵ではタンブラーの磁石を正しく作動させるのが難しいため、ピッキングされるリスクは低いです。
しかし、特殊なツールを使って開錠する方法があるため、万能とは言えません。
マグネットタンブラーを採用している場合は、交換をおすすめします。

さらに、磁石の力が弱くなると鍵が開かなくなってしまう恐れもあります。
メリットだけではなくデメリットもそれなりに大きいマグネットタンブラーは、廃盤となっているので新たに取り付けることはできません。
自宅や管理している賃貸物件の鍵がマグネットタンブラーである場合は、防犯性能を高めるためにも他の鍵に変更することを検討してみましょう。

ディンプルシリンダー

ディンプルシリンダーは、ディンプルキーと呼ばれることもあります。
現在のセキュリティ能力が高いと言われている鍵は基本的に、ディンプルシリンダーを採用しています。

ディンプルは、英語でへこみという意味です。
その名の通り、まっすぐな鍵には両面にサイズの異なるへこみがあります。
従来のディンプルシリンダーはピンシリンダーの発展型として作られたため、ピンが2列以上ある製品が大半を占めます。
そのため、ピッキングされるリスクは大幅に軽減できているのです。
最近建てられた家や賃貸物件は、ディンプルキーを採用しているケースが非常に多いです。

防犯性が高いことから、玄関以外にも自転車や金庫の鍵など幅広い用途で使われています。

ウェーブキーシリンダー

ウェーブキーシリンダーはディンプルシリンダーやマグネットタンブラーと同じく、まっすぐな鍵です。
しかし、ウェーブキーシリンダーにはへこみが付いているわけではなく、波上の溝が彫られています。
その形状から、彫刻キーと呼ばれることもあります。
タンブラーはサイドバーという名のピンで固定されていて、正しい鍵を使ってサイドバーがかみ合った場合のみ開錠するタイプです。
嚙み合わない場合は、タンブラーが回転しない作りになっています。
ディンプルキーと同じく、ピッキングされるリスクが低いため、ハイセキュリティシリンダーの1つとしての知名度が高いです。

車にもこのタイプの鍵が採用されていることから、車の鍵というイメージを持つ人も多いかもしれません。

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おすすめのディンプルキーはどれ?

ディンプルキー

数ある鍵の中で、ディンプルキーは特に防犯性が高いと言われています。
そのため、ディンプルキーへの交換を考えている人もいるでしょう。
次は、ディンプルキーの中でも特におすすめしたい商品をピックアップしてご紹介します。

美和ロック

美和ロックは、国内でも大手の鍵メーカーです。
鍵に特化している美和ロックでは、複数のディンプルキーを取り扱っています。
ディンプルキーの中でディスクタンブラーを採用しているのは、美和ロックならではの特徴です。
ディスクタンブラーは、外側と内側の筒に分かれた構造になっていて、正しい鍵を入れると内側の筒が動きます。
異なる鍵を入れてしまうと動かないため、鍵を開けることができません。
したがって、防犯性能は非常に高いと言えます。

美和ロックが取り扱っている鍵には、安価でありながらピッキングに強いU9シリンダーや防犯性と扱いやすさに優れているPRシリンダー、PRシリンダーよりも高い防犯性を実現しPR-Jシリンダー、取り付ける場所によって5つのグレードを選択できるJNシリンダーといったものがあります。
いずれも高い防犯性能を有するため、鍵の交換を考えた時に候補に上がるケースは多いです。

GOAL

GOALは、美和ロックについで国内2位のシェアを誇っているメーカーです。
GOALが取り扱あっている製品には、ケースロックやホテルロック、自動施錠錠、防犯建物部品、プッシュ・プル錠、プッシュ・プル空錠、レバーハンドル錠、住宅用電気錠システム、防犯スイッチ付錠、出入り口管理システム、テンキーシステム、インターロックドアシステムなどがあります。

数ある取扱商品の中で代表的なアイテムは、V18シリンダーです。
この鍵は、18本のピンにより120億通りの鍵違い数を実現しています。
ピッキングなどの不正開錠にも強い独自の防犯設計が魅力です。

