人財こそ企業の最大の財産 ~すべての人が正当に評価される社会を目指して~

私たちINAは「人間的想像力と最先端のテクノロジーを融合させ、すべての人が正当に評価され、報われる社会を実現する」という使命を掲げています。本コラムでは、私が創業以来大切にしてきた「人財」に対する想いについて共有したいと思います。

「人材」ではなく「人財」という思想

私たちは意識的に「人材」ではなく「人財」という言葉を使用しています。これは、人を単なる労働力や資源として捉えるのではなく、企業にとってかけがえのない財産として位置づけているからです。私が不動産業界で長年働く中で痛感してきたのは、現場で懸命に働いている方々が正当に評価されず、報われないケースが数多く存在するという現実でした。

特に建築や不動産管理の現場に存在する多重下請け構造は、努力している人の姿が見えにくく、不透明な取引のせいで正当な報酬を得ることが難しい状況を生み出しています。この業界の構造的な課題を変えたい――その思いが2020年2月に大阪でINAを創業した理由です。

人財の成長と企業の成長

私が常に大切にしているのは、「会社の成長は社員一人ひとりの成長から生まれる」という考えです。私たちINAの最大の資産は「人財」そのものであり、その成長への積極的な投資こそが、企業の持続的な成長を支える基盤であると確信しています。

テクノロジーと人間的価値の融合

私は日々の業務を通じて、ビジネスや企業経営においても「人」が最大の財産であることを痛感しています。テクノロジーが進歩するほど、人間の創造性や想像力がより重要になる時代です。

特に不動産業界においては、物件という「モノ」を扱っているようでありながら、実際には顧客とのコミュニケーション、交渉、信頼関係の構築といった極めて人間的な要素が業務の核心を占めています。不動産取引や管理、運営の現場では、お客様のニーズやライフスタイルを理解し、誠実に対応できる「人財」こそが成功の鍵を握っています。デジタル化が進む現代であっても、人による細やかな配慮や柔軟な対応、信頼に基づいた関係性は、不動産業務において絶対に欠かせない要素なのです。

地方人財の可能性を活かす

日本は都市部と地方の間で経済的・人的リソースの偏りがあり、地方にはまだ十分に活用されていない人財が数多く存在します。その可能性を引き出すために、地方の優秀な人財を積極的に採用し、都心部物件の管理業務を遠隔で効率的に行う仕組みを作り上げております。

これにより低コストかつ高品質なサービスを提供でき、不動産オーナー様には圧倒的なメリットを提供するとともに、地方には新たな雇用と地域活性化を促します。地方での成功事例を作り出すことで、日本全体が元気になるモデルケースを示していきたいと考えています。

個人のブランディングと成長支援

INAでは社員一人ひとりの個性と強みを尊重し、それを最大限に引き出すための制度を導入しています。理念やビジョンに沿った行動を評価し、社員が自らの価値を認識し、成長意欲を高められる環境を整えています。

さらに社員自身がSNSや外部メディアを活用し、自分のブランドを構築できるよう支援しています。社内外で評価・称賛される仕組みを整えることで、社員が自信を持ち、自発的に行動できる組織を目指しています。

社員の成長が顧客へのサービス品質を向上させ、それが企業の信頼性やブランド価値の向上へと繋がります。社員個人の成功が会社の成功、ひいては社会全体の幸福に直結すると信じています。

結びに

INAは、「頑張っている人がきちんと報われるプラットフォームを作ろう」というビジョンを掲げ、不動産流通、不動産管理、テクノロジー、人財紹介業、コンサルティングの5つの領域で包括的なサービスを提供しています。

今後もINAは「人財」と「信頼」を経営の軸に据え、一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、社会に貢献できる企業であり続けたいと思います。私たちの最大の資産は「人財」そのものであり、その成長への積極的な投資こそが、企業の持続的な成長を支える基盤であると確信しています。

稲澤 大輔

稲澤 大輔

INA&Associates株式会社 代表取締役。大阪・東京・神奈川を拠点に、不動産売買・賃貸仲介・管理を手掛ける。不動産業界での豊富な経験をもとに、サービスを提供。 「企業の最も重要な資産は人財である」という理念のもと、人財育成を重視。持続可能な企業価値の創造に挑戦し続ける。

事業への想い

人への想い

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