不動産

漏水調査にかかる費用はどれくらい?調査後の修理費用相場や水道代が高くついた時の対策も解説

漏水が起こっている箇所を修理したい場合は、まず漏水箇所を特定しなければなりません。
しかし、配管が複雑だったり、地下に埋まっていたりすると、素人では水漏れしている場所を断定することは難しいでしょう。
そんな時は、プロによる漏水調査を行うのが望ましいです。
漏水調査によって水漏れ箇所の修理を速やかに行えるため、家へのダメージも最低限に抑えられます。
今回は、漏水調査にかかる費用相場や、漏水の兆候、原因に加え、自力で漏水調査は可能なのかといったところまでご紹介します。
漏水調査を依頼する業者選びで悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

Contents

漏水調査とは

漏水調査

漏水調査とは、その名のとおりどこで水漏れが起こっているのかをチェックする調査のことを言います。
水漏れは、キッチンや洗面台などの水回りだけでなく、水道管の破裂によって起こることがあります。
見える範囲での水漏れであればすぐにわかりますが、水道管は地下に埋まっていることから、どこから水漏れしているのかを特定するのがとても難しいです。
プロによる漏水調査は、水道管の損傷など、特定しづらい部分もしっかりと把握できるため、違和感がある場合は速やかに依頼するのがおすすめです。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

漏水調査の種類

漏水調査

漏水調査は、調査に用いられる機器などによって方法が異なります。
他にも、行われる時間帯やメリット・デメリットが変わってくるため、依頼時は注意が必要です。
それぞれのメリット・デメリット、特徴などをふまえて、どの調査方法が合っているのか考えてみてください。

音聴法

漏水調査で最も一般的なのが、音聴法です。
音聴法では、「音聴棒」を使って水漏れがないかチェックしていきます。

音聴棒を蛇口やバルブといった弁栓類に直接当てていき、漏水音を探すのが基本です。
音がする場所を見つけられれば、後はその付近を細かく調査できるので、どこで水漏れが発生しているのかを特定しやすくなります。
結果的に調査期間を短縮できるため、重宝されている方法です。

埋没配管音聴法

普通の音聴法とは異なり、地下に埋まっている水道管の漏水音を調音する方法です。
埋設配管から出る音を地上から音聴するので、しっかり調査できるよう、周囲の騒音・交通量が少ない時間帯に行います。

0.5~1m間隔で音聴していきますが、調査範囲が1kmと広くても、1日で終わることがほとんどです。
しかし、業者の中にはより詳しく調査するために掘削を行うところもあります。
掘削などの大規模な調査を行う場合は、短時間で終わらない可能性もあるでしょう。
また、音聴法・埋没配管音聴法は、経験とノウハウがとても重要な方法となるため、音聴法を依頼する際は、実績などをよく確認するのがおすすめです。

ガス探知法

水道管にガスを注入し、ガス漏れの有無から水漏れを割り出す方法です。
ガス探知法の中で特に汎用性が高いと言われている「トレーサーガス式漏水調査」では、音聴法では聞き取れないほど小規模な水漏れも探知可能です。
漏水音を頼りに水漏れ箇所を特定する音聴法に比べて、早々に漏水箇所を特定できるため、非常に効率的な方法と言えます。
周囲の音も調査に影響しないため、時間帯に気を遣わずに済むのもポイントです。

ただし、調査規模が大きいほど必要なガスが増える・充満するまでに時間がかかるといったデメリットもあります。
ガス探知法は戸建て向けの漏水調査方法だと言えるでしょう。

漏水探知法

配管経路が明確な場合に用いられるのが漏水探知法です。
漏水探知法は、音聴法と同様、騒音が少ない時間帯に行われるのが一般的です。
配管経路に探知機を設置し、伝わる振動や音から漏水箇所を探し当てていきます。
探知機には漏水の音を増幅させる機能があるため、より漏水箇所を特定しやすくなるのです。
さらに、人の耳で聴き分ける必要がないため、経験が浅い人であっても、高品質な調査が期待できるメリットがあります。

管内カメラ

配管内の撮影に特化した専用のカメラを用いて、漏水箇所を特定する方法です
カメラで配管内を確認するため、経験がモノを言う音聴法や人体に影響がないとはいえ、ガスを使用するガス探知法などと比べると、安心・安全に調査できると言えます。
配管内のつまりなど、その他トラブルを見つけられるのもメリットでしょう。
管内カメラでの調査は、取り扱っている業者が少ないことも特徴です。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