防犯性の高さは、アメリカのUL防犯認定試験やCP認定試験でも実証されているため、安心して導入できます。
下ピンには、特殊な処理が施されており、特殊なクリック装置を採用しているので、耐久性も高いです。
鍵の差込口の周りは、大きなすり鉢状になっています。
そのため、鍵をスムーズに抜き差しできるのもV18シリンダーならではの魅力です。
手元が暗い時の操作もしやすいです。

アルファ

アルファは、日本国内で多く使われている鍵メーカーの1つです。
世界最高クラスの防犯性能を誇るディンプルキーを取り扱っています。

アルファの鍵で特におすすめなのは、FBロックです。
FBロックは、鍵の先端部分にフローティングボールが埋め込まれていて、鍵の複製やピッキングが難しい形状になっています。
他の鍵と比べても安心感が大きいCP-C認定シリンダーでもあります。
また、ピッキングのリスクを低減するアンチピッキングピンを使用していること、鍵違いが最大で1,300通りになることも、FBロックの強みです。
価格や防犯性によって選べる種類もたくさんあるので、自宅や所有している賃貸物件に会うディンプルキーが選択できます。

ドルマカバジャパン

ドルマカバは、2015年にドイツのDORMA社とスイスのKABA社が合併して生まれた会社です。
以前は、日本カバという名前でしたが現在はドルマカバジャパンという名に変更されました。
鍵だけではなく、セキュリティゲートやホテルロック、ドアハードウェアなどの輸入製品の販売も行っています。
鍵メーカーとして知られているドルマカバジャパンでは、交換用のディンプルキーシリンダーの製造を行っていますが、錠前は製造していません。

ドルマカバジャパンが取り扱っている鍵の中でも、Kaba star plusがおすすめです。
Kaba star plusは、鍵を所有している人だけがスペアキーの注文ができる所有者登録システムを採用したディンプルキーです。
所有者登録システムは、鍵を所有している人の情報をドルマカバジャパンで登録すると、第三者が鍵を不正コピーできないようになるという仕組みなので安心して導入できます。

マルティロック

マルティロックは、イスラエル発の鍵メーカーです。
世界的に見てもトップクラスの技術力を有しています。

イスラエルはテロなどのリスクがある地域なので、そのような環境下でも安全性を高められるような作りになっています。
ダブルディンプルやインタラクティブピンを採用することにより、不正な開錠ができない仕組みになっているのです。

ハイセキュリティなシステムとして、日本国内でも導入するケースがあります。
合鍵を作る場合は、身分証明書やオーナーカード、鍵本体の3つを提示しなければいけないため、容易ではありません。
しかし、防犯対策という観点から見てみると、非常に魅力的です。

WEST

WESTは、建物の金具を取り扱っているメーカーです。
鍵の他には、ドアハンドルなども手掛けています。
デザインにこだわった商品を取り扱っているのがWESTの魅力です。

防犯性だけではなく、意匠性にこだわったアイテムを取り入れたいと考えている人に適しています。
そんなWESTのディンプルキーは、ピッキングに強く、操作性の良さにも定評があります。

T型20ピンディンプルシリンダーは、アンチピッキングピンを含む20本もの制度が高いピンを使用し、水平と垂直の3方向に配列されているのです。
鍵違い数はおよそ2,935通りとなるため、鍵の複製は困難です。
さらに、幅広いキープランに対応できるというメリットも有しています。

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ディンプルキーは特におすすめ!そのメリットとは?

ディンプルキー

ディンプルキーは、防犯性の高さからおすすめされることが多い鍵です。
続いては、ディンプルキーを採用するメリットについてみていきましょう。

ピッキングされるリスクが低い

1つ目は、ピッキングされるリスクが低いことです。
ピッキングは、日本国内における空き巣でよく使われている手口です。
鍵穴にテンションとピックという特殊な工具を差し、シリンダーを回すことで開錠します。
ピッキングは鍵を壊すことなく室内に侵入するため、気が付きにくい方法として知られています。
ピッキングを使った空き巣被害を防ぐには、鍵穴の内部が複雑なタイプを選ぶことが十良いです。
ディンプルキーの場合は、他の鍵と比較してみると鍵穴の内部が繊細な作りになっているため、ピッキングしようとすると時間を要します。

ただし、自転車の鍵のように鍵違い数が少ないと突破されるリスクが高まるので注意が必要です。
種類によって鍵違い数が異なるため、ディンプルキーへの交換を考えているなら、専門的な知識を持つ業者に相談するようにしましょう。
住宅向けのディンプルキーを選ぶのは鉄則です。

