レンジフードの交換は必要!?耐用年数や交換の目安は?

レンジフードは、キッチンの中でも手入れが後回しになってしまいがちな場所の一つです。
こまめに掃除を行えば汚れが目立つことはありませんが、メンテナンスを怠ると油汚れなどで手入れが大変になってしまったという経験がある人もいるでしょう。
メンテナンスの手間を省くためには、掃除が楽にできるタイプへの交換をおすすめされるケースもあります。
今回は、そんなレンジフードの交換は必要なのか、耐用年数はどのくらいなのか、などの疑問に答えていきます。

Contents

毎日使うレンジフードとは?気になる交換時期について

レンジフード

レンジフードは掃除に手間がかかってしまう場所ですが、毎日使う設備です。
まずは、レンジフードの役割や知っておきたい交換時期についてご紹介します。

レンジフードは排気設備

レンジフードは、コンロの上部に設置されている排気設備です。
コンロに覆いかぶさるような形で設置されています。
ステンレス製などのフードと呼ばれる部分やフィルター、ファンを含む総称がレンジフードです。
ファンの前にフィルターが設置されているので、ファンには汚れが付きにくくなっています。
中には、コンロと連動しているタイプもあります。
コンロと連動していると非常に便利なので、リフォーム時にそのようなタイプのレンジフードに交換するケースも多いです。

換気扇とは違う?

レンジフードは換気扇と同じようなものだと思っている人も多いでしょう。
確かにどちらも役割は似ています。
しかし、空気を排出する仕組みに大きな違いがあるのです。
換気扇の場合はプロペラファンが壁に設置されているため、屋外にそのまま排出されます。
一方、レンジフードに使用されているシロッコファンです。
シロッコファンは、縦長の羽が円筒のように配置されており、稼働中の音が静かです。
また、ダクトを通すので外気からの影響を受けにくいといった特徴もあります。
壁に面していないことから、集合住宅でも採用されるケースが多いです。
羽の形が違うターボファンを採用したレンジフードもありますが、風量がアップしている以外の違いはありません。

気になる交換時期は?

レンジフードの交換時期は使用頻度などの条件によって異なりますが、8~10年を目安に検討するようにしましょう。
こまめに掃除をしていたとしても、劣化は避けられません。
交換時期を過ぎたレンジフードは、不具合も生じやすくなってしまいます。
スイッチを入れたのに動いてくれない、レンジフードの内部からおかしな音がするなどの不具合が生じた場合は、使わないようにしましょう。

万が一不具合が生じたら、業者に依頼して交換することをおすすめします。

故障したらすぐ交換すべき!

レンジフードは10年ほどで交換するのが望ましいと言われています。
しかし、使い方によってはそれよりも早く劣化してしまう可能性があるのでちょっとした変化にも気が付けるようにしましょう。
使用頻度が高かったり、油を使う料理が多かったりする場合は、レンジフードの劣化が早まる可能性が高いです。
手入れを怠っていると汚れの蓄積や破損にも気付きにくくなるので、吸い込みの悪さなどを感じたら早めに交換を検討してください。

INA&Associates株式会社

INA&Associates Inc.は、不動産、IT、投資などにおける専門性と技術を活かし、「不動産」×「IT」を実現するために発生する、複雑な事柄に真摯に向き合い、”不動産をもっと分かりやすく。住まいを探されている方にとってもっと使いやすく。取引をもっとスムーズに。” 不動産×ITで独自の価値をお客様に提供することを目指しています。

経年劣化はどこで判断できる?