漏水調査の費用はいくらかかる?調査方法別の相場

漏水調査

次に気になるのは、漏水調査にかかる費用です。
一般的な漏水調査には4つの種類があり、それぞれ調査方法にかかる費用相場は異なります。
調査方法別の費用相場を見ていきましょう。

音聴法の費用相場

音聴法はポピュラーな調査方法であることから、費用相場は8,000円~16,000円と、あまり高額にはなりません。
ちなみに、音聴法で使用される音聴棒は、20,000円~30,000円で購入可能です。
専門業者に依頼するよりも高くなりますが、定期的な漏水調査ができ、早期発見も可能になるため、長期的に見れば費用を抑えられるでしょう。

埋没配管音聴調査の費用相場

音聴法と同様、漏水音から水漏れ箇所を特定していく埋没配管音聴調査は、8,000円~30,000円が相場となっています。
音聴法と比べると高めではありますが、音聴法よりも正確に水漏れ箇所を把握できます。
埋没配管音聴調査に使う「ノイズカット式漏水調査機」は、50万円~100万円と高価なものになるため、手に入れるのは難しいでしょう。

ガス探知法の費用相場

ガス探知法の費用相場は、30,000円~40,000円です。
最も正確に水漏れ箇所を断定できる方法ですが、配管が太くなるほど必要なガスの量が増えるため、40,000円以上になることも少なくありません。
すべての業者がガス探知法を扱っているわけではないため、相見積もりがしづらいケースもあります。

漏水探知法の費用相場

音聴法よりも漏水箇所が特定しやすい漏水探知法は、12,000円~18,000円が相場です。
音聴法と比べるとやや高くはありますが、再調査が不要になる可能性が高い分、結果的に支出を抑えられるかもしれません。
漏水探知法に使われる漏水探知機は、200,000円前後で購入可能です。
調査が経験やノウハウに左右されないアイテムということで、素人でも扱える可能性が高いでしょう。

管内カメラの費用相場

管内カメラの費用相場は20,000円~50,000円です。
ガス探知法のように水漏れ箇所をピンポイントで特定できる上、配管の太さによって料金が変わることもないため、ガス探知法よりもお得にすむケースが多いです。
管内カメラについては、60,000円~600,000円で購入できます。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

漏水調査後に水漏れ修理を業者に依頼した場合の費用相場

漏水調査

漏水調査は、水漏れ箇所を特定するための調査になるため、水漏れ箇所の修理にはさらに別途費用がかかってきます。
そのため、漏水調査後に水漏れ修理を業者に依頼した場合の費用相場も知っておくのがおすすめです。
修理の費用相場を把握しておくことで、漏水調査費用しか用意していなかったなどのトラブルが防げるほか、スムーズに修理を依頼できます。
修理にかかる費用は、漏水箇所、修理内容によって大きく異なります。
さらに、出張費などの諸経費もかかってくることがあるため、注意しましょう。

【水漏れ箇所別】修理費用相場

水漏れ箇所修理費用相場
給湯器5,000円~90,000円
浴室10,000円~60,000円
トイレ5,000円~50,000円
洗面台下10,000円~30,000円
キッチンシンク下10,000円~30,000円
蛇口・水栓10,000円~30,000円

ご覧いただくとわかるとおり、水漏れ箇所によって費用が異なるのはもちろん、同じ箇所であっても修理費用が高くなることがあります。
故障や不具合を放置したり、寿命を超えて使用していたりすることによって、部品を交換するだけでは修理できないケースも少なくありません。
違和感がある時は、速やかに点検を依頼すると、修理費用を抑えられるでしょう。

【修理内容別】修理費用相場

修理内容修理費用相場
給湯器交換100,000円~250,000円
洋式便器交換25,000円~50,000円
トイレタンクの修理・部品交換15,000円〜30,000円
トイレタンク内の部品交換8,000円〜15,000円
ウォシュレットの修理・部品交換15,000円〜25,000円
蛇口の交換20,000円~40,000円
パッキンの交換・調整5,000円~15,000円