複製しにくい

2つ目は、複製しにくいことです。
ディンプルキーを形は非常に複雑です。
へこみの深さは、精密に作られているため、合鍵を作る場合はレベルが高い技術が必要になります。
第三者が空き巣のために複製するといった行為は、困難だと思って良いでしょう。

ハイレベルな技術が必要になるので、万が一紛失した場合は高いコストがかかってしまいます。
また、完成までに時間がかかってしまうことも念頭においておきましょう。

バリエーションが多い

3つ目は、バリエーションが多いことです。
ディンプルキーは、へこみの形を変えるだけで別の鍵になります。
つまり、他と比べるとバリエーションが多いのもディンプルキーならではのメリットだと言えるでしょう。
中には、登録制となっていて番号がないと合鍵を作れないタイプもあります。
バリエーションが多いということは、開錠の方法も増えるため、簡単に開けられなくなります。

したがって、ディンプルキーは防犯性に優れていると言われているのです。

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合鍵は作れる?

ディンプルキー

どんなに魅力的な鍵でも、困るのは紛失した時ではないでしょうか?
万が一紛失してしまった場合に備えて、合鍵があると便利です。
実際に、自宅の鍵の合鍵を準備している人は多いでしょう。
では、ディンプルキーは合鍵を作ることはできるのでしょうか?
実際の所、ディンプルキーでも合鍵を作ることは可能です。

しかし、防犯性を高めるために精巧な構造になっているので、複製するのが難しいケースもあります。
技術や道具などで不足が生じると、合鍵が作れない可能性もあります。
ディンプルキーの合鍵を作りたい場合は、その鍵を作ったメーカーや通販サイトなどの合鍵業者にお願いするのが良いでしょう。
合鍵を依頼してから完成までは、2週間~4週間程かかる場合が多いので、余裕を持って検討する必要があります。
注意したい点としては、合鍵からその合鍵を作ることはできないことです。
ディンプルキーは複雑な構造から、ちょっとした誤差で解錠できなくなる可能性が高いからです。
もしも鍵を紛失して合鍵しか残っていないなら、ドアに設置された鍵そのものの交換が必要となります。
ただし、合鍵を作るよりも費用がかかるので、紛失しないよう注意しましょう。
ディンプルキーの合鍵を作る場合、費用は2,000円~4,000円程度かかります。

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合鍵を作る際の注意点

ディンプルキー

続いて、ディンプルキーの合鍵を作る前に知っておきたい注意点についてご紹介します。
合鍵を作る上で注意しなければならないのは、純正の鍵から作ること・登録制かどうか確認することなどがあります。
では、内容を詳しくみていきましょう。

純正の鍵から作る

まずは、必ず純正の鍵から作ることです。
先にも述べたように、ディンプルキーは防犯性能を高めるために、複雑な構造で作られています。
純正から合鍵を作る場合は特に問題がないのですが、合鍵から合鍵を作った場合、些細なズレがズレを呼び、大きなズレと可能性があります。
大きくズレた鍵を作ってしまった場合、せっかくの合鍵にも関わらず開錠できなかったり、鍵が抜けなくなってしまったりする場合もあります。
純正の鍵には、メーカーのシリアル番号が付いているので、刻印があるかどうか確認後、純正の鍵から作るようにしましょう。

登録制のディンプルキーかどうか確認する

ディンプルキーには、登録制のものが存在します。
通常のものと違い、登録制の場合は合鍵の作り方が異なります。
登録制の場合、メーカーにユーザー登録をするか物件の所有者情報を提供しないと合鍵を作ることができません。
セキュリティカードや合鍵作成の注意点が記載された用紙があるなら、きちんと保管しておきましょう。

セキュリティカードや合鍵作成注意点は、ディンプルキーを取り付けた際に渡されます。

合鍵が作れるか確認する

合鍵が作れるとは言っても、使っているディンプルキーによっては、合鍵の作製ができない場合もあります。
ディンプルキーは高い技術や道具が必要なので、合鍵を作れる業者は限られてしまうからです。