レンジフード

レンジフードの経年劣化は、設置してからの年数が第一の指標となります。
しかし、その他にも現れる症状から劣化状況を判断することも可能です。
では、どのような点を確認すべきなのか見ていきましょう。

排気量

排気量は、レンジフードの動作部分にティッシュを近づけることで吸い込みの具合を判断します。
フィルター部分にティッシュが張り付くようであれば、問題はありません。
しかし、吸い付かない場合は換気能力が弱くなっているため、劣化している可能性が高いと言えます。
劣化してしまうと、モーターが寿命を迎えていたり、汚れによって吸気不足に陥ったりしていることが考えられます。
その結果排気量が弱くなり、煙やニオイをしっかりと換気できなくなってしまうのです。
掃除をしても排気量に変化がない場合は、レンジフードを交換するようにしましょう。

運転中の音は、最も気が付きやすいポイントになります。
音によって不具合の状況も異なるため、どのような音が鳴るようになったのか確認してみましょう。
「ゴー」や「ブォー」といった風のような音がする場合は、ファンやプロペラに油汚れやほこりなどが付着している可能性が高く、掃除で改善するケースも多いです。
「キュルキュル」など何かが擦れているような音はする場合は、ファンやプロペラの潤滑油が不足している可能性が高く、補充することで改善する場合があります。
「ジー」や「ピー」などの音が長く続く場合は、部品のどこかに錆が生じている可能性が高く、レンジフード自体の交換が必要となると考えた方が良いでしょう。
「カラカラ」や「カカカ」などの軽い音、または「キーン」などの高い音が鳴る場合は、モーターの軸がずれていたり、いくつかの要素は組み合わさる経年劣化が原因だったりすることも考えられます。
経年劣化などが原因となると掃除だけでは改善しないことがあるので、そのような場合はレンジフード自体の交換を検討してください。

振動

レンジフードが経年劣化によって交換すべきか見極めるには、振動の有無も確認してみましょう。
ぱっと見で気にならないような軽い振動であれば問題はありませんが、激しい振動がある場合は要注意です。

激しく振動していると、ファンのスピナーや部品を支えているネジが緩んでいる可能性があります。
ネジを閉めれば改善するケースもありますが、変わらない場合は交換のタイミングだと考えて良いでしょう。
また、吸気に問題がないのに激しく振動したり、ファンが変形したりしている場合も、レンジフード自体を交換すべきだと言えます。

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レンジフードの種類について

レンジフード

レンジフードには、形が異なる3つの種類があります。
続いては、レンジフードの種類について詳しく解説していきましょう。

ブーツ型(深型・スタンダード型)

ブーツ型は、本体の大きさがブーツのような形をしているレンジフードです。
深型やスタンダード型と呼ばれる場合もあります。
一般的に普及しているのはこのタイプなので、スタンダード型と呼ばれています。

空気を吸い込む部分が広くなっているため、換気性能の安定感に定評がある形です。
風が強くなりがちな高層階や、隙間風が多めの間取りにも最適な形状として知られています。
また、レンジフードの面積が大きめになっているのでリメイクシートなどを活用しておしゃれなキッチンにできるのも魅力の一つです。
しかし、内部の構造はやや複雑なので、掃除を自分でやろうとすると大変なのが難点です。

薄型(スリム型)

最近のレンジフードは、薄型を採用しているモデルも多くなっています。
スリムな形状となっているので、スリム型と呼ばれることもあります。
地面と平行になったフラットなボディがスマートな印象を作り上げてくれるので、モダンなキッチンにも最適です。

本体の真下に付いている整流板は、四方から空気を取り込めるようになっています。
吸い込み口は狭めになっているので、まるで隙間風のように素早く吸引できるような仕組みになっているのです。
コーティングが施されているタイプやフィルターがないタイプもあります。
機能性が高いため、設置する際のコストも高くなってしまうのが難点です。

しかし、継ぎ目がなくて掃除をしやすいシンプルな構造なので、リフォームをする時に薄型のレンジフードを選ぶ人は増えています。

浅型(フラット型・平型)

浅型のレンジフードは、形状が薄くてコンパクトです。
先に紹介した2種類尾レンジフードよりも縦の幅がなくて薄いので、フラット型や平型と呼ぶ場合もあります。
キッチンが狭い場合や天井が低い場合などにおすすめです。
掃除をする時は真上を向かなければいけないため、大変だと感じてしまうのが難点です。
しかし、使い捨てのレンジフードカバーを活用すれば、掃除がしやすくなります。
レンジフードカバーは、100均にもあるので探してみると良いでしょう。