給湯器は特に修理費用が高くなります。
パッキンのみの交換で済む場合は、比較的費用は抑えられます。
とはいえ、経年劣化が見られれば、蛇口はもちろん、給湯器やトイレなど、交換せざるを得ない部分も出てくるでしょう。
費用を抑えたい場合は、安い修理業者を選ぶだけでなく、交換する部品も安いものを取り入れるなどの工夫が必要になります。

諸経費相場

諸経費費用相場
基本料金2,000円~4,000円
見積もり料金無料~3,000円
出張費無料~4,000円
作業料金2,000円〜5,000円
時間外料金3,000円~10,000円
処分費3,000円〜10,000円

諸経費に関しても、業者によって費用に差が出てきます。
特に見積もりや出張費などは、無料で行っている業者もあれば、数千円が必要になるところもあります。

見積もりや出張を無料で行う分、作業料金や基本料金が高く設定されていることもあるため、トータル的に見て安く修理できる業者を探すのが大切です。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

漏水だと気付くポイント

漏水調査

漏水を放置すると住宅の内部にまでダメージを与えてしまうため、速やかに修理することが求められます。
しかし、漏水調査は定期的に行うものではなく、漏水が疑われる時や漏水に気付いたタイミングで行うのが一般的です。
そのため、普段から漏水に気付けるよう、漏水調査をした方が良いとされる兆候を知っておくと良いでしょう。
ここからは、漏水だと気付くポイントについてご紹介します。

急に水道料金が高くなる

使用頻度や方法はいつもと変わっていないのに水道料金が高くなった時は、漏水調査が必要だと言えます。
水道料金は、水漏れした分の料金も反映されるため、水道料金が高額になれば、漏水の可能性が高いです。

いつもより数百円高いという場合も漏水の可能性があるため、過去の水道代を比べてみると良いでしょう。

水を出していなくてもメーターが作動する

水道メーターは、通常であれば、蛇口をひねって水を出したり、お風呂を沸かしたりしている時に作動します。
しかし、漏水が起こっていると、水を使っていないのにメーターが作動することがあるのです。
デジタル表示の場合は、漏水警告が出ているかどうかで、水漏れの判断が可能です。
しかし、水漏れが小規模の場合はメーターが反応しないこともあります。

床や壁に身に覚えのないシミができる

水漏れが起こって時間が経つと、床や壁に身に覚えのないシミができます。
シミが大きい・色が濃いという場合は特に速やかな修理が必要になるため、シミの状態もしっかりと確認しましょう。
放置すると住宅の内部がカビたり腐食したりして、修理する箇所が増えてしまう可能性が高いです。

身に覚えのないシミができたら、すぐに漏水調査を依頼しましょう。

水が滴る音が聞こえる

壁の内部や床下から水が滴る音が聞こえる場合は、配管から水漏れしている可能性があります。
耳をすまし、「ポタン」「ピチャン」といった音が聞こえる場合は、漏水調査で水漏れ箇所を特定する必要があるでしょう。
被害が大きく、漏水箇所が多いほど音量が大きくなるため、耳をすまさなくても聞こえる音量の場合は、特に緊急性が高いです。

速やかに漏水調査と修理を行いましょう。

トイレ・浴槽などの水回りから異臭がする

水回りから異臭がする場合も漏水が疑われます。
水漏れが悪臭の原因となる理由は、水漏れによる湿気がカビや細菌を増やしてしまうからです。

水回りの異臭に関しては、漏水以外でも起こり得ますが、水道料金や異音、水道メーターなどと併せて考えてみると、漏水の発見につながるかもしれません。

使っていないのに蛇口や床が濡れている

蛇口を閉めたのに濡れている、お風呂に入っていないのに床が濡れているという場合も漏水の可能性があります。
普段濡れていることが多い箇所であるため、あまり気付けないかもしれません。
しかし、あまりにも不自然に濡れている場合は、漏水を疑ってみても良いでしょう。
ここで見るべきなのは、吐水口だけでなく、蛇口のハンドルやシャワーホース、シャワーヘッドなどです。
特に注意したいのが、シャワーホースが伸びるタイプの蛇口です。
普段ホース部分が見えないこともあり、水漏れに気付けないケースが少なくありません。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

そもそも漏水はなぜ発生してしまうのか?