技術力に乏しいと、依頼を受けてくれない可能性もあるので、事前にディンプルキーの合鍵の作製を受け付けているかどうか確認しておきましょう。

必要な本数より1本多く作る

ディンプルキーの合鍵を作る場合におすすめしたいのが、必要な本数よりも1本多く作るということです。
これは、紛失対策だけでなく、必要以上に作らないためでもあります。
合鍵は、紛失対策やほかの家族が使用するために作る人が多いです。
だからと言って必要以上に合鍵を作るのは、鍵の管理がしにくくなってしまいます。
防犯面を考えても、必要以上の合鍵はおすすめできません。
また、普段使いするのは合鍵にして、純正は自宅に保管しておくようにすると、純正のディンプルキーが摩耗せず状態が良いままなので、合鍵が摩耗したり紛失したりしても再度合鍵が作製でき安心です。

賃貸物件の場合はあらかじめ確認する

賃貸物件の鍵がディンプルキーだった場合、合鍵を作る前に大家さんや管理会社に確認が必要です。
独断で合鍵を作るのは、後々トラブルに発展する恐れがあるため避けた方が無難です。
場合によっては断られる可能性もあるので、合鍵が必要な理由や、必要な本数をよく確認してから相談してみてください。
また、大家さんや管理会社が合鍵を保有し管理していることもあるので、どちらにしても問い合わせをした方がスムーズです。

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交換方法について

ディンプルキー

最近では、DIYが注目されていることから、鍵を自分好みのものに交換しようと考える人も多いです。
鍵の交換時に、ディンプルキーを検討する人もたくさんいるでしょう。
ここでは、鍵の交換方法についてご紹介します。

ディンプルキーの交換は自分で行うこともできます。
交換方法としては以下のような手順になっています。

・ドア側面のプレートが固定されているビスを外し、ドア側面のプレートを外す
・鍵穴にあるピンを抜き、鍵穴を外す
・新しい鍵穴を取り付け、鍵穴にピンを差し込む
・ドアの側面にプレートをビスで固定する
・施錠・解錠の動作確認をする

このように、手順を見るとシンプルで、例え初心者であっても簡単に交換することができるというのがわかります。
しっかりと手順通りに行えば、誰でも簡単に取り外し、取り付けが可能です。
ただ、交換の際は、プレートやピン、ビスなどは部品が小さいので紛失しないよう注意が必要です。

また、最後に施錠・解錠の動作確認を必ず行ってください。
動作確認の時、正常に施錠・解錠ができなければ、きちんと取り付けられていない可能性が高いです。
そんな時は、始めからもう一度やり直してみましょう。
自分での交換が難しい場合は、業者に依頼して交換してもらうことも視野に入れておくと安心です。

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こんな時は業者に依頼しよう

ディンプルキー

自分でディンプルキーの交換ができるなら問題ありませんが、作業に不安がある時や、早急に交換したい場合などのケースにおいては、始めから業者に依頼することをおすすめします。

作業が不安な場合

基本的に、ディンプルキーの交換は取り外しと取り付けというシンプルな手順ですが、自分でできるか不安な場合は無理して行わない方が良いでしょう。
というのも、不安なまま鍵の取り外しや取り付けを進めると、時間がかかってしまうだけでなく、部品を壊してしまう可能性があるからです。
ディンプルキーの部品には、プレートやピン、ビスといった小さなものも含まれます。
自分でやっても上手くいかず、結局業者に依頼するといった可能性があるなら、始めから業者に依頼すれば安心です。

すぐに交換したい場合

早急に交換したい時も、始めから業者に依頼した方が良いでしょう。
特に自分で交換をする場合、商品を選んだりドアの側面を測ったりといった準備が必要です。
一方、業者に依頼する場合は、商品選び・ドアの計測は業者に任せることができます。
さらにプロに任せることで短時間の作業で済むので、自分で交換するよりもスピーディに完了することは間違いありません。

業者によっては、ディンプルキーの交換なら依頼して当日対応できる所も少なくありません。
もちろん、ディンプルキーの交換が可能かどうか事前に調べる必要はありますが、すぐに交換したいなら当日対応可能な業者を探すのが良いでしょう。

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ディンプルキーの交換費用はどのくらい?