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排気ファンの種類について

排気ファン

レンジフードだけではなく、排気ファンにも種類があります。
排気ファンによって換気量や排気性に違いがあり、向いている住宅も異なります。

プロペラファン

プロペラファンは、最も多く採用されているタイプです。
価格が安価で取り付けが簡単にできるため、取り入れているケースが多くなっています。

また、排気量や風量も多いのでメリットが多い排気ファンだと言えるでしょう。
しかし、気密性が高い部屋だと風量が落ちてしまうというデメリットもあります。
そのため、戸建て住宅やアパートで採用されることが多いです。

ターボファン

ターボファンは、最も効率的に換気ができると言われているタイプです。
浅型のレンジフードで採用されているケースが多いのがターボファンになります。
後ろ向きで幅が広い羽が付いているという特徴的な見た目をしています。
外の風による影響を受けにくく、風量は小さめです。
そのため、プロペラファンと比べると換気量はやや劣ってしまいます。
しかし音に関しては、プロペラファンと比べると静かなので音が気になる場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
掃除のしやすさもプロペラファンに勝っています。
そんなターボファンは、戸建て住宅での人気が高まっています。
中層階や高層階の建物でダクト排気する場合にも適しているので、より幅広い物件で採用されている排気ファンです。

シロッコファン

深型のレンジフードに多く採用されているのがシロッコファンです。
シロッコファンは、円形の枠に細かい羽がいくつもついている形状が特徴的です。
空気を外に押し出す排気性が高いのがメリットとなっています。
高層マンションや集合住宅に適した排気ファンとして使われています。
しかし、どのような住宅にも設置できるので最近のレンジフードにはシロッコファンが標準搭載となっているタイプが増えているのです。

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レンジフードへ交換!メリットは?

レンジフード

換気扇からレンジフードへの交換を考えている人の中には、どのようなメリットがあるのか知りたいと思っている人もいるでしょう。
続いては、換気扇からレンジフードに交換することで期待できるメリットについてご紹介します。

換気扇より音が静か

レンジフードと換気扇を比べてみると、音に違いがあります。
換気扇は、外とダイレクトにつながっているため、どうしても音が気になりやすくなります。
一方レンジフードは、外とダクトでつながっているので一定の距離が生まれるのです。
その結果、換気扇よりも音が気にならなくなります。
レンジフードの中でもさらに静穏性を求めているなら、ターボファンの採用がおすすめです。

ターボファンはコストが高くなってしまいますが、静かなので快適な居住空間を実現しやすくなります。
家族との会話をしやすくなったり、テレビを見やすくなったりするのは、レンジフードに交換することで得られる大きなメリットだと言えるでしょう。

レンジフードは稼働時の音が換気扇よりも小さいので、普段の換気にも活用できます。
窓から新鮮な空気を取り込みながらレンジフードで空気を外に出すと、換気の速度は4倍にもなると言われています。
レンジフードによっては常時換気機能を搭載したタイプもあるので、導入時はそのようなタイプもぜひチェックしてみてください。

屋外側の壁以外にも設置可能

換気扇の場合は、屋外に面している壁にしか設置できません。
一方レンジフードの場合は、ダクトを通じて排気するので屋外に面していなくても問題なく設置できます。

設置場所だけではなく、形状も選べるので室内のインテリアを損なわずに済むというメリットも享受できます。
リフォームでダクトを壁の中に隠したり、フラットタイプのレンジフードを選んで室内空間を広げたりすることも可能です。
自分だけのオリジナルな空間をリフォームで作り上げたい場合にも、レンジフードは魅力的です。

レンジフードは自体の存在感も大きいので、アレンジをすることでキッチンの雰囲気を大きく変えられるのも交換することで得られるメリットだと言えます。
キッチン全体をリフォームする場合は、アレンジ次第でより統一感のある見た目に仕上がるでしょう。

電気代が安価傾向

機能性に優れたレンジフードを取り入れると、電気代が高くなってしまうのではないかと不安になる人もいるでしょう。
しかし実際は、24時間付けたままにしていても1ヶ月あたりおよそ550円という安さで収まります。
実際の使い方では24時間付けっぱなしにすることはないと考えられるため、さらに電気代は抑えられるでしょう。
換気扇からレンジフードへの交換を迷っている理由が電気代であれば、迷う必要はないと言えます。

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レンジフードの交換は自分でもできる?