漏水調査

漏水が発生する主な原因には、「配管のトラブル」と「配管や部品の劣化」の2つのパターンに分けられます。
ここで、漏水が起きる原因について詳しく見ていきましょう。

配管のトラブルによる漏水

配管の内部や周辺に何かトラブルが起きると、漏水が発生する可能性があります。
漏水につながるトラブルには、以下の内容が挙げられます。

配管の詰まり

配管に関するよくあるトラブルと言えば、詰まりです。
特に排水管側は詰まりやすく、配管の接続部分が緩むことでそこから漏水してしまうことがあります。
最悪の事態だと、配管が破裂してしまうケースもあります。

軽度の詰まりであれば、パイプクリーナーなどを使うことで解消できます。
しかし、重度の詰まりに対しては高圧洗浄機を使うなど、本格的に洗浄を行って解消しなければなりません。
詰まりによって配管が閉塞されると排水が逆流してしまうトラブルも発生してしまいます。
定期的にパイプクリーナーなどで洗浄を行ったり、異物を配管に流さないように対策したりする必要があります。

配管の接続部の緩み

配管の接続部分に緩みが生じたり、外れたりするとそこから漏水してしまいます。
主に配管の接続部分を固定するナットなどの劣化が発生原因となりますが、地震など大きな衝撃を受けたことで接続部分が緩んでしまうこともあります。

大地震の際は配管の接続部分が外れてしまうだけではなく、給水管が破損するケースもあります。
見えないところで漏水や配管の破損が起きている場合があるため、大きな地震が発生した際は配管を確認するようにしましょう。

配管や部品の劣化による漏水

配管自体や部品が劣化したことで、漏水が起きてしまう可能性があります。
漏水の原因となる劣化症状は以下のとおりです。

パイプ・ホースの経年劣化

経年によって配管のパイプやホースが劣化すると、流れる水の水圧に耐え切れず、破損や断裂を起こすことがあります。
もともとパイプやホースは丈夫に作られており、耐用年数は10年以上となっています。
しかし、上記で述べたとおり内部で詰まりが発生すると劣化の進行が早まったり、大きな衝撃で壊れてしまったりする場合があるのです。

パッキンの経年劣化

パッキンは配管の接続部分を密封するための部品で、漏水や異物の混入を防ぐ役割があります。
このパッキンも経年劣化を起こすと接続部分がしっかり密閉されないため、漏水を起こしてしまうのです。
パッキンも10年以上の耐用年数がありますが、使用環境によって劣化の速度は変わってきます。

蛇口の経年劣化

蛇口の劣化による不具合や破損によって、漏水が起きている場合もあります。
配管とは違って蛇口は表に露出しており、さらに普段から頻繁に触れているので、外部の衝撃を受けて劣化・故障してしまうリスクが高いです。

その分、配管やパッキンと比べて漏水に早く気付きやすいので、すぐに対処できます。
蛇口から漏水している場合、止水栓を止めることで一時的に漏水を防げるので、速やかに専門業者に連絡して修理してもらいましょう。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

漏水調査は自分でもできる?

漏水調査

壁や天井、床下などを通っている水道管を個人でチェックすることは難しいものの、目視で漏水を発見できる箇所はいくつもあります。
自分でできる漏水調査のやり方をご紹介するので、業者に依頼する前に自分でチェックしてみたい方はぜひ参考にしてください。

キッチンの漏水を調べる方法

キッチンの場合、チェックしたい部分は蛇口・シャワーホース・給水管・排水接続部分です。
まずは蛇口のハンドルや吐水口に触れて、濡れていないことを確認します。
キッチンの水道は使用頻度が多い部分なので、パッキンの消耗がしてないかどうかもチェックしてみてください。
シャワーホースタイプであれば、ホース部分からも漏水していないか確認しましょう。
次にシンク下の戸棚を開いて、給水管から漏水が起きていないか確認してください。

給水管から漏水が起きている場合、床下に水が垂れてしまい腐食してしまう可能性があるので、発見次第早急に対処しましょう。
シンク下の床プレートの下部に排水接続部があるので、そこも漏水が起きていないか確認してください。

浴室の漏水を調べる方法

浴室は、蛇口やシャワーの排水口を中心にチェックします。
蛇口が設置されている壁面や吐水口に触れて、濡れていないか確認してみてください。
シャワーヘッドの故障や劣化も漏水の原因となるので、ヘッドの根元やホースから水が漏れ出していないかチェックしましょう。
他にも浴槽にお湯を張り、自然に水位が下がっている場合は排水栓が劣化している可能性が高いです。