ディンプルキー

では、ディンプルキーを交換する場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
自分で交換する場合と、業者に依頼する場合とで分けてそれぞれご紹介します。

自分で交換する場合

自分でディンプルキーを交換する場合、費用はどのような鍵を選ぶかによって違ってきます。
例えば、安いもので良いなら費用は1,000円程度で済みますし、より防犯性が高い高価な鍵を選ぶ場合は1万円~2万円、それ以上になることもあるでしょう。

性能と予算を考えて、どの鍵を取り付けるか検討する必要があります。

業者に依頼する場合

業者に依頼する場合は、ディンプルキーの商品代金だけでなく、施工費用が上乗せされます。
施工費用は業者によって異なりますが、1万円~5万円を見ておくと良いでしょう。

また、費用相場はどのような鍵にするかで大きく変動するので、本体の購入費によって変わると考えておいてください。
さらに、ディンプルキーの交換を依頼する時間によって、割り増し料金が施工費用にプラスされるケースもあります。
場合によっては、5万円を越える金額になってしまうこともあるので、予算を多めに見積もっておいた方が安心です。

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鍵交換業者を選ぶ時のポイント

ディンプルキー

鍵の交換業者を選ぶ際には、どのような点を比較すれば良いのでしょうか?
特に、ディンプルキーのような高い技術で作られた鍵の場合、それに対応できる業者を選ぶ必要があるのではないかと悩んでしまう人もいるでしょう。
ここでは、そんな鍵業者を選ぶために見極めるべきポイントをご紹介します。

口コミを確認する

まずは、口コミの確認です。
鍵交換業者以外でも同じことが言えますが、口コミを見ることでその業者がお客さんにどのように思われているか把握できます。
ホームページや比較サイトなどには、検討している鍵交換業者の口コミが掲載されていることが多いです。

そこには、作業の効率性や丁寧さ、対応の良さなど、具体的な話も載っています。
あまりにも口コミの内容や評判が良くないなら、別の鍵交換業者を検討しましょう。
ただ、ホームページには敢えて良い口コミや評判しか載せていないケースもあります。

ホームページだけでなく、他の比較サイトでも口コミや評判を確認しておくのがポイントです。

実績などをホームページで確認する

続いて、実績の確認です。
口コミや評判と同じく、ホームページにはその鍵交換業者がこれまでに行ってきた事例や実績が掲載されており、確認することができます。
実績が多い業者の特徴は、利用者が多いということです。
利用者数が多く、リピーターもたくさんいるような業者であれば、安心して依頼できるでしょう。
ホームページにこうした実績やこれまでの利用者数、事例などが掲載されていないような所では、どのような作業をしているのか把握できません。
信頼できるかどうかを判断するためにも、施工実績が掲載されているかどうかきちんと確認しましょう。

料金がどのくらいか確認する

最後に確認しておくべきことは、料金です。
料金についてはほとんどの人が事前に調べることかもしれませんが、実はこの料金体系がわかりやすいかどうかも鍵交換業者を選ぶ際のポイントになるのです。
例えば、料金を提示する所が見やすく、初めて見た人でもだいたいの料金が把握できるようであれば問題ありません。
しかし、素人ではわかりにくい見積もりを提示してきたり、見積もりが確定した後で追加料金が発生したりするケースも少なくないのです。
優良な鍵交換業者は、鍵の種類によってある程度の料金目安を記載していることが多いです。
また、追加料金の発生有無に関しても、注意事項や事前にわかりやすいように提示されています。
もちろん、見積もり確定後に追加料金が発生することもほとんどないでしょう。
料金体系がわかりやすいかどうかでも、その業者が優良な所なのか、悪質な所なのか判断する比較ポイントになるのです。

まとめ

今回は、ディンプルキーの特徴やおすすめポイント、他の鍵との違いなどをご紹介しました。
自宅の鍵と言っても、その鍵がどのような種類か、という点までは把握できていない人の方が多いかもしれません。
ディンプルキーは、複製しにくい高い技術で作られた鍵で、ピッキングされにくく防犯性能も高いのが魅力です。
合鍵を作る際や交換の方法などには注意すべき点もありますが、様々な鍵の中でもメリットが多いのが特徴となっています。
新たに住宅を建てる際や、鍵交換が必要な時には、こうしたディンプルキーを検討してみてはいかがでしょうか?
防犯性能の高いディンプルキーであれば、きっと満足できるに違いないでしょう。

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