レンジフード

「レンジフードを交換したいけど、いちいち業者に依頼するのは面倒」「費用がいくらかかるのか心配」など、できれば自分で交換したいと考えるかもしれません。
実際、レンジフードの交換は自分ですることも可能です。
しかし、自分で交換する場合には気をつけなければならない注意点も多々あるので、詳しく紹介していきます。

危険性について

レンジフードの交換は、思っている以上に重労働で素人には難易度が高いです。
なぜなら、設置する位置によっては電気工事が必要だったり、シロッコファンのレンジフード交換ではダクト工事が必要だったりと、場合によっては電気工事士の資格がなければ行えないからです。
万が一電気工事が必要なく交換ができたとしても、撤去したレンジフードを処理するのにも手間が掛かり大変です。
また、下記で詳しく解説しますが、破損や吸気漏れ、あるいは火事を引き起こす危険性もあります。
こうしたトラブルを避けるためには、信頼できる工事業者に依頼するのも大切です。

本体の選び方を間違える可能性も

レンジフードには、プロペラファンやターボファン、シロッコファンなどいくつかの種類がありますが、本体選びを間違えると交換自体できなくなってしまう可能性があります。
レンジフードは、ただデザイン性や機能面を重視して選んで良いものではありません。
現在使用しているレンジフードと異なるタイプでは、取り付けできないこともあるのです。
そのため、レンジフードの交換ではこれから紹介する以下の点をよく確認し、選ぶことも大切です。

・レンジフードのサイズ
レンジフードの幅は、60cm、75cm、90cmの3種類あります。
サイズが異なると設置できない可能性があるため、基本的には現在使用しているものと同じサイズを選ぶと良いです。
消防法によりコンロの天板以上のサイズにするよう定められているため、その点も考慮して選ぶことが大切です。
また、ブーツ型からスリム型のレンジフードに交換するなど、違う形状のものを選ぶ際は、高さの変更が必要になることもあるため、事前にしっかり確認することをおすすめします。

・交換するファンの特性
レンジフードの交換では、違う形状のものを選ぶことも少なくありませんが、ファンによってそれぞれ特性が異なります。
交換する際はデザイン性などだけでなく、ファンの特性も理解し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

・給気口の確保
どんなに性能の良いものでも、きちんと吸気できなければその性能を存分に発揮することはできません。
夏や冬など季節によっては室内を締め切った状態で使用することも多いため、給気口の場所はあるか事前にしっかり確認しておきましょう。

破損や排気漏れで失敗する可能性もある

レンジフードは正しく交換できないとダクトの接続不良を招きます。
ダクトの接続不良が発生すれば、レンジフード本来の排気能力が十分発揮されないため、ガス調理器を使用した際に換気不良によって一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、火災につながる危険性もあるため、注意が必要です。

また、レンジフードは油汚れなどで非常に滑りやすくなっています。
ただでさえ高い所にあり、外すのも大変でなおかつ滑りやすいとなると、落下させる危険性も高いです。

万が一落下させてしまうと、レンジフード自体の破損だけでなく、調理器や壁など周囲のものまで壊す可能性があるため、外す際は特に注意が必要です。

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レンジフードは部分的に交換できる!?