浴室は濡れていることが多く、水回り設備の中でも漏水に気付きにくい場所になります。
そのため、できるだけ室内が乾いた状態でチェックすることをおすすめします。

洗面所の漏水を調べる方法

洗面所もキッチンと同じく、主にチェックする部分は蛇口・シャワーホース・給水管・排水接続部分です。
使ってもいないのに蛇口の吐水口やハンドルが濡れていれば、パッキンから漏水が起きている可能性があります。
また、洗面台下の棚の床が濡れていれば、給水管や排水トラップ周辺などから漏水している可能性があります。

洗面台の場合、収納棚に洗剤や掃除用具などをたくさん置いていることが多く、給水管や排水接続部からの漏水に気付きにくいことが多いです。
定期的にものをどかし、異常がないかチェックしておくことをおすすめします。

洗濯機の漏水を調べる方法

意外に見落としやすいのが、洗濯機からの漏水です。
洗濯機の漏水調査をする際は、蛇口や給水・排水ホースとの接続部分を中心に確認します。

まずは給水をストップした状態で蛇口を開き、漏水が起きていないか確認しましょう。
給水口から水漏れが起きていれば、給水ホースの接続部が緩んでいたり、傾いていたり、給水口が破損している可能性があります。
蛇口と壁の接地面から水が漏れていないかどうかもチェックしてください。

排水ホースが接続部に緩みがあるとそこから漏水することもあるので、排水ホースの周辺や防水パンが濡れていないかも確認してください。
他にも洗剤ケースやフィルターに汚れが溜まると本体内部に詰まりが生じ、水漏れが発生する原因になります。

定期的に汚れが溜まっていないか確認し、こまめに掃除をしましょう。
糸くずフィルターやゴミパッキンの破損も漏水のリスクを高めるので、破損していないか確認してください。

トイレの漏水を調べる方法

トイレの場合、便器や温水洗浄便座、給水管、接続部分をチェックしましょう。
トイレを流した後、いつまで経っても水が止まらない場合はトイレタンクの内部のパーツが破損している可能性があります。
給水管をチェックし、そこから水が漏れ出している場合は内部のパッキンが劣化していると考えられます。
また、温水洗浄便座は給水ホースとの接続部が緩むことで水漏れを起こすことがあるので、ノズルから水漏れを起こしていないか確認しましょう。
ノズル部分に水や汚れが蓄積しているのも水漏れの原因となるので、定期的に水アカを掃除すると漏水対策につながります。
まれに便座と便器の間から水漏れが起きることもあるので、そこもチェックしておきましょう。

トイレから水漏れが発生している場合、止水栓を止めることで一時的に対処できます。
そのため、止水栓を止めた上で原因を探ると良いでしょう。

屋外の漏水を調べる方法

庭やガレージなど屋外に蛇口を設置している場合、そこから漏水している可能性があります。
屋外に設置される蛇口は雨風にさらされたり、温度の影響を受けたりするので、室内のものより部品の劣化が早い傾向にあるので、定期的に漏水調査をすると安心です。

室内の蛇口と同じく、吐水口やハンドルを触って水漏れをしていないかチェックしてください。
また、蛇口周りの外壁にシミができている場合、内部で水漏れが起きている可能性が高いです。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産管理の専門性とIT技術を活かし、賃貸管理を中心とした総合不動産会社です。 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫において、賃貸管理、賃貸仲介、収益不動産の運用サポートをメイン事業として展開しており、オーナー様の資産価値向上を目的とした賃貸管理サービスを提供しています。また、空室対策、賃料査定、入居者対応の最適化に加え、法人社宅の仲介や不動産活用の提案も行っております。 AI技術を活用した精度の高い賃料査定により、市場に即した適正賃料をご提案。 まずは無料の賃料査定をお試しください。

漏水で水道料金が高くなってしまった場合にすべきこと

漏水調査

漏水が発生していると、正常時よりも水道料金が高くなってしまいます。
想像以上に水道料金が高くなっていることもあるので、負担が増えると困ってしまいます。
しかし、漏水によって水道料金が増えた場合、条件を満たしていれば減額も可能です。

水道局に減額申請書を提出する

漏水で水道料金が高くなったら、お住まいの地域の水道局に減額申請書を提出してください。
この申請を行うことで、水道料金を安くしてもらうことが可能です。
しかし、減額申請をするためには、以下3つの条件を満たす必要があります。

