INA&Associates株式会社(以下「INA」)では、経営において何よりも「人財」を重視しています。私たちは意識的に「人材」ではなく「人財」という言葉を用いますが、それは人を単なる労働力ではなく企業にとってかけがえのない財産と位置づけているからです。人財こそが企業の競争力を決定づけ、持続的成長の原動力になるという信念に基づいています。社員一人ひとりが失敗を恐れず挑戦し、成長し続けることこそが企業価値を生み出し、高めていく──INAはそう考えています。
人財の力を実感した経験
私自身、長年のビジネス経験を通じて「人」が最大の財産であることを痛感してきました。とりわけ不動産業界に身を置く中で、現場で懸命に努力しているにもかかわらず正当に評価されず報われない人々を数多く目にしてきたのです。このような業界の現状を目の当たりにし、「頑張っている人がきちんと報われる社会を実現したい」という強い想いを抱くようになりました。この想いこそがINA設立の原点であり、現在の経営理念にも通じています。テクノロジーや資金がどれほど発展しようとも、最後はそれらを活用する人間の創意工夫と情熱が成果を左右します。実際、日々の業務の中でも優れた人財が生み出す力を何度も実感しており、人財なくして企業の発展はあり得ないと確信しています。
INAにおける人財育成の取り組み
こうした理念のもと、INAでは人財の採用・育成を経営の最重要課題と位置づけ、次のような取り組みを行っています。まず採用においては、候補者のスキルや経験だけでなく、INAの理念・ビジョンへの共感、誠実さ、そして成長意欲を特に重視しています。企業理念に共感し、自らの役割を理解して主体的に取り組める人こそが、真に企業価値を高めてくれると信じているからです。実際、INAでは「事業を通じて関わるすべての方の幸せを実現する」というビジョンに共感し体現できる人財を採用基準としています。
また育成・研修制度においても、社員一人ひとりが現状に満足せず、失敗を恐れず新たな挑戦に踏み出しながら長期的に成長できるよう徹底した支援を行っています。具体的には、キャリア面談の実施やメンター制度の導入、社外セミナー受講支援や資格取得奨励制度など、多面的な育成プログラムを整備しています。社内においても異なる部署のプロジェクトに参画するジョブローテーション制度や、最新IT技術に関する社内勉強会の開催など、常に新しい知見を得て自身を高められる機会を提供し、社員が現状に留まらない成長に挑める風土を育んでいます。こうした社員育成への積極的な投資と環境整備は、企業が長期的に成功する上で欠かせないとINAは考えており、実践しています。
育成した人財の活躍によって生み出される価値は計り知れません。社員が自身の強みを伸ばし専門性を高めることで業務効率やサービス品質が向上し、それが顧客満足度の向上や企業の収益性アップといった形で会社の価値向上につながっています。
特に不動産業務においては、物件という「モノ」を扱うように見えて、実際にはお客様とのコミュニケーションや信頼関係の構築といった人間的要素こそが業務の核心を占めています。デジタル化が進む現代においても、人による細やかな対応や柔軟な交渉、信頼に基づく関係性は不動産価値向上のために欠かせない要素です。
優れた人財が真摯にお客様に向き合うことで入居者やオーナー様の満足度が高まり、結果として空室率の低減や資産価値の維持・向上にも大きく寄与しています。事実、「社員の成長なくして企業の成長なし」という言葉の通り、社員一人ひとりの成長が組織全体の活性化と業績向上の原動力になることを私たちは実感しています。
以上のようにINAにとって人財こそが企業成長の核であり、最大の経営資源です。私たちはこれからも人財への投資を惜しまず、社員が最大限に力を発揮できる環境づくりに努めてまいります。人財こそがINAの競争優位を支える唯一無二の資産であり、その成長を支援し続けることが企業の持続的成長を支える基盤であると確信しています。この揺るぎない信念のもと、INAは“人財ファースト”の経営を貫き、今後も企業価値と不動産価値の向上に挑戦し続けてまいります。