レンジフード

レンジフードの交換は、「本体のみ」「キッチン全体」そして「パーツのみ」といった3パターンに分けられ、部分的に交換することも可能です。
ここでは、部分的に交換できるパーツや費用の説明をしていきます。

レンジフードパーツの交換と費用

レンジフードの部品は、モーター、スイッチ、プロペラファンの部品に分かれています。
故障の度合いによっては本体を交換せずとも修理やパーツ交換のみで済む場合もあります。
パーツの交換費用は業者によって異なりますが、本体をまるごと交換する場合に比べると安価で済むことが多いです。

例えば、レンジフードのモーターやスイッチの故障は修理やパーツ交換で済むこともあるため、調子が悪いと思ったら、まずは業者に依頼し修理できるか確認してみることをおすすめします。

モーター

モーターはレンジフードのファンを回すために欠かせないパーツです。
もし故障し交換が必要になった場合、モーター交換の費用相場はおおよそ2万5,000~3万5,000円です。

換気扇を回した際にモーター部分から異音がしたら、オイル不足やモーター内部の備品に異変が起きている可能性があります。
そのまま放置して使い続けると故障の原因となるため、聞きなれない音がするなどいつもと異なる音がした場合は、すぐにスイッチを切り、専門業者に点検をお願いしましょう。
また、換気扇のお手入れをする際、ファンを取り外したままスイッチを入れるとモーターの温度が上昇し故障を引き起こす恐れがあります。
故障させないためにも、スイッチを入れる時は必ずファンを取り付けてからにしましょう。

スイッチ

電源を入れたり切ったりしているのに正常に作動しない場合、スイッチが故障している可能性があります。
スイッチの交換における費用相場は、おおよそ2万~3万です。
スイッチの故障の原因は、断線や回路の焼き付き、油やほこりによる接触不良などが挙げられます。
また、スイッチのバネや金具など部品の劣化により、電源が利かなくなることもあります。
不具合が生じた場合は、すぐに専門業者に点検を依頼すると良いでしょう。

プロペラファン

スイッチを入れた際、「ゴーゴー」「ブーン」など重い異音がする場合、プロペラファンが故障している可能性があります。
プロペラファンの交換費用の相場は、おおよそ1万5,000~2万5,000円です。

プロペラファンの故障の原因は、油やホコリなどの付着による場合が多いです。
レンジフードは常にコンロの熱や油にさらされているため、汚れも蓄積しやすいです。
もし、プロペラファンの異常を感じたら、レンジフードの表面を軽く触ってみてください。
いつもより振動が大きい場合、プロペラファンの破損や変形、あるいは油汚れによる回転軸のズレによる故障の可能性が高いです。
また、ゴミの付着やフロントカバーのズレも異音や振動の原因になり得るため、おかしいと感じたら一度チェックしてみると良いでしょう。

本体

パーツの交換だけでは治らない場合は、レンジフード本体を交換する必要があります。
一般的にレンジフードの寿命は10年前後と言われています。
レンジフードによって耐用年数は異なりますが、使用年数によっては本体の交換も検討すると良いでしょう。
レンジフード本体の交換費用の相場はおおよそ16万~25万円です。
この費用には、本体の購入費用のほか、取り付け工事費用も含まれます。
さらに個々の状況によっては、部材費用やオプション費用が発生することもあります。
レンジフード本体を交換する際は、事前に専門業者にしっかり確認することをおすすめします。

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レンジフードを選ぶには?以下の点に注意しよう

レンジフード

今や様々な企業から種類豊富なレンジフードが販売されているため、どれを選べば良いのか迷ってしまうという方も少なくありません。
そこで、レンジフードを選ぶ際に注意した方が良い点についてご紹介していきます。
レンジフード選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

幅のサイズ

先ほども軽く紹介しましたが、一般的にレンジフードの幅は60cm、75cm、90cmの3種類です。
消防法により、設置しているコンロよりも幅の広いレンジフードを取り付けることが義務付けられています。

どのサイズにしようか悩まれている方は、現在使用しているレンジフードと同じサイズを選ぶと良いでしょう。

設置スペースや高さ

レンジフードの高さも消防法・建築基準法によりコンロから80~100cmと定められているため、基準を満たすものを選びましょう。
現在使用しているレンジフードと高さの異なるものを選ぶ場合、取り付け面が露出することがあり、場合によっては追加施工が必要です。