・故意的ではない
・漏水箇所が修理済み
・漏水発生から2ヶ月以内の申請

水回りの部品を壊してしまったなど、漏水の原因が自分にあれば減額申請は認められません。
正しく水道を使用している上で、配管や設備などに問題が生じたり、地震や豪雨などの災害が起きたりしたことで漏水が発生した場合に限り、減額申請が認められます。

減額申請の手順

漏水が起きた場合の減額申請の流れは以下のとおりです。

①水漏れを確認したら専門業者に修理を依頼する
②修理完了後に水道局から「漏水減額申請書」と取り寄せて、必要事項を記入する
②修理した業者の領収書・請求書のコピーし、減額申請書に添付して地域サービスセンターに提出する

申請後、減額が決定すると水道料金は返金されます。
具体的な申請方法は自治体によって異なるため、担当部署に確認した上で申請を行うようにしましょう。

返金される割合は5~7割が目安

減額申請を行う場合、増えた水道料金の満額が返ってくるわけではない点に注意してください。
自治体によって異なりますが、返金される割合は5~7割が目安です。

あくまでも上昇した使用量分の一部が戻ってくる制度と考えておきましょう。

漏水調査を依頼する業者の選び方

漏水調査

場所によっては自分自身で漏水調査はできますが、正確に原因を突き止めて対処するためには業者に依頼するのがおすすめです。
漏水調査に対応している業者はたくさんあるので、依頼する業者選びのポイントをご紹介します。

安さや実績などをチェックして選ぶ

漏水調査を行う業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

・対応エリア
・対応のスピード
・料金の安さ
・創業年数・施工実績
・その他の付帯サービスの内容
・口コミ・評判

まずは自分が住む住所に対応しているエリアかどうか確認します。
漏水は早急に対応が求められるトラブルなので、対応の素早さが重視されます。

業者が対応しているエリアであれば、迅速に漏水調査や修理に対応してくれる可能性があります。
また、料金がどのくらいなのかもチェックしておきましょう。
料金が安くても調査や施工などの品質が悪いという可能性もあるので、実績も確認してください。

創業から長く続いており、漏水調査や施工実績が多い業者なら安心して依頼できます。
付帯サービスが充実していれば、今後水回りに関する様々なサポートを受けられる可能性があるので、内容もチェックしておきましょう。

また、口コミ評判も業者の良し悪しを見る上での参考になるので、SNSや口コミサイトなどで確認するのがおすすめです。

複数の業者を比較して選ぶ

業者選びをする際は、複数の業者を比較することが大切です。
業者によって対応しているサービスや料金などに違いがあります。

たまたま目に付いた業者に依頼したことで、その業者の対応が悪かった場合、後々後悔する可能性があります。
急を要するトラブルだからこそ、業者選びの失敗を避けるためにも比較して、安心して依頼できる業者かどうか見極めましょう。
対象の業者が多すぎると比較がしづらいので、多くても3~5社に絞り込むのがおすすめです。

見積もりを取って怪しいと思った業者は避ける

比較する業者を選んだら、見積もりを出してもらいましょう。
見積書を比較すると相場がわかるので、見積もり金額が適正なのか判断しやすくなります。
見積もり金額がやたら高い、または安い場合、悪徳業者の可能性があるので注意しましょう。

他にも問い合わせをした時、現場の状況を確認していないのに契約やお金の話を進めたり、他者を下げて自社を持ち上げる発言があったり、危機感を煽って契約を迫るといった行動があれば注意しましょう。
見積もり請求や問い合わせの時点でどこか怪しいと感じたら、依頼を避けるのが無難です。

簡易的な漏水調査は自分自身で行えますが、目視できない場所で水漏れが起きているケースも多く、原因を突き止められない時は業者に依頼する必要があります。
業者に漏水調査を依頼すると費用がかかりますが、漏水の発覚が遅れて深刻な状態になると、修理に大きな費用がかかってしまうでしょう。
早期発見につなげるためにも、多少お金がかかっても漏水調査を行う価値があります。
水道を使い過ぎた覚えがないのに、いつもより料金が高い時は漏水を疑い、早めに業者に調査を依頼しましょう。

INA&Associates Inc.

INA&Associates Inc.は、高い専門性とITを活用したサービスを提供しています。お客様一人ひとりに寄り添った独自の価値提供を追求しています。

関連記事

TOP