反対に天井高になる場合は、専用の横幕板を使用し長さを出すことも可能です。

排気量

選ぶレンジフードによって排気量が異なります。
例えばシロッコファンはダクト内に空気を押し出すパワーも優れているものの、プロペラファンに比べると排気量が若干劣る傾向にあります。
その分音も静かであるなどメリットもありますが、複数のコンロを同時に使用する場合、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。

部品の多さ

レンジフードを綺麗に保つには、日頃のお手入れが大切です。
しかし、内部パーツの多いものは気軽にしにくい部分が難点です。
特にファンがコンロと並行になっているフラットタイプは、真上を見上げて作業しなければならず、負担も大きいです。
なかなかこまめ手入れするのが難しいという方は、自動洗浄機能や防汚加工されているものを選んだり、清掃業者に依頼したりするのも一つの方法です。

便利な機能

最近では、レンジフードの内部やファンが汚れにくくなっており、お手入れが簡単なものも多数販売されています。
特にリクシルのオイルスマッシャー機能付きのレンジフードなら、吸い込んだ油煙を油と空気も分離させるため、ファンまで油汚れが届きにくいです。
こういった便利機能を兼ね備えたレンジフードもおすすめです。

コンロと連動する商品も

レンジフードの中にはコンロと連動している製品もあります。
コンロのオン・オフに合わせてレンジフードも作動するため、付け忘れや消し忘れの心配もありません。
いちいち付けたり消したりするのが面倒と感じる方におすすめの機能です。

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レンジフードの便利な機能を紹介!

レンジフード

最後に、メーカー別にお手入れしやすい便利機能を兼ね備えたレンジフードをご紹介します。

TOTO「スーパークリーンフード」

TOTOのスーパークリーンフードは取り外しが簡単なシンプルな構造でできており、基本的なお手入れは一番外側に接している整流板の表面を拭くだけです。
また、洗わなければいけない部品は4つだけなので、日常的なお手入れはもちろん、大掃除でも手間なく作業が可能です。

LIXIL「よごれんフード」

LIXILのよごれんフードは、先ほどもご紹介したオイルスマッシャー機能を搭載したレンジフードです。
汚れの元となる油分が入らないようブロックしてくれるので、フード内部はもちろんファンも汚れにくいのが特徴です。

フッ素コート加工により、普段のお手入れは軽く拭くだけで綺麗な状態をキープできます。

クリナップ「洗エールレンジフード」

クリナップの洗エールレンジフードは、業界初の自動洗浄機能を搭載したレンジフードです。
給湯トレイにお湯をセットしたら、あとはボタンを押すだけでフィルターとファンを自動洗浄してくれます。
さらに、省エネナビの搭載により節水・節電にも効果的な多機能レンジフードです。

Panasonic「エコナビ搭載 さっとれるフード」

Panasonicのエコナビ搭載 さっとれるフードは、その名の通りフードの内外に付着した汚れを拭くだけでさっと取れる有機親水コーティングが特徴です。
ワンタッチで各パーツが外せる便利な仕様に加えて、ファン部分はフッ素加工されているので、汚れも拭くだけで簡単に落とせます。

コンロ上の温度を検知し、自動で換気風量を調節するエコナビ機能も搭載しているので、電気代の削減にも効果的です。

タカラスタンダード「VRAタイプ」

タカラスタンダードの高品質なホーローが使われたレンジフードは、水や油汚れに強いのが特徴です。
ファンやフィルターもワンタッチでつけ外しができる上、ホーローならではの耐久性を兼ね備えているので、日頃のお手入れも楽々です。

まとめ

今回は、レンジフードの交換をテーマに、レンジフードの交換時期や種類、交換する際の注意点などを詳しく解説してきました。
レンジフードの基本的な使用期間はだいたい10年と言われています。
パーツの交換で済む場合もあるので、もし不調を感じたら、専門業者に点検や修理を依頼することをおすすめします。
また、レンジフードは自分で交換することも可能ですが、場合によっては電気工事が必要になることもあり、作業が難しいことも多いです。
そんな時は無理をせず、信頼できる専門業者に依頼すると良いでしょう。